長引くコロナ禍でイライラ&モヤモヤしていませんか。そんなときにゆったりとヨガを行うと、気持が落ち着きリフレッシュできます。忙しい毎日でも簡単にできるヨガのポーズを、チャンネル登録者数110万人の人気ヨガYouTuber「B-life」のMarikoさんに教えてもらいました。
ヨガで呼吸を深めるとざわついた心が穏やかに
イライラ&モヤモヤしているときは、心身が緊張して呼吸が浅くなっています。ヨガでゆっくりと体を動かしながら呼吸を深めると、体の力が抜けて気持ちがスッキリします。
一つのポーズにかける時間は1分ほど。呼吸を感じながら、ゆったりと行いましょう。
呼吸は鼻から吸って鼻から吐く腹式呼吸が、ヨガの基本ですが、口から吐いたほうが力を抜きやすいなら、口から吐いてもOKです。吐く呼吸を長くすると、次の呼吸も入ってきやすくなります。ため息のように「ハーッ」「フーッ」と大きく吐いても、リラックスできます。ただし呼吸を意識しすぎると、むせることもあるので、ここちよく呼吸しながら行い、慣れてきたら深めましょう。
では、おすすめのヨガのポーズをご紹介していきます。
胸を開いて気持ちスッキリ!「扇のポーズ」
ふだん下げている手を持ち上げることで、体側の筋肉が伸びて、呼吸が深まります。全身に酸素が行きわたり、脳も体もスッキリします。肩こりや腰痛に悩まされている人もぜひ。
1 片足を曲げて、かかとを体の中心部に引き寄せる。もう片方の足は、横に伸ばせる範囲で伸ばす。横に伸ばせなければ、前に伸ばしてもOK。
2 片手を上げて息を吐き、伸ばしている足の方に、上体を真横に傾ける。上げた手が前に倒れないように注意。目線は手に向ける。左右行う。
座ったままでグルグル「正座で胸&首ほぐし」
猫背で縮まりやすい胸まわりをほぐすことで、呼吸が入りやすくなり、心が落ち着きます。胸まわりをやわらかくすると、首こりや肩こり、腰痛も緩和されます。
1 正座の姿勢で、両方の手を頭の後ろに添える。息を吸うときに胸を大きく広げる。
2 ひじを上げて息を吸ったら、息を吐いて側屈し、胸を開く。ひじもしっかり開く。
3 頭を下げたときに首のストレッチが感じられる。首を下から反対側にまわしながら、頭を持ち上げる。
4 再び、息を吸いながらひじを上げて頭を上げる。ひじを開くと胸の伸びがよくなる。
夜寝る前に行うとぐっすり熟睡!
いかがでしたか? これらのヨガは、日中はもちろん、夜寝る前に行うのもおすすめ。活動すると優位に働く交感神経から、休むと優位に働く副交感神経へと、うまく自律神経の切りかえができるからです。
ポーズをとっているうちに、だんだんと眠くなります。そのタイミングを逃さず、そのままベッドに入れば、ぐっすりと熟睡できます。良質の睡眠が得られれば、心身のコンディションがととのい、翌朝は気分よく目覚めることができるはずです。ぜひお試しください。
B-life(ビーライフ)
インストラクターのMarikoと夫のTomoyaが運営するYouTubeチャンネル。2016年4月から活動をスタート。Marikoのわかりやすいアドバイスと視聴者のニーズに合わせたきめ細かいプログラム、Tomoyaが作るクオリティの高い映像が評判を呼び、2020年9月にはチャンネル登録者数100万人を突破。日本で一番人気のあるヨガYouTuberに。最新刊に『寝る前10分 魔法の寝落ちヨガ』がある。https://b-life.style
チャンネル登録者数110万人のNo.1ヨガYouTuber、B-lifeの安眠リラックスヨガ 。ライブ配信では、あまりの気持ちよさに寝落ちする人が続出した幻のレッスン、「寝落ちヨガ」が単行本に! コロナ禍のストレスや疲労をスッキリ取り除いて、心地よく眠るためのノウハウが満載の一冊。