【星野リゾート リゾナーレトマム】4歳のスキーデビューに密着!人見知りでも親から離れてレッスンできた

星野リゾートのスキーレッスン「雪ッズ70」でのスキーデビューの様子、冬の魅力あふれるリゾナーレトマムを家族で楽しむ滞在をレポートします。

子どものスキーデビューに最適なスノーリゾート「星野リゾート リゾナーレトマム」

「スキーをしたい!」札幌市に住む、みおんちゃん(4)の数年越しの夢を叶えるべく、リゾナーレトマムにやってきた山下さんご一家。
「共働きで普段は忙しく、旅では家族いっしょに過ごしたいという気持ちが強くて。弟のかいり(111カ月)が幼いこともあり、お姉ちゃんにはずっとスキーを我慢させていたんです」とお母さん。

 今回は星野リゾート式オリジナルスキーレッスン「雪ッズ70(セブンティーン)」に、みおんちゃんが挑戦。
初心者から上級者まで、少人数制で子どものレベルにあったレッスンが受けられます

この記事では、みおんちゃんの親子離れて臨んだスキーレッスン、リゾナーレトマムの滞在をレポートします。
また、リゾナーレトマムには冬ならではの魅力が多くアフタースキーの楽しみも満載。子ども目線で楽しめる取り組みも紹介します。

リゾナーレトマムのスキーレッスン「雪ッズ70」の特徴は?

「雪ッズ70」とは、子どもがスキーに慣れ親しみ、楽しみながら技術の上達を図る、星野リゾートオリジナルのスキーレッスンです。70のステップがあり、スキーが初めての初心者から上級者まで、6つのレベルでレッスンが行われます。

今シーズンは「リゾナーレトマム」の他、「アルツ磐梯」「リゾナーレ八ヶ岳」で雪ッズ70を開設。子どもの習熟度は電子カルテで共有され、星野リゾートのスキー場どこへ訪れてもレベルにあったきめ細やかなレッスンを受けられ、上達できるのが特徴です。

特にトマムは、ふわっふわのパウダースノーで初心者にも滑りやすく、上級コースも有することから、一番難しい「レベル6」のレッスンはトマムだけで開校しているそう。レッスンは1回120分(途中休憩あり)、定員は各レッスン4名までの少人数制
スキーだけではなく、スノーボードのレッスンも開設されています。

受付をして、集合場所や電子カルテの登録の案内をもらいます

みおんちゃんは2日間にわたり2レッスンの受講をすることにしました(120分×2レッスン、合計240)

1日目スタート! 雪ッズ70専用のパークでスキーデビュー!

一日目は太陽も顔を出し、スキーデビューには最適なコンディション。ウェアに身を包み慣れないスキー靴で、手を引かれながら集合場所へ登場したみおんちゃん。初心者ということで、レベル1(初心者)の幼児クラスからのスタートです。

レベル1のめあては「用具の使い方を習得。スキー板で三角を作って滑り、自分の意思で止まれる」。傾斜が緩やかで、他のスキーヤーがいない安全・安心な「雪ッズ70デビューパーク」を舞台にレッスンが始まります。

雪ッズの最初のステップは、自己紹介と準備体操

担当するインストラクターと挨拶し自己紹介をしたら、まずは準備体操。「あたま、かた、ひざ、ポン♪」とお遊戯でおなじみの曲を歌いながら体を動かし、遊びながら雪に親しみます。実はこれらも70あるステップの一部です。

人見知りをするというみおんちゃんは、かなり緊張した面持ちですが、インストラクターはみおんちゃんと目線をあわせ、親しみやすい口調でコミュニケーションをとっていきます。

片足スキーで滑る感覚に慣れ、用具の扱いを学ぶ

「もうスキー板を履くの?」と思ったら、まずは片方だけ装着し、その状態で歩いたり、前後に滑らせたり……スキー独特の「滑る感覚」を体感。次にスキーのはき方、外し方など、用具の扱い方を習います。
インストラクターは小さなこともできたら「ハイタッチ」をして、「すごいね」と声をかけ、お子さんのモチベーションをサポートします。

好きな食べ物は? 身近な質問と補助装置でボーゲンの型を身につける

開始から30分ほどで、いよいよ両足にスキーを履いて、専用パークでの練習が始まりました。左右のスキー板の先端を補助装置で固定し離れないようにしたら、インストラクターが「ピザとケーキとアイス、どれが好き?」と問いかけます。「ピザ!」と答えが返ってくると、「じゃあカットした、ピザの三角形を作るイメージで足を広げて」と促し、ボーゲンの型やブレーキのかけかたを教えます。

雪ッズ70専用パークでデビュー。ハイタッチで「できた」「うれしい」

傾斜を利用し、インストラクターが、赤のプレートを出したらブレーキ、青ならススメという感じで、ゲーム感覚で、滑走とブレーキを繰り返し練習していきます。「目線はまっすぐ」「スキー板、三角形がつくれているかな?」と声をかけつつ、止まれたら「すごい、よくできたね」とハイタッチ。
うまく止まれなくてもインストラクターが受け止めてくれるので、怖がることなく安心してチャレンジができます。転ばずに下まで滑り切ると、集中して緊張気味だったみおんちゃんの表情が崩れ、笑顔がこぼれました。

