児童書を子どもに読んであげたり、自分で読めるように与えてあげていますか?なかなか忙しくて探せない、たくさん並んでいると選べないなんて人も少なくないはず。今回は0〜12歳の子を持つママ・パパにオススメの1冊を教えてもらいました。読んであげたい・読ませてあげたい本がたくさん揃いましたよ。
目次
児童書とは?
児童書とは、0〜5歳くらいの乳幼児から、小学生、中学生くらいの読書への興味やレベルに合うように工夫された図書のこと。小さい子向けのものは絵が主体の絵本で話の世界を想像しやすく、年齢が上がるにつれ、絵が減っていき、自分の頭で自由に想像をめぐらすことができます。また児童書はとても読みやすく配慮されているので、子どもが負担を感じることなく、活字に慣れていくことができます。
児童書の選び方
子どもに良い本を選んであげたいと思いながらも、本屋さんでたくさん並ぶ児童書を見ると選ぶのに迷ってしまうというママ・パパはきっと多いですよね。どんな点をポイントにチェックするのがいいのかまとめました。最近ではビニール掛けしていて中身が見えないことも多いですが、中身を見ないとなかなか買いにくいもの。そんな時には店員さんに言えば外してもらえるのでお願いしてみましょう。
年齢にあったものを選ぶ
まずは年齢に合ったものを選ぶことが大切。本には、対象年齢が書かれていることが多いので、どんな本がいいのか迷ったら、まずは参考にするのがおすすめ。また、必ずしも実年齢ということではなく、対象年齢を参考にしながら、文字の量や内容など、その子の成長に合わせたものを選んであげましょう。
情緒を育んでくれるものを選ぶ
児童書は内容を想像しながら、自分が本の世界に入り込むことで、情緒を育んでくれます。優しい気持ちになったり、悲しい気持ちを体験することで実生活に役立てることができるのがいいところ。困った時にどうすればいいのかなど、解決策を示してくれるような本があると、周りの人に聞かなくても自分なりに考えることができるようになることも。
興味が広がるものを選ぶ
子どもの興味は日々広がり、変化していきます。例えば、恐竜や昆虫などはハマる子も多いですが、なかなか実際に見に行くのは難しいもの。そんな時には図鑑など、たくさんの種類や細かい解説があるものが役立ちます。たくさんの世界を知ることが子どもの興味・関心を広げていくことになります。そんな時に児童書はとても役立ちます。
乳幼児向け|おすすめの児童書
0〜5歳までの小さな子にぴったりの絵本をご紹介。読み聞かせをしながら手遊びをしたり、歌うように読むことで絵本の世界に入りやすくしてあげたりと、工夫しながら読んであげましょう。
いないいないばあ
日本初の本格的な赤ちゃん絵本として生まれた『いないいないばあ』は、シンプルな絵ながら、ページをめくるごとにどんな赤ちゃんも嬉しそうに笑ってくれる絵本。ママ・パパと赤ちゃんの言葉のやり取りも楽しい1冊ですよね。
はらぺこあおむし
ページに穴が空いた斬新な仕掛けの『はらぺこあおむし』は多くの子が喜ぶテッパン絵本ですよね。小さなあおむしが、もりもりと美味しそうなごはんを食べ続け、美しい姿に変身する姿には赤ちゃんの目もキラキラするはず。数や曜日がさりげなく織り込まれ、長く読むことできる絵本です。
みにくいあひるのこ
ずっと可愛く楽しだけでは終わらない絵本はあまりない中、「みにくいあひるの子」は必読の絵本。自分の居場所を探しながらも、どこへ行っても邪魔にされ苦労を重ねるあひるの姿は、作者のアンデルセンそのものだったそう。あきらめなければ報われる。弱い人や困った人がいたら助けてあげようね、という優しい気持ちが育まれます。
だいすきぎゅっぎゅっ
