駄菓子界の王様「うまい棒」
2022年4月に、1本10円から12円に値上げされた「うまい棒」ですが、その全ラインナップがいくつあるかご存じですか?
累計60種類のフレーバー
うまい棒は、これまでに累計60種類もの味が発売されてきました。定番の「やさいサラダ味」や「チーズ味」の他、「納豆味」や「レモンスカッシュ味」など、奇抜なものも存在します。
日清食品の「カップヌードル」とのコラボした「カップヌードル味」や、セブン−イレブンでの限定復刻販売など、話題性も満載で、お子さんや若者に絶大な人気を誇ります。
うまい棒のアレンジ
味の種類が多いうまい棒を、お湯で溶かしたり、崩してからフライパンで焼いてみたり、ごく簡単な作業を加えることによって、食感を変化させる食べ方が若者の間で楽しまれています。
実際に調理して味わってみると、その簡単な作業工程や、駄菓子の新しい捉え方と発想力に、大人も脱帽です。
定番の「やさいサラダ味」「コーンスープ味」をアレンジ
実際にうまい棒をアレンジして調理してみました。まずは、定番のサラダ味をご紹介します。
「やさいサラダ味」を野菜にトッピング
「やさいサラダ味」というと、旨味のある塩気についつい手が伸びてしまう、定番中の定番です。これを刻んでサラダにのせてみました。
食べてみると、濃い味のクルトン、といったところ。サクサクの食感とガーリックの強い風味が印象的です。
サラダ全体がスナックへと変貌するかと思いきや、オニオンドレッシングなどにありそうな味で、アボカドや、チーズなどに合わせるとまとまりそうな感想を持ちました。野菜嫌いのお子さんに、革命的な一撃を与えられるかもしれません!?
◆材料
うまい棒「やさいサラダ味」 1/2本
お好きな野菜 1皿
ドレッシング 適量
◆作り方
【1】うまい棒を、食べやすい大きさに包丁で刻みます。
【2】お好みの野菜の上にのせ、好きなドレッシングをかけてお召し上がりください。
「コーンポタージュ味」のスープ
次は「コーンポタージュ味」を使ってスープを作ります。粉末のスープと、それほど変わりない味に出来上がりました。
作り方はいたってカンタン。お子さんが遊び感覚で料理を楽しめます。パパ・ママは隣で、見守ってあげてください♪
◆材料
うまい棒「コーンポタージュ味」 2本
牛乳 コップ1杯(160cc程度)
◆作り方
【1】うまい棒を袋から取りだし、ビニール袋の中に入れます。手で押しつぶして、粉々に砕いてください。
【2】スープカップに粉末を入れて、牛乳を加えます。
【3】電子レンジのオート機能「牛乳の温め」を使うと簡単に温められます。
【4】スプーンでよくかき混ぜて、お召し上がりください。
「たこ焼き味」のアレンジ
うまい棒の「たこ焼き味」は、他とはちょっと食感が異なります。通常よりも歯ごたえがあり「カリッ」としますが、これは「たこ焼き味」だけが特別な製造方法で作られていることに由来します。よりたこ焼きらしい味を再現するために、一度タレをつけて焼いた後に、粉をつけてもう一度焼く、という手の込みよう。じつは、「たこ焼き味」専用の製造工場もあるそうです。
この「たこ焼き味」を、お好み焼きとしてアレンジしたレシピをご紹介します。
お好み焼き
大阪名物の「たこせん」をご存じでしょうか。大型のえびせんべいにソースを塗り、たこ焼きを挟んだおやつで、関東では「らくがきせんべい」の名前で呼ばれるそうです。
その「たこせん」を彷彿とさせる、うまい棒のお好み焼き。お昼のTV番組「ヒルナンデス」で話題となったレシピです。駄菓子とは思えない、本格的な味に絶句してしまうかもしれません。
◆材料
うまい棒「たこ焼き味」4本
卵 1個
マヨネーズ、青のり、天かす、かつお節 お好みで
◆作り方
【1】うまい棒をビニール袋に入れて、手で粗めに潰します。
【2】卵を加えて、混ぜ合わせます。
【3】袋の下部をはさみでカットして、フライパンに生地を出してください。
【4】火をつけて、両面を焼きます。
【5】器に盛って、お好みでトッピングをかけてください。
刻んだキャベツを生地に混ぜると、より本物のお好み焼きらしくなりますよ。
じつは巷で人気です。うまい棒の大量購入
ご自宅のお菓子用ボックスに、いつもうまい棒があるとうれしいのは、大人も同じかもしれませんね。お子さん向けの買い置きを、じつはパパが食べていた、なんてご家庭もあるのではないでしょうか。大人買いをしている方は多いようです。
やおきん うまい棒 5種 計150本
コーンポタージュ味・チーズ味・めんたい味・サラミ味・とんかつソース味など、人気の高い味の詰め合わせです。生産の都合で味の変更があるので、要注意。
やおきん うまい棒 コーンポタージュ味 6g×30袋
好きな味だけが欲しい方は、こちらを買って、思う存分楽しんでください。定番の味なら選ぶことができます。30袋で900円とは、お買い得です。
思い出と共に愉しめる味
うまい棒の楽しいアレンジレシピを見てきました。料理好きな人が自由な発想で作り、SNSを通じて広まったレシピです。思いのほかおいしい出来上がりに、驚いた方も多いのではないでしょうか。
たかが駄菓子、とは侮れない味の完成度に、長年子ども達の心を捉え続けてきたメーカーの努力が感じられました。120円で楽しめる味は、これから成長していくお子さんにとっても、かつて子どもだった大人にとっても、共通の思い出になるかもしれません。
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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)