「離乳食のブルーベリー」いつから?基本の万能ジャムの作り方や冷凍方法、時期別レシピを紹介

こんにちは!離乳食インストラクターの中田馨です。赤ちゃんは、ブルーベリーをいつから食べられる?使うときの注意点や、ブルーベリーを使った離乳食おやつレシピを紹介します。

離乳食のブルーベリーはいつからOK?

ブルーベリーは離乳食中期から食べることができます。ブルーベリーは少々酸味のある果物ですので、離乳食に使う時は甘みのあるモノを選ぶと赤ちゃんが食べやすいでしょう。

離乳食での進め方と注意点

では、具体的に赤ちゃんに、ブルーベリーを与える時の注意点を一つ一つ見ていきましょう。

アレルギーの心配は?

ブルーベリーのアレルギーはそう多く報告はありませんが、心配な場合は火を通してから与えるといいでしょう。

皮は取り除く

ブルーベリーの皮は、赤ちゃんには消化に良くないため取り除きます。1つ1つ皮をむくのはなかなか手間がかかりますので、加熱して裏ごしすると皮が簡単に取れるのでおススメです。

誤嚥に注意して

小さい粒のブルーベリーですので、赤ちゃんにとって食べやすそうに見えますすが、皮が意外にも固くかみ砕くことができずに、丸のみして誤嚥につながる恐れもあります。離乳食中期、後期は上記のように煮てジャム状にし、裏ごしして皮を取り除くと良いでしょう。離乳食完了期ごろになっても、1個そのままを与えるのではなく、1/4~1/2程度に小さく切って与えると安心です。

量の目安

1食のビタミン/ミネラルの目安量は、離乳食中期が20~30g、離乳食後期が30~40g、離乳食完了期が40~50gです。ただ、これは1回の食事の合計の目安量ですので、食事にプラスしてブルーベリーを使うなら、離乳食中期が5~10g、離乳食後期、完了期が10~20gくらいでいいのではないかと思います。

万能!ブルーベリージャムの作り方

市販のブルーベリージャムは、甘みが強いため赤ちゃんには不向きです。使うなら、甘さ控えめ手作りジャムです。お家でも簡単にジャムが作れるのでぜひチャレンジしてみてください!

基本のブルーベリージャム

材料

ブルーベリー 50g
きび砂糖 3g
水 大さじ1

*きび砂糖を使うのは離乳食後期以降

作り方

1.ブルーベリーと水ときび砂糖を小鍋に入れて中火にかける

2.スプーンなどで実をつぶしながら煮て、水分が半分以下になったら裏ごしして皮を取り除く。

皮に渋みがあるので、裏ごしするときは皮まで全部、裏ごししないように、やわらかい力で裏ごしするように心がけると、おいしジャムが出来上がります!

ブルーベリーの冷凍保存

ブルーベリーを保存するのは2種類あります。

生のブルーベリーを冷凍保存

1つ目は生のブルーベリーを保存する方法。ブルーベリーを水洗いして、ペーパータオルで水分をふき取り、1回分を小分けにして冷凍します。保存期間は1週間以内に食べきりましょう。

ジャムにしてから冷凍保存

2つ目は、基本のブルーベリージャムのようにできたものを冷凍する方法。こちらも1回分を小分けにして冷凍します。どちらも離乳食に使う場合は、1週間以内に食べきることがお約束です。

市販の冷凍のブルーベリーを使ってもいい?

生のブルーベリーはなかなか手に入りにくいと思います。そんな時にお役立ちするのが、冷凍のブルーベリーです。大人だったら、冷凍されたままヨーグルトにかけたりすると思いますが、赤ちゃんには冷凍されたままのブルーベリーの冷たさは刺激が強いです! 必ず解凍してから与えましょう。

時期別ブルーベリーを使った離乳食レシピ

離乳食中期 ブルーベリーヨーグルト

材料

基本のブルーベリージャム(砂糖なし) 10g
プレーンヨーグルト 30g

作り方

1.プレーンヨーグルトにブルーベリージャムをのせる

離乳食後期 ブルーベリーパンケーキ

材料

薄力粉 50g
ベーキングパウダー 1g
きび砂糖 3g
ブルーベリー(基本のジャムでもOK) 20g
牛乳 50ml

作り方

1.ブルーベリーを煮て、裏ごしして皮を取り除く。薄力粉、ベーキングパウダーをふるい、砂糖を混ぜる。

2.粉に牛乳を入れて混ざったら、ブルーベリーを混ぜ合わせる

3.フライパンにオーブンシートを敷いて2を流し入れ、両面焼く

砂糖入りの基本のブルーベリージャムを使う場合は、きび砂糖3gは無しで作ります。

離乳食完了期 ブルーベリー蒸しパン

材料

薄力粉 50g
ベーキングパウダー 2g
きび砂糖 3g
ブルーベリー 20g
牛乳 60ml

作り方

1.ブルーベリーは1/4に切る。薄力粉、ベーキングパウダーをふるい、砂糖を混ぜる。

2.粉に牛乳を入れて混ざったら、ブルーベリーをさっくり混ぜ合わせる

3.2の生地をカップに入れ、蒸し器で15分蒸す

彩りもよいブルーベリーを、離乳食にぜひ取り入れてみてくださいね!

記事監修

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

離乳食のブルーベリーに関する体験談

Hugkumでは、0~2歳のお子さんがいるママやパパに離乳食のブルーベリーについてアンケート調査しました。

Q.離乳食でお子さんはブルーベリーを好んで(嫌がらずに)食べてくれましたか?

Q.離乳食でお子さんはブルーベリーを好んで(嫌がらずに)食べてくれましたか?

 

生のブルーベリーは家庭でもあまり馴染みのない食材のためか、今回のアンケートでは「離乳食のブルーベリーはまだ」が58.7%となりました。「好んで食べた」が10.7%、「食べてはくれた」が14.9%と、口にできているおこさんもいます。実際に、赤ちゃんたちのくいつきはどうだったのでしょうか。ママパパの体験談もご紹介します。

体験談

「くいしんぼうだったので、大抵のものは喜んで食べた」(30代・神奈川県・子ども2人)
「ヨーグルトが好きなのでブルーベリー入りのヨーグルトを与えました。喜んで美味しそうに食べていましたが、そういえばそのままのブルーベリーは食べさせてみたことがなかったです…。今度買ってこようと思います!」(30代・北海道・子ども1人)
「酸っぱいのが苦手なので一度口に入れて嫌だったものは2度と口にしない」(30代・滋賀県・子ども1人)
「市販のベビーフードで、スムージーになっていて飲みやすかったことと、他のフルーツや野菜もミックスされていて、栄養も摂れたのが良かった」(30代・富山県・子ども1人)
「喜んで食べていたが、色素が強くて洗濯が大変だった。」(30代・福岡県・子ども2人)

ブルーベリーは、市販の離乳食や赤ちゃん用の食品で食べさせた方が多いようです。酸味が苦手で口にしてくれなかったとの声も聞こえてきます。体験談にもあるように、食べこぼしは衣類が染まってしまい洗濯で落ちにくいので、シリコン製のエプロンを使うなど気を付けて与えたいですね。

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