朝ごはん食べたあとにぎゅっ! 本を読んだあとにぎゅっ! おさんぽしたあとにぎゅっ!と、ママがぼうやを何度もぎゅっと抱きしめます。読んでもらっている間にもぎゅっと抱きしめられているような、赤ちゃんもママも癒される絵本です。本を読みながらのスキンシップにもぴったり。
エルマーのぼうけん
どうぶつ島に囚われているりゅうの子どもの話を聞いたエルマーは、りゅうの子どもを助ける冒険の旅に出発。ライオン、トラ、サイなど恐ろしい動物たちが待ちうけているものの、エルマーは、知恵と勇気で、出発前にリュックにつめた輪ゴムやチューインガム、歯ブラシを使って、次々と難関を乗り越えていきます。身近なアイテムで優しい作戦を練る姿に子どもたちはぐっと惹きつけられるはず。
うちにかえったガラゴ
ガラゴは旅するかばんやさん。冷たい北風がぴゅーと吹いてきたらガラゴはさっさと店じまい。うちに帰ってお風呂の用意をしていると、誰かが玄関の扉をトントン。そこにいたのは旅する雑貨屋のとらちゃん。また、誰かが扉をトントン。読んでもらいながら、今度のお客は誰だろう。子どもは誰?とページをめくるたびにドキドキするはず。読むごとに発見があって面白いという声も。
そりゃあもういいひだったよ
ぬいぐるみのクマが、初めてもらった手紙に大喜び。手紙をくれた相手の元をたずねて旅をすることにしたのですが、「そりゃあもう!」と思うことがいっぱい。初めてのドキドキ感とウキウキ弾む気持ちが満載の絵本。寝る前の読書タイムに読めば、子どもと「そりゃもういいひだったよ」という出来事を探しながら幸せな気持ちで眠りにつけるはず。
ちいさいおうち
静かないなかに、小さいおうちが建っていました。やがて道路ができ、高い建物ができ、まわりがにぎやかな町になるにつれて、小さいおうちは、ひなぎくの花がさく丘をなつかしく思うのでした。美しい情景を眺め、思い浮かべることで温かい気持ちになれる名作絵本です。
もうぬげない
服がぬげなくたって、なんとかなる!?人生の悩みごとは、ヨシタケさん流のユーモアで乗り越えよう!服がひっかかってぬげなくなって、もうどれくらいたったのかしら。このままずっとぬげなかったらどうしよう。でも、なんとかなりそうな気もする・・・!どうなっちゃうの?と子どもが夢中になって入り込める一冊です。
レモンちゃん
レモンちゃんは、レモンの女の子。一緒に遊ぶお友達を探しに、おいしい森を歩きます。果物のお友達のところで、「なかまにいーれーて! 」と言うものの、すっぱいから仲間じゃないと言われてしまいます。野菜のところへ行くように言われたけれども、今度はご飯のおかずでは見たことがないからとまた断られてしまいます。薬味のところへ行くようにいわれたレモンちゃんは、わさびあにき、しょうがにいさん、とうがらしやろうと出会い……。最後には、思わぬパワーと魅力を発揮して大活躍!人はそれぞれ違うもの。お互いを受け入れ、その個性を育むことの大切さが伝わる絵本です。
低学年向け|おすすめの児童書
小学校に入学したばかりの子から、2年生くらいまでの低学年の子におすすめの児童書をご紹介。子どもの興味のあるものがはっきりしてくる頃なので、さらに世界を広げてくれるものや、この先関心を示しそうなものをあえて読んであげるのもおすすめです。
小学館図鑑neo
小学館の図鑑NEOシリーズはドラえもんとのび太ががナビゲートするDVDを巻頭に封入。中でも、人気NO,1の昆虫シリーズでは、国内、海外の映像を駆使し、驚きの自然映像で昆虫たちの生活を紹介します。小さい子どもたちにも分かりやすく、昆虫の世界を一緒に体験。7つの番組に分かれた80分の映像は、大人も満足できる充実度。
しょうがくせいのおばけずかん
累計55万部の大人気シリーズ「おばけずかん」。それぞれのおばけが、どんなふうに怖いのか。そうならないためには、どうすれば大丈夫なのかを、ユーモラスな短いお話で紹介する、図鑑という名の童話です。この本は、「ベネッセおばけずかんコンテスト」で入賞したオリジナルおばけを本に登場させた、小学生の読者参加型企画の1冊。個性豊かなおばけはこわいけど、おもしろおかしく読める1冊です。
