楽しいはずの離乳食作りですが、出汁やしたごしらえなど丁寧な食文化が根強い日本では「一から手作りしなくちゃ」とプレッシャーを感じるママも多いのではないでしょうか。ただでさえ睡眠時間も短く慌ただしい子育て中、離乳食作りがプレッシャーになるの、イヤですよね……。
日本式離乳食のスタンダードにこだわらない
私が子育て情報をいつもチェックしているあんふぁんWebにこんな記事を発見しました!
記事の中では、10倍がゆから息子さんの離乳食をスタートしたゆうきさんが、せっかく作ったおかゆを拒否されて心が折れそうになった体験が綴られています。
海外式にスイッチしたら時短&簡単
ルーマニア人の夫を持つゆうきさんは、しばらくしてルーマニア式の離乳食を知り目からウロコ。ジャガイモのピューレや、お湯で溶かすだけのトウモロコシ粉などを活用するルーマニアの時短&簡単な離乳食づくりを教わり、日本のスタンダードにこだわることをやめたそうです。
キーワードは「頑張りすぎない」
うらごし野菜を牛乳で溶いてポダージュスープにしているなど、ゆうきさんの時短離乳食作りは参考にしたいアイディアがいっぱいです。何より「いつかはお米も食べるでしょう」と気楽にかまえているゆうきさんのおおらかさに思わず「いいね!」を押したくなりました。
海外在住の日本人ママはベビーフードを上手に活用
では、海外で暮らす日本人ママたちは、離乳食は日本式でおこなっているのでしょうか。昨年、コロナ前にシンガポールへ赴任した1歳の男の子ママのNahoさんに、ベビーフード事情を聞いてみました。
スーパーにはオーガニックベビーフードが充実
赴任直後、まだキッチン用品も揃っていない時期に、日本から持ってきたベビーフードが切れてしまったというNahoさん。
シンガポールのスーパーマーケットにベビーフードを買いに行くと、実にたくさんの種類のベビーフードが並んでいて「どれを選んでいいのか迷うほどだった」とか。「オーガニックという表示のものが日本より多くて、とりあえず美味しそうな物を選びました」。
実際に食べさせると…美味しそうによく食べる!
純和食の離乳食だけを食べさせていたので、ちゃんと食べるか心配しつつも、現地のスーパーで買った離乳食をあげてみると、パクパクと美味しそうによく食べてくれたそうです!
スプーンにとりやすい形状のチューブタイプは、軽くて持ち運びにも便利。外出時やコロナで買い物もままならない時期にも、ストックしておいたベビーフードが引き続き活躍したそう。
手作り離乳食には日本食材が欠かせない
最近は少しずつ食べられる食材も増えて、手作りの離乳食を作ったり、外出時やお昼にはベーカリーのパンに野菜メインの市販のベビーフードを組み合わせているそう。
「シンガポールでは、日本の食材を扱う日系スーパーがあるので、ほとんどそこで食材は揃えています。納豆が5シンガポールドルととても高いですが(涙)。野菜も栄養素がわかるので日本のものを買うことがまだ多いですね。こちらの野菜では、オーガニックの青梗菜や豆苗などはよく離乳食にも使っています。
レストランのおかゆなどは味が濃いのでまだあげられませんが、いろいろな味に少しづつチャレンジさせたいですね」(Nahoさん)
離乳食を作らない離乳食“BLW”という新しいやり方
ここまで、時短離乳食や市販のベビーフードを活用するママたちを紹介してきましたが、あんふぁんWebで発見した新しいスタイルの離乳食の記事もご紹介しましょう。
こんなに楽でいいの?“離乳食を作らない離乳食”、BLW(ベビーレッドウィーニング)
BLW=「Baby Led(赤ちゃんに任せる、自ら行う) Weaning (離乳)」。ざっくり訳すと、赤ちゃんが食べたいものを自分で食べる離乳食のことだそうです。
つぶす手間もお皿も不要!赤ちゃんが自分で食べるスタイル
つぶした状態にする必要がなく、赤ちゃんがいろいろな食感を楽しむスタイルのBLWは、ママが口に運ぶ必要もないため手間もかからないんだとか。
また、赤ちゃんが自分の手で食べ物を掴むので、指の筋肉、手と目の動きのトレーニングにも効果があり、自分でやる(食べる)という意識が高まり自立にもつながると言われているそうです。
イギリスから始まり、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカでもポピュラーになりつつあるそうで、今後は日本にも普及するかも!?(10年前に知りたかった!)
「あんふぁん」とは?
今回、離乳食の記事をチェックした「あんふぁん」とは、育児のノウハウやお悩み、おでかけ、手作り・工作、季節の行事・イベント、ランドセル・入学準備など、ママ発信の子育て情報が満載のフリーマガジンで、主に幼稚園に配布されています。
また、保育園を中心に配布されている、働くママを応援する「ぎゅって」も姉妹媒体フリーマガジンとしてあります。
下記の公式サイトからも、あんふぁん・ぎゅっての冊子が見れますので、ぜひチェックしてみて。
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◆この記事を書いたのは
HugKum編集部 S子
小学3年、5年生男児の母。最近友達が出産ラッシュで赤ちゃんがまわりにいっぱい。我が子の赤ちゃんだった時期を思い出そうとするも、けっこう忘れてしまっていることに気づき、育児日記をつけておけばよかったと後悔中。写真保存は「ALBUS」を愛用。よく贈る出産祝いは「エイデンアンドアネイ」のおくるみ。