電話への苦手意識はなぜ?
そこで、HugKum編集部では0~12歳の子を持つママ・パパにアンケートを実施。どうして電話が苦手なのが、その心理や克服などをまとめてみました。
Q.電話に苦手意識はありますか?
電話に苦手意識があるかどうか聞いたところ、「苦手」「やや苦手」を含めて60%以上も何らかの苦手意識があることがわかりました。どんな理由なのか、ママ・パパに聞いてみました。
苦手
最近はほとんどメールやSNSでのやりとりが増えていますよね。そこで電話を使うことが減り、苦手意識が芽生えるよう。また、コールセンターの仕事でうまくいかずトラウマになってしまった、緊張してしまうという心理状況になっている人も。電話にネガティブな印象を刷り込まれてしまっている感じですね。
「以前コールセンターに勤めていて、その時のトラウマから」(30代・長野県・子ども2人)
「緊張して上手く応対できないときがあります。」(40代・石川県・子ども5人)
やや苦手
やや苦手という人の中には、顔が見えないやり取りは相手の表情が見えず、しゃべりにくいというのを実感として感じる人も。その分、やり取りも増えて面倒くさいと感じてしまう人もいるようです。
「何をしゃべればいいのか考えてしまい、会話中に少し黙り込むことがあるから」(40代・奈良県・子ども1人)
「顔が見えず、話すタイミングが取りづらい。音声情報のみで頭に入りづらい。時間が拘束される。」(30代・東京都・子ども2人)
苦手意識はない
苦手意識がないという人は、日常的に仕事などで使っているようですね。また、メールなどで話すよりも、電話で話す方が効率的、という理由もよくわかります。
「対面よりラク」(40代・東京都・子ども2人)
「電話の方が早く解決することも多いため」(30代・東京都・子ども1人)
電話が苦手な人の心理
電話が苦手という人はどうしてなのか、どんな心理状態なのか、探ってみました。
電話に慣れていない
普段メールやLINEの連絡手段が多く、電話で話すことに慣れていないということは一番の理由のよう。PTAのやりとりなどもメールやLINEがメインですよね。また、仕事でもメールが基本という人も増えているはず。
番号登録していない
電話に番号登録していれば、電話に出る前に誰からなのか分かるものの、逆に誰からか分からないと不安になりますよね。
きちんとしゃべらなければいけないと思っている
電話でのしゃべりはちょっとしたマナーが必要。相手に失礼かもと思うと、ちょっと疲れちゃいますよね。
電話の苦手意識を克服する方法
上手に電話対応する方法や、苦手意識をなくすコツをご紹介します。ぜひ頭に入れておいて。
電話機の使い方を確認しておく
例えば電話で話し始めたものの、音量が小さく相手の声が小さかったりすることってありますよね。そんな時に機能が分からないと焦るもの。しゃべる以外にも事前に電話の機能を確認しておくことが大事ですよね。
受け答えのフォーマットを作っておく
なんとなく電話に出てしまうと、目上の相手か、初めての相手かによって、対応が変わることも。どんな風に受け答えするかを、自分のなかでいくつかパターンをもっておくと安心ですね。
積み重ねて慣れる
電話が苦手な人は、鳴っても出ずに、何度も鳴ったら出る、という人も少なくないはず。きちんと電話に出ることを繰り返すことで慣れていくもの。
名前の登録をする
電話帳機能をしっかり使って、一度しゃべった人や、これからたくさんやりとりしそうな人は登録しておきましょう。電話が鳴っても、誰からか分かると安心できるはず。
ゆっくり話す
早口になってしまうと、相手も早口になり、メモを取る暇もなかったり、さらに緊張してしまうことに。なるべくゆっくり話すと相手もゆっくりになるもの。
苦手意識を克服した人の体験談
アンケートで苦手と答えた人の克服方法を聞いてみました。困っている人はぜひ参考にして。数をこなしたり、相手は自分が困っている様子は見えないので、逆手にとるのもアリですね。
上手な電話対応のポイント
では、上手に電話に対応するには、どうすればいいのか、ポイントごとにまとめてみました。
用件を事前にまとめる
こちらから電話をする場合には、話すことや、聞きたいことをしっかりメモしておくとスムーズ。聞き忘れてしまうと、また電話をすることになってしまうことに。
メモを取りながら話す
電話でしゃべることに必死になっていると、内容を忘れてしまうことも。しっかりメモを取りながら話しましょう。メモを取りながらだと、さらに聞きたいこともすんなり出てくるはず。
相手が不在のときは改める
仕事でもプライベードでも相手が不在の時には、折り返しをお願いするのではなく、また自分から改めるようにしましょう。心の準備をしてから電話をする方がラクですよね。
上手く聞き取れなかったときの対処法
電話だと相手の声が聞き取りにくいこともありますよね。そんな時には素直に、ちょっと聞こえにくかったのでと、もう一度お願いします、と話しましょう。分からないまま話が進むとどんどん分からなくなってしまいます。また、携帯電話であれば、「ちょっと電波の状況が悪いようでもう一度・・・」と電波のせいにするのもアリ(笑)
電話に苦手意識を持つ人はもっとラクに構えて
電話が苦手という人は、緊張感や失敗したらどうしようという心理が働いているようですね。こちらの顔は向こうには見えない、という点を利用して、ラクに構えるのいいよう。ぜひ、次に電話が鳴ったら、緊張せずに取ってみてくださいね。
文・構成/HugKum編集部