星の王子さま
池澤夏樹さんの新訳で絵本になった『星の王子さま』は、5歳から10歳までの子どもが自分で、声を出して読める新しい形。絵本にすることで一層際立つ言葉の本質、ストーリー性、絵の魅力は大人の星の王子さまファンも必見!「いちばんたいせつなことは、目に見えない」と言う心に響くフレーズで、世界中の子どもたちが読んできた、世紀を越えるベストセラーです。子どもの宝物のような1冊になるはず。
中学年向け|おすすめの児童書
小学校も中学年になると、興味の幅が深く細かく広がり、大人では説明が難しいことも増えてくるはず。そんなときには、分かりやすく、そして面白く紹介してくれる児童書に頼るのがおすすめです。
ドラえもん科学ワールド-地球の不思議
私たちが住むこの「地球」は「奇跡の惑星」と呼ばれています。広い宇宙にはたくさんの星がありますが、地球のように生命にあふれた姿をみせる星は未だに発見されていません。地球46億年のドラマはもちろん、大地や深海、火山、地震などの大自然の力から、ゲリラ豪雨や竜巻などの異常気象までわかりやすく解説された1冊。また、地球探査の最先端研究とともに、環境問題、エネルギー問題といった「ヒトと地球の未来」も楽しく学ぶことができます。監修は日本科学未来館が担当。ドラえもんのまんがを読みながら、楽しく解き明かす科学本になっています。
ジュニア空想科学読本
タケコプターが本当にあったら、空を飛べるのか? かめはめ波を撃つには、どうすればいい? など、本当にあるとは思えないでしょ〜というような、アニメやマンガでおなじみの現象。でも、科学的に検証すると、驚きの結論が見えてくるという、とっても笑えて、考える力を養ってくれる理科の本です。
はじめての和食えほん 春のごちそうつくろう
ユネスコ無形文化遺産にも登録された和食って、実はどんなものなのでしょう。日本人が古くから受けついできた伝統料理や、和食の知識を学びながら、春においしい和食のごちそう作りに挑戦できる1冊。 楽しいお話と、10のレシピが一緒になった絵本で、子どもがおうちではじめての和食作りをするのにぴったり。大人でも新しい発見がありそうです。
高学年向け|おすすめの児童書
自分の将来に具体的な興味を持ち出したり、壮大な夢を持つ子も増える時期。どんな仕事があるのか知りたがる子も。また、今までは絵が多い本を好んでいた子も、より物語性の強いものを読みたいという意欲が出てくる時期なので、タイミングを逃さず与えてあげたいもの。
未来をつくる仕事図鑑
今の子どもたちが大人になる頃にはどんな未来が待っているのか。そのとき、どんな仕事があるのかを、働く人へのインタビューを交えながら社会科見学風に教えてくれる本。今は夢物語でも、できないことはない、そんな風に思わせてくれるのがポイント。未来のイメージイラストもあり、見るだけで想像が膨らむので楽しく読むことができます。どんな風に子どもに将来の夢を持ってもらいたいか悩んでいるママ・パパが頼れる、子どものキャリア教育に最適な1冊です。
ガンバとカワウソの冒険
ガンバと15匹の仲間は,行方不明のネズミをたずねて、ある島に渡ります。探しあてたネズミのそばにいたのは,死に絶えたはずの2匹のカワウソ。凶暴な野犬と戦いながら,カワウソの仲間が生き残っているかもしれない伝説の河「豊かな流れ」をめざして冒険がはじまります。そこには,想像をこえる体験が待っています。本の世界に入り込むことの楽しさを感じさせてくれるはず。
「ダイナミックで友情と逆境に打ち勝つストーリーなので」(50代・東京都・子ども2人)
鬼滅の刃 無限列車編(小説版)
