【お悩み】
自分の感情をコントロールすることができません。
常にイライラしてしまい、子どもに必要以上にきつく叱ってしまいます。(35歳・2児の母)
自分もほどよく甘やかし、子どももほどよく甘やかすと楽になれる
私には子育ての経験がないので、1人の人間を育てているということに心から敬意を払います。
子育ては大きな責任も伴い、日々迷いや喜び、試練の連続だと思います。自分に似てる部分もあり、愛するがあまりに思いも強く出すぎてしまい、子どもが言うことを聞かなかったりするとイライラしてしまう…。
自分が「こうしてあげなきゃ」という〝責任感〟と、子どもに「こうあってほしい」という〝期待〟の両方から、知らず知らずの間にイライラしてしまう事も多いと察します。
「イライラする」というところに焦点を当ててみると、その原因は「自分が思い描いた通りにならなかった」という所でしょうか…。これは子育てに限らず言えることだと思います。
でも本当にその「思い描いていたもの」が正しいかを少し余裕のあるときに考えてみると、意外とそうでもなかったりもするもの。自分もほどよく甘やかし、子どももほどよく甘やかす。〝ほどほど〟の部分を探ると、自分も子どもも少し楽になれると思うんです。
できた自分を褒めてあげる
もしよかったら、子どもが何か出来た時には、目一杯褒めてあげませんか?子どもは、褒められたことは積極的に取り組むようになります。子どもも成長し、心にも段々と余裕が出来てくるはず。𠮟る機会が増えると、子どもは顔色だけをうかがうようになり、叱られた本質が見えなくなってしまう可能性があると思うのです。
子どもを信頼する
私もよく母に叱られてはいましたが、褒める時には褒めてくれて、メリハリがあったので、私は母に怒られることに対して絶対的な信頼がありました。大好きなお母さんが怒っているということを、私も子どもながらにちゃんと受け止めなくてはいけないと思っていましたし、子どもは子どもできっとわかっていると思うのです。なので、子どもを信頼してあげてみてはいかがでしょうか?
「言うは易く行うは難し」とはよく言ったもの、アドバイスするのは簡単ですが、実際行動するとなると大変です。ひとりひとり性格が違うので、千差万別の方法がある。「育児は育自」とも言うと良く聞きます。自分も子どもと一緒に成長していると思って、頭の隅に「物事に完璧はない」という言葉を置いておいてみてください。
きっと、その言葉があなたの助けになってくれるはずです。
めくってHAPPY! アン ミカさんのポジティブアドバイス
記事監修
アン ミカ
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撮影/前田晃