先の見えないコロナ禍で不安な気持ちを抱えながら、過ごしている人は少なくありません。でも「気持ちの持ちようで一日が変わります」とおっしゃるのは、健やかなライフスタイルを提案する人気ヨガYouTuber「B-life」のMarikoさん。気持ちがふさぎがちな日々を機嫌よく過ごす3つの習慣をお聞きしました。
不安な毎日だからこそ自分を喜ばせる習慣が大切
コロナ禍ので心や体が緊張でガチガチになっている人が多いようです。私もその一人。気がつくと体に力が入っていることがあります。
そんな緊張状態をほぐし、気持ちをアップさせるには、自分にとってここちよい習慣をつくること。自分を喜ばせる習慣があれば、ストレスを感じたときも、気持ちをさっと切りかえることができます。
気持ちが前向きに変わる3つの週間
気持ちの持ちようで一日が変わります。ここでは私のとっておきの習慣を3つご紹介しますね。
1 汗をかく
気持ちがモヤモヤしたときは、とにかく汗をかくとスッキリします。そんな「汗活」の方法は2つ。ランニングとおふろに入ることです。
ランニングは、近所のスポーツジムのランニングマシンを利用します。最初は早歩きから始まり、いけそうかなと思ったらスピードを上げて、そのまま走ります。ちょっと疲れたらスピードを落とし早歩きに。これで週3日ほど、1時間かけて10㎞走ります。外を走るのもよいですが、マシンなら日焼けを避けられるし、数値が目でわかるので、モチベーションアップになります。
おふろは、毎日たっぷり1時間入ります。おふろで汗をかくとデトックス効果が高まるのはもちろん、体があたたまるので、筋肉がやわらかくなりますし、ぐっすりと眠れます。
入浴の仕方は、40~42度の湯ぶねにつかる→冷水シャワーを繰り返す「温冷入浴」です。湯ぶねにつかっている間は、仕事をしたり、瞑想したり、マッサージをしたり……。おふろは自分と向き合う貴重な時間なのです。
2 呼吸を意識する
仕事や家事、子どもの世話など、やることが多すぎてストレスを感じたら、短時間でも呼吸に意識を向けると、リラックスできます。
目を閉じて息を吸ったり吐いたり、自分の呼吸のリズムや音をていねいに感じるうちに、自然と呼吸がゆっくりになり、ざわついた心が落ち着きます。
吐く呼吸は副交感神経を優位にさせますので、吸う呼吸よりも長くしましょう。呼吸する姿勢はイスに座っても、ベッドや床に横になってもOK。3~5分ほど呼吸を感じましょう。おなかに手を当てると、より意識しやすくなります。
3 好きなものを食べる
朝食はパンにヨーグルト、フルーツなど、だいたいメニューが決まっていますが、ランチは食べたいものを食べて満足度を上げています。お気に入りは、小鉢のたくさんついた和定食。トンカツや丼ものも大好き。ときには、ごはんをおかわりもするほど、がっつり食べます。
ただランチでたくさん食べたら夕食は控えたり、ランチに野菜が足りなければ夕食は野菜を多めにしたり、ランチの量や内容で夕食を調整します。でも一日に一回でも食べたいものを食べると、ストレスは吹き飛びますよ!
B-life(ビーライフ)
インストラクターのMarikoと夫のTomoyaが運営するYouTubeチャンネル。2016年4月から活動をスタート。Marikoのわかりやすいアドバイスと視聴者のニーズに合わせたきめ細かいプログラム、Tomoyaが作るクオリティの高い映像が評判を呼び、2020年9月にはチャンネル登録者数100万人を突破。日本で一番人気のあるヨガYouTuberに。最新刊に『寝る前10分 魔法の寝落ちヨガ』がある。
チャンネル登録者数110万人のNo.1ヨガYouTuber、B-lifeの安眠リラックスヨガ 。ライブ配信では、あまりの気持ちよさに寝落ちする人が続出した幻のレッスン、「寝落ちヨガ」が単行本に! コロナ禍のストレスや疲労をスッキリ取り除いて、心地よく眠るためのノウハウが満載の一冊。
文・構成/池田純子、小学館出版局 生活編集室