大ヒットとなった映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』のノベライズ版。鬼になった妹・禰豆子を救い、家族の仇討ちをするために鬼殺隊に入った炭治郎が、仲間とともに新たなる鬼を倒す任務へ。尊敬できる人との出会いでより思いを強くし、正義ために力を尽くすことの大切さを感じ取れる物語。文字の多い本が苦手な子にも読んでみたい!という気持ちを沸かせられるのがいいところ。
学習まんが少年少女 日本の歴史
35年以上にわたるベストセラー歴史マンガ。歴史に興味を持つのにぴったりのシリーズは、自分も夢中で読んでいたというママ・パパも多いのでは。全24巻をセットを時系列ごとに読んでも、興味のある巻だけ読んでもしっかり楽しく学べます。気がついたら歴史好きになっていたという子も多いはず。
モモ
町はずれの円形劇場跡に迷いこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄り…。「時間」とは何かを問う、エンデの名作は、ファンタジーの世界が広がる夢のような体験を読む子に与えてくれます。
ハリー・ポッターと賢者の石
孤児である魔法学校1年生のハリー・ポッターは、意地悪な従兄にいじめられながら11歳の誕生日を迎えようとしたとき、ホグワーツ魔法学校からの入学許可証が届き、自分が魔法使いだと知ります。魔法を学ぶなかで、仲間とともに邪悪な力との運命の対決に打ち勝って行く、夢と冒険の物語。文字の多さにとっつきにくいという子も、映画を観てからならスムーズに読み進められるはず。
ルドルフとイッパイアッテナ
ひょんなことから、長距離トラックで東京にきてしまった、黒猫ルドルフ。その土地のボス猫と出会い、このイッパイアッテナとの愉快でたくましいノラ猫生活がはじまった…。猫と人間、それぞれの愛と友情の物語は、面白楽しく読めて文字がメインの本の最初に読むのにぴったり。
飛べ!龍馬 -坂本龍馬物語-
土佐(現在の高知県)の下級武士の子どもに生まれた坂本龍馬は、泣き虫な男の子だった。そんな龍馬が迷いながらも成長していき、やがて激動の新時代をむかえる混乱期の日本で大活躍。古い考え方や制度にしばられず、自由で熱い心と行動力をもって、新時代の扉をひらいたヒーローには、憧れる子もたくさんいるはず。龍馬のことを知るための導入にぴったりの1冊です。
赤毛のアン
世界中で愛されているカナダの小説『赤毛のアン』。戦時中に苦労しながら翻訳を重ね、日本に最初に持ち込んだ村岡花子訳版を、原作出版100周年の2008年に青い鳥文庫で新たに編み直し。児童向けとして割愛されていたエピソードを新たに収録し、往年のアンのファンに親しまれてきた表現はそのままに、今の読者により親しみやすく読みやすくなった良書です。
ママパパが子どもの頃に読んだ懐かしの名作9選
ママ・パパもたくさんの絵本を読みながら育ってきたはず。そんな絵本の中には、忘れられないものがありますよね。懐かしの思い出の本を教えてもらいました。
100万回生きたねこ
100万回も死んで、100万回も生きたねこは、りっぱな とらねこでした。100万人の人がそのねこが死んだ時に泣きましたが、ねこは 1回も泣きませんでした。読むたびに違う気持ちが生まれる、立派なとらねこの、不思議な物語は、子どもに読みきかせながら、新たな発見をもたらせてくれるよう。
おしいれのぼうけん
お昼寝前に、ミニカーのとりっこでけんかをしたさとしとあきらは、先生に叱られて押入れに入れられてしまいます。そこで出会ったのは、地下の世界に住む恐ろしいねずみばあさんでした。 ふたりをやっつけようと、追いかけてくるねずみばあさん。でも、さとしとあきらは手を離さずに決してあきらめません。押入れという身近なところで繰り広げられる冒険に夢中になったママ・パパは多いですよね。
かいけつゾロリのドラゴンたいじ
