英語で「ごめんなさい」と謝るときには「sorry」を使った表現が思い浮かびますが、英語にはsorry以外にも謝るときに使える表現があります。今回は「sorry」を使った英語での謝り方と例文、 sorry以外の表現、さらにビジネスで使える丁寧な謝り方と例文を紹介します。
目次
英語で謝る「ごめんなさい」はsorryだけじゃない
「ごめんなさい」を英語で言う場合、すぐに「I’m Sorry」を思い浮かべる方が多いと思います。ですが英語で謝るときには、I’m sorry以外の表現があります。それぞれ、丁寧さや、相応しいシーンが異なりますので順に見ていきましょう。
「sorry」を使った英語の謝り方と例文
「sorry」を使った英語の謝り方には、さまざまなバリエーションがあります。どんな風に使えばいいか、例文とあわせて見ていきましょう。
シンプルな「I’m sorry」
「I’m sorry」は、謝る表現としては、もっともベーシックなものです。友だちなどにカジュアルに謝るときに使えるほか、ビジネスシーンでも使えます。
謝る気持ちを強調したいときは「very(とても)」「really(本当に)」などをプラスしてもよいでしょう。
例文
I’m really sorry.(アイム・リアリー・ソーリー)
本当にごめんなさい
I’m so sorry.(アイム・ソー・ソーリー)
本当にごめんなさい
カジュアルに謝る「Sorry」
「I’m」を付けずに、ただ「Sorry」だけを使うと、とてもカジュアルな表現になります。日本語で考えると「ごめん!」という謝り方に相当します。
友だちや家族など親しい相手に、カジュアルに謝るときに使います。
例文
You didn’t give me cookies yesterday.(ユー・ディドゥント・ギブ・ミー・クッキー・イエスタデイ)
Sorry!(ソーリー)
昨日クッキーくれなかったよね
ごめん!
謝っている理由を明確にする「I’m sorry for ~.」
ただ「ごめんなさい」と言うのではなく、「〇〇の件、ごめんなさい」「××をして、すみません」のように、謝罪の理由を明確にするときは「I’m sorry for ~」の文章を使います。
例文
I’m sorry for the delay.(アイム・ソーリー・フォー・ザ・ディレイ)
遅刻して申し訳ありません
I’m sorry for not calling you.(アイム・ソーリー・フォー・ノット・コーリング・ユー)
電話しなくて、ごめんなさい
深く謝るときの「I’m so sorry」
「I’m sorry」は「ごめんなさい」と言うときのシンプルな表現なので、もっと深く謝りたいときは「deeply(深く)」や「terribly(大変)」という副詞をプラスします。カジュアルな場面でも、ビジネスシーンでも使えます。
また「I’m」ではなく「I am」と言うほうが、丁寧な言い方になります。ただし、ビジネスシーンでさらに深く謝罪するときは、この後で紹介する「sorry」以外の表現の方がより向いています。
例文
I’m deeply sorry.(アイム・ディープリー・ソーリー)
深くお詫びいたします
I am terribly sorry.(アイ・アム・テリブリー・ソーリー)
大変申し訳なく思っています
sorry以外の英語の謝り方と例文
では次に、「sorry」以外の誤り方の表現を見ていきましょう。
親しい相手に使う「My Bad」
「sorry」よりも、くだけた表現が「My bad」です。直訳すると「私のミスです」「私が悪いです」という意味になり、日本語では「ごめん」「すまん」という表現に当たります。
カジュアルな表現なので、家族や親しい友達などに使います。目上の人などに使うと失礼にあたるため、注意が必要です。
例文
Oh, my bad(オウ・マイ・バッド)
(おっと、ごめん!)
自分のミスを認める「My mistake」
「My bad」と似た表現に「My mistake」があります。直訳すると「私の間違い」という意味で、自分のミスを認めて「ごめんなさい」と謝る英語の表現です。
「It’s my falut」という表現もあります。
例文
Oh, that’s my mistake.(オウ・ザッツ・マイ・ミステイク)
おっと、ごめんね
軽い謝罪を表す「Excuse me」
「Excuse me」は、人を避けるときや誰かを呼びかけるときに使う「すみません」という意味があります。また、軽く謝るようなときにも使えます。
例えば、人前でくしゃみが出たときに「失礼しました」という意味で「Excuse me」を使います。
例文
(くしゃみをした後に)Excuse me.(エクスキューズ・ミー)
失礼しました
軽い「すみません」の意味で使える「Pardon me」
「Excuse me」と似た表現に「Pardon me」があります。
相手が言った言葉を聞き取れなかったときに「すみません(何と言ったのですか?)」 という意味で使ったり、道で人とぶつかったときに使います。
例文
Pardon me, but I don’t understand.(パードン・ミー・バット・アイ・ドント・アンダスタンド)
すみません、わかりません
許しを求める「My apologies」
自分のミスを認める謝り方とは違い、相手に許しを求める表現が「My apologies」です。「I’m sorry」よりも丁寧な表現で、ビジネスシーンなどのフォーマルな場面で使えます。
例文
My apologies.(マイ・アポロジーズ)
申し訳ありません
Please accept my apologies.(プリーズ・アクセプト・マイ・アポロジーズ)
どうぞお許しください
心から謝る「I regret ~」
英語の謝罪表現の中でも、フォーマルで最大級の謝罪を伝えられるのが「I regret ~」という表現です。「regeret」は、「後悔する」「残念に思う」という意味があります。
例文
I regret that I cannot accept your invitation.(アイ・リグレット・ザット・アイ・キャノット・アクセプト・ユア・インビテーション)
あなたのご招待をお受けすることができず、申し訳なく思っております
ビジネスでも使える丁寧な英語の謝り方と例文
ビジネスシーンで謝罪するときは、丁寧な表現で謝意を伝えなければなりません。フォーマルな場面に相応しい英語の謝り方を紹介します。
「Please allow me to apologize for ~」
丁寧に謝罪をするときには「Please allow me to apologize for ~」という表現を使います。
「allow me to~」は「私の~を許してください」という意味で、この文章を直訳すると「~の件で、私の謝罪をどうか受け取って(許して)ください」となります。
例文
Please allow me to apologize for the inconvenience.(プリーズ・アロー・ミー・トゥー・アポロジーズ・フォー・ザ・インコンビニエンス)
ご不便をおかけしますことを、どうぞお許しください
「We accept responsibility for ~」
同じように「We accept apologies for ~」という表現もあります。直訳すると「〜の責任は我々(当方)にあります」という意味になります。
例文
We accept responsibility for this delay.(ウィ・アクセプト・レスポンシビリティ・フォー・ディス・ディレイ)
今回の遅延の責任は我々にあります
「I would like to express my regrets for~」
「regret」は「後悔」「残念」などの意味があり、「I would like to express my regrets for~」は直訳すると「私の申し訳なく思う気持ちを表明させてください」となり、丁寧に謝るときに使われます。
例文
I would like to express my regrets for my email.(アイ・ウッドライク・トゥ・エクスプレス・マイ・リグレッツ・フォー・マイ・イーメール)
私のEメールについて、心からお詫びいたします
sorry以外の謝罪の表現も覚えよう
日本語でも英語でも、お詫びの気持ちを誠実に伝えることは重要なことです。ただし、プライベートシーンとビジネスシーンでは、使うべき表現が異なります。そのときの状況に応じて、sorryを使ったり、あるいはsorry以外の表現を使い、相手に失礼のない表現を心がけてください。
文・構成/HugKum編集部