レッスン中、親は離れて過ごすのがおすすめ

雪ッズ70デビューパークはスノーシューズを履いていれば親御さんの見学はOK。ただ子どもがレッスンに集中するには、できれば親御さんは離れて、姿が見えないほうが良いといいます。

「気にして手を振ったり、困難な時も親を頼って子どもの気持ちが折れやすいんです。ターンの練習では、無意識に親御さんの方向へ曲がってしまうことも。ひとりで参加するのが大丈夫そうなら、親御さんはその場から離れ、ぜひ早めにお迎えに来て成長ぶりを感じてほしい」と、雪ッズ70を立ち上げた(星野リゾート・トマム)アクティビティユニットディレクターの間島竜也さんはいいます。

かいり君はパパとそり遊び

「人見知りが激しいので心配」と見守っていたお父さんとお母さんも、みおんちゃんの様子をみて安堵。かいり君とGAOのアウトドアセンターへ雪遊びをしに出かけていきました。

レッスン終了間際に見た我が子の姿とは?

迎えに戻ると、補助装置が外され、先生のいる方向へ上手に滑走をする、みおんちゃんの姿がありました。
笑顔を見せ、すっかり先生にもなついているようです。「すごい、もう滑っているよ」と、お父さん、お母さんは驚きつつもうれしそう。

もっとやりたい! お片付けも自分で

でもレッスンが終了し再会したみおんちゃんは、なぜか涙目。どうしたのかと思いきや……「もっとやりたかった~」の涙でした。よほど楽しかったらしく「明日も頑張ろうね」「上手に滑れていたね」と声をかけられると、笑顔が戻りました。
スキー用具も「自分でお片付けする」と積極的。技術だけではなく、心もたくましく成長したように感じられます。

スマホで習熟度を確認! 夕食時は家族の一日をふりかえる

70のステップのどこまで到達したかという習熟度は、その日のうちに電子カルテに反映され、スマホから閲覧OK。みおんちゃんは70あるステップのうち、なんと一日でステップ22「補助なしで三角を作ってスピードをコントロールできる」まで合格。
夕食時はカルテを見ながら一日の出来事を振り返り、家族だんらんの時間を過ごします。

オリジナルスイーツを作る「リゾナーレキッズスタジオ」にも参加

夕食会場の森のレストラン「ニニヌプリ」では、お子様が本格的なパティシエに変身し、オリジナルスイーツをつくる「リゾナーレキッズスタジオ」を開催。みおんちゃんも「雪だるまパフェ」作りに挑戦。好きな果物や、生クリームを盛り付け、最後は雪だるまのメレンゲ、スキー板デザインのクッキーをトッピング。
作りながら、そして完成品を食べながら、今日のスキーを思い出す場面もありました。

2日目はリフトに乗ってゲレンデデビュー!? 親は突然のフリータイム

明けて2日目は小雪が舞う中でのレッスン。「おめでとう!今日はレベル2のクラスです」と受付でレベル2のゼッケンを受け取ったみおんちゃん。昨日と違うインストラクターですが、人見知りもせず準備体操を行い準備万端でレッスンに臨みます。

わずか1レッスン120分のレッスンでゲレンデデビュー

「今日は生徒さん一人だし、リフトに乗って本番のゲレンデで練習したいと思います。」とインストラクター。スキーを始めて1レッスン120分でのゲレンデデビューに親御さんもびっくり。でも、泣くほどスキーをやりたかったみおんちゃんには、渡りに船。インストラクターと一緒にリフトへと消えていく後ろ姿は、足取りが軽くワクワク感にあふれています。

お茶をしたり、雪だるまを作ったり。家族別々の時間を満喫

突然やってきた2時間のフリータイム。親御さんとかいり君は、宿泊者専用ラウンジでお茶をしたり、外で雪だるまを作ったり。
「お姉ちゃんがスキーをするのを見て雪に興味を持ったようです。トマムのパウダースノーに、かいりはダイブしたり、舞う雪を不思議そうに眺めたり。幼いながらも雪を体感し楽しんでいました」とお父さん。

あたたかい室内でかいり君は元気をチャージ
リゾナーレトマム 宿泊用ラウンジ。飲み物や、夜にはお酒のサービスも。

「かいりも雪ッズデビューをしたら、夫婦二人でリラクゼーションを受けるのもいいなあ。楽しむのは家族でできるけれど、のんびりは夫婦でないとできないし」とお母さん。

レベル2もクリア。レッスン終了後はお母さんと一緒にスキー!

みおんちゃんをお迎えに行くと、インストラクターに続いて、離れて一人で滑るみおんちゃんの姿がありました。リフトも抱えられるように乗っていた初回とは違いスムーズ。

認定バッチがうれしい!