かいけつゾロリシリーズは、1987年の刊行から30年以上、年2冊を刊行し続け、テレビアニメ化、劇場映画化もされている今でも大人気の読み物シリーズ。キツネのゾロリと、ふたごのイノシシが繰り広げる大冒険の物語。悪いことをたくらみ、いたずらを仕掛けてはいつも失敗。どんなことがあってもくじけず、いつも前向きなゾロリは、子どもたちのヒーローですよね。絵本から文字の本へと移行するきっかけになったママ・パパも多いはず。
ぐりとぐら
たくさんのママ・パパの心を引きつけてきたぐりとぐらの可愛い絵本。最初の1冊は、森で大きな卵を見つけたぐりとぐらがカステラを作ることにしたお話。大きなフライパンで料理するその匂いにつられ、森じゅうの動物たちも集まってきます…。ふかふかでいかにも美味しい香りが漂ってきそうなその物語は、絵本との出会いの楽しさを教えてくれたはず。
ぐるんぱのようちえん
ぐるんぱは、ひとりぼっちの大きなぞう。ビスケットやさん、靴屋さん、ピアノ工場、自動車工場……。ぐるんぱは、いろいろな仕事場で一生懸命に働きますが、作るものが大きすぎて追い出されてしまいます。そんな悲しみを抱えたぐるんぱは、子どもがたくさんいるお母さんに出会います。子どもたちの世話を頼まれたぐるんぱは、自分が作った大きなものたちでたくさんの子どもたちが遊べる、すてきな幼稚園を作ります。最初はちょっと切ない気持ちを抱きながら、この上ないハッピーが待ち受けているストーリーは、何度も読んでもらったというママ・パパも多いですよね。
しゃっくり百万べん
しゃっくりがとまらない晴夫の前に、きつねうどんの湯気のなかから白いきつねがあらわれます。そして、おごそかに「しゃっくりが百万べん出たら死ぬぞよ」と予言。パニックの晴夫は妖怪世界に足を踏み入れます。大人になっても忘れられず、しゃっくりのたびに思い出してついドキドキしてしまうなんていう人も少なくないですよね(笑)
はれときどきぶた
主人公の少年・則安が、自分の日記を母親に読まれてからは母親を驚かすべく、明日日記なる未来の話を書いたら、なんと日記に書いたことがことごとく現実になってしまう。「はれぶた」と愛され、テレビアニメや映画にもなった面白おかしいストーリーは忘れられない印象を与えてくれたはず。
ロビンソン・クルーソー
英国に生れた船乗りロビンソンは、難破して絶海の孤島に漂着。そこから28年にも及ぶ無人島生活が始まる。不屈の精神で鳥や亀を獲り、野生の山羊を飼い慣らしてバターやチ ーズを作り、パンまでこしらえてしまうが、驚天動地の事態が起こり・・・。めげない男ロビンソンを通して人間の真の強さが描かれ、世界中に勇気と感動を与えてきた、冒険文学の名作です。
窓ぎわのトットちゃん
小学一年生なのにかかわらず、すでに学校を退学になったトットちゃん。第二次世界大戦が終わる、ちょっと前まで、実際に東京にあった小学校と、そこに通っていた女の子のことを書いたお話。その女の子は実は、今やみんなに愛される黒柳徹子さん。新しい小学校の校長先生は、トットちゃんの話をたっぷり聞いてくれ、「君は、本当はいい子なんだよ!」と言ってくれます。ことあるごとにそういってくれる先生に、包み込まれるような気持ちを感じながら読んだママ・パパも多いのでは。世界中で愛読されている1冊は、ぜひ自分の子にも読ませてあげたいですよね。
子どもの人生を照らしてくれる児童書を選んで
たくさんの児童書が挙がってきましたが、子どもに読んであげたい本リストにたくさんインプットされたのでは。児童書は子どもの心に響き、自由に想像する力を引き出してくれます。時には、その後の人生を大きく照らしてくれるものも。子どもと一緒に選んだり、また時にはさりげなく本棚に入れてあげたりと、楽しい出会いのきっかけを作ってあげてくださいね。
文・構成/HugKum編集部