子どもが熱中症に…!そのときの症状は?
実際にお子さんが熱中症になった体験談をお聞きしました。
「気持ち悪い」は要注意!
公園で遊んでいたら急に気持ち悪くなったと言い、水分も取れなくなったこと。急いで家に帰って脇などを冷やして横にして休ませました(8歳女子のママ)
学校帰りに気持ち悪いと顔が真っ赤になって吐いてしまいました。部屋を寒いぐらいに涼しくして、氷枕をして寝かせて落ち着きました(7歳男子のママ)
顔が真っ赤!
外で遊んでいるとき、顔が真っ赤になって元気がなくなったことがある。軽めの段階で気づけたので日陰で水分を取らせ休ませるとしばらくして回復した(6歳女子、4歳男子のママ)
よく暑くなるとぼーっとして顔が真っ赤になることがある。頭痛を訴えることがある(6歳女子のママ)
青ざめることも…
テニスの習い事時、ぼーっとして頭痛がしていたようで連絡がありました。5月で曇り空で油断していたのでびっくりしました(11歳女子のママ)
柔道の練習をしていた時、息が荒くなり顔色が悪くなった。すぐ寝かせ、脇の下に冷たいものを入れて冷やした。(14歳/12歳/9歳男子のママ)
屋内施設で上着を着せたまま遊ばせてしまい、汗だくで顔が真っ青になってしまいました。上着をすぐに脱がせて水分補給をさせました。しばらくその場に座って休ませました。(8歳/2歳男子のママ)
発熱の症状も!
屋外イベントの後で発熱と脱水症状が出た。家で塩分水分の摂取と冷やすことで収まったが、突然のことで対応できるか不安でいっぱいだった。(12歳女子のママ)
子どもが小学1年生の時、真夏の登校で学校に着いてから具合が悪くなり、38℃の熱があり保健室で冷房とアイスノンで冷やしてもらいベッドで休憩して2時間ほどで体調が回復したということがありました(10歳女子のママ)
時間が経ってから症状が出た!
学校で昼食後に校庭で全校集会があった日に、夕方になって症状が出た。習いごとにでかけると、到着したころには体調が悪化し、顔が青く、嘔吐。体が熱をもち、熱中症だとわかった。アクエリアスを飲ませ、涼しいところで横にさせると、2時間ほど寝てしまい、起きたらだいぶ調子がよくなっていた。寝ている間は保冷剤を首や脇にあてて、体を冷やすようにしました。(10歳男子のママ)
コロナ禍真っ最中の時、空いてるからと真昼間に公園へ行った日の夜。熱&耳の後ろが痛い、と言い夜間緊急へいった(9歳男子、7歳/6歳女子のママ)
熱中症の応急処置のポイント
熱中症かも、そう感じたらどのような対応が必要なのでしょうか。一般財団法人 日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」のプロジェクトでも提唱されている3つのポイントを確認しておきましょう。
涼しい場所へ移動しましょう
まずはクーラーが効いた室内や車内に移動しましょう。屋外で、近くにそのような場所がない場合には、風通りのよい日かげに移動し安静にしましょう。
衣服を脱がし、体を冷やして体温を下げましょう
衣服をゆるめて、体の熱を放出しましょう。氷枕や保冷剤で両側の首筋やわき、足の付け根などを冷やします。皮ふに水をかけて、うちわや扇子などであおぐことでも体を冷やすことができます。うちわなどがない場合はタオルや厚紙などであおいで、風を起こしましょう。
塩分や水分を補給しましょう
できれば水分と塩分を同時に補給できる、スポーツドリンクなどを飲ませましょう。おう吐の症状が出ていたり意識がない場合は、誤って水分が気道に入る危険性があるので、むりやり水分を飲ませることはやめましょう。
お出かけ前に、熱中症を防ぐためのセルフチェックをしよう
熱中症セルフチェックとは?
従来の気象情報に加えて年代・活動レベルを選択することで算出される発汗量や体温上昇量に基づいて、それぞれの場面に応じた水分摂取や休憩の目安を提案するものです。
①年代(4種類)
②活動レベル(4段階)
③場所(屋内または屋外(市区町村))
を選択することで、場面に応じた水分摂取や休憩の目安を知ることができます。
お出かけ前、またお出かけ先でもぜひセルフチェックをして、熱中症を予防していきましょう!子どもの熱中症体験談も参考に、お出かけ先ではお子さんの様子に気をつけていきたいですね。
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文/田邊紗耶香 構成/HugKum編集部