飛び出す絵本おすすめ3冊
子どもたちに大人気のしかけ絵。なかでも、ページをめくれば、しかけが立ち上がるポップアップ形式の絵本は近ごろ大人気。特に海外の作品はさまざまな趣向を凝らし、その美しさや迫力に、大人が夢中になってしまうほど!その魅力を幼い子向のシンプルなものから大人も楽しめるものまで、ご紹介します。
【1】『とびだす いない いない ばあ!』
いりやま さとし/著 学研プラス
◆こんな本
見開き左側の「いないいないばあ!」を読みながらページを開くと、動物たちが「ばぁ!」と、ポップアップ!単純な繰り返しのなかにあるダイナミックな動きに、赤ちゃんは大喜び。
◆対象年齢
0歳、1歳、2歳
◆ママパパの口コミ
『0・1・2歳児の保育』2018年夏号
【2】『とびだす・ひろがる!のりものえほん』
古川正和/作 偕成社
◆こんな本
折り込まれているページを開くと...清掃車がダンプカーに変身!次々に乗り物が変身しながら登場します。子どもは、何回読んでも飽きることなく、嬉しそうにページを開きます。
◆対象年齢
0歳、1歳、2歳、3歳、4歳、5歳
◆ママパパの口コミ
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
【3】『びっくりかずあそび』
チャック・マーフィー/作 大日本絵画
◆こんな本
1から10までを、飛び出す鳥や蝶の数で表すポップアップブックです。その美しいこと!洗練された色とデザインを楽しめます。
◆対象年齢
0歳、1歳、2歳、3歳、4歳、5歳
『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』
これは、大人も楽しめる3冊
【4】『不思議の国のアリス』
ロバート・サブダ/作 大日本絵画
◆こんな本
これはもう、芸術作品と言っても良いほどの完成度の高いポップアップ作品です。色の魔術師ロバート・サブダの代表作です。子どもたちからは拍手喝采!
◆ママパパの口コミ
【5】『太古の世界 恐竜時代』
ロバート サブダ・M.ラインハート/作 わく はじめ/訳 大日本絵画
◆こんな本
これもサブダの作品です。ポップアップでここまでやれる!大胆かつ繊細な科学絵本です。これ以上に魅力のある恐竜絵本は見たことがないといっても過言ではありません。
【6】『シンデレラ』
マシュー ラインハート/作 やがわ けいこ/訳 大日本絵画
◆こんな本
ストーリーを楽しめるようになったら、是非挑戦したいポップアップ作品。ラインハートのキラキラした馬車やドレスなど、華やかでゴージャスなしかけにうっとりします。
◆ママパパの口コミ
教えてくれたのは
JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。