「よく頑張ったね。レベル2もクリアだよ。」とレッスン終了後には、インストラクターから認定のピンバッチが渡され、誇らしげな姿が印象的でした。

お母さんといっしょに滑走

成長ぶりがうれしくてしかたないお母さん、「まだスキーやる?一緒に滑る?」と聞くと、みおんちゃんは大きくうなずきます。一緒に滑りながら「もうスキーできるよ。上手でしょ?」というみおんちゃんの言葉に頷くお母さん。二人とも嬉しそう。

子どものやりたい気持ちを大切にした先にあるものは

みおんちゃんは、70あるステップのうち34までクリアし、2日間で約半分のステップをクリア。「子どもの「やりたい」という気持ちがあれば、一人での挑戦も頑張れるし、達成感を得られるのを実感した」と山下さん夫妻はいいます。「スキー技術もさることながら、初対面のインストラクターの方とコミュニケーションができることにも驚き、親子離れることで自立すると感じます」とも。山下さんご一家にとって忘れられないスキーデビューになったようです。

スキーレッスン「雪ッズ70」の予約はこちら

星野リゾート リゾナーレトマム雪ッズ70
料金 5,500円~/1回2時間

アフタースキーは家族の時間。ミッションシートで冬のトマムを満喫

広大な敷地を誇るトマムには、スキー以外もたくさんの魅力があります。
旅で子どもの成長を育む「旅育」に力を入れているリゾナーレトマムでは、子どもが自ら様々な発見をしてリゾート滞在を楽しめる「ミッションシート」を用意。かわいらしい地図の上には6つのミッションがあり、4つクリアで記念のバッチがもらえます。

霧氷テラス

例えば、リゾナーレトマムの宿泊者は、無料でゴンドラに乗ってトマム山頂の「霧氷テラス」へアクセスができます。

ゴンドラ

ここでのミッションは「ゴンドラにえがかれているどうぶつは?」というクイズ、そして「霧氷テラスからの景色を眺め写真におさめる」こと。

山頂・霧氷テラスからの景色。すごい雪!
ミッションをクリアしてシールを貼るよ

冬のトマムの風物詩として人気のアイスヴィレッジでは、温度計をさがして気温をしらべるミッション。たくさんある雪のドームをいったりきたりすると、「セイコーマートがこんなところにある!」なんていう意外な発見もあります。

パパと氷の世界を走るジップラインに挑戦

みおんちゃんは、氷の世界を滑走するジップラインに興味津々。パパと親子で乗れると聞いて挑戦することに(宿泊者無料・身長制限あり)。

アイスビレッジを探索。氷でできているなんて、すごい!

ホタルストリートでは、スキー靴を履いたままこたつへ。これもミッションの一つです。

こたつでおでん。スキー靴を履いたまま入れます

ミッションをクリアするとバッチをプレゼント!

みおんちゃんは、自分でミッションシートに名前をかき、移動するときは必ず手にして「次はどこに行こう?」「何をするの?」とニコニコ。クリアしたミッションシートはフロントに持っていくと宝箱が登場し、非売品のおしゃれなバッチがプレゼントされます。

宝箱の登場に目がキラキラ。

ミッションシートをもらうには「ヒミツのあいことば」が必要です。まずはリゾナーレトマムの旅育ホームページへアクセスして、クイズに挑戦してみましょう。

お子さんの「やりたい」を応援する体験がいっぱい!

みおんちゃんが選んだベストショット。スキーが一番楽しかった!

いかがでしたか? みおんちゃんが驚くほどスキーが上達したのは、雪ッズ70のきめ細やかなプログラム、そして「滑れるようになりたい」という強い思いがあったからこそ。

帰ってきたとたん「次はいつトマムに行くの?」ときかれましたとお母さん談。

トマムには、スキー以外にもお子さんの「やりたい」を応援する体験や親子で楽しめるアクティビティがたくさんあります。
旅育ホームページには、そんなお子さんの興味・関心を引き出すエッセンスがちりばめられています。
ぜひ親子でワクワクとしながら旅計画をしてみてくださいね。

星野リゾート リゾナーレトマム

■「ヒミツのあいことば」のゲットはこちらから
星野リゾート リゾナーレトマム 旅育ページ

こちらのリゾナーレの記事も

【星野リゾート リゾナーレ大阪】ホテルにアトリエが!イタリア発の乳幼児教育で子どもの創造力を掘り起こす!
西日本発のリゾナーレ。「創造力を遊びこむ」アトリエのあるホテル 2022年12月、「星野リゾート リゾナーレ大阪」が大阪・南港にある「ハイ...
村田和子|旅行ジャーナリスト・旅育コンサルタント

「旅行者・地域・社会が旅を通じて元気になる」をモットーに、人生や日常を豊かにする旅の提案を行う。新聞・雑誌への寄稿やテレビ・ラジオへ出演。

旅育メソッド🄬を提唱し、旅育イベント企画・監修や講演を行う。著書に「家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ~旅育BOOK(日本実業出版社 )」。総合旅行業務取扱管理者。

構成・文/村田和子

編集部おすすめ

関連記事