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家族を見守るコクヨのIoTデバイス「Hello! Family.」が登場
共働き世帯が急増する中、約7割のママパパが直面すると言われているのが「小1の壁」。
「小1の壁」とはお子さんが小学校に入ると、仕事・育児・家事の両立が難しくなることを言います。小学1年生が学校から帰るのはおよそ15時ごろ。その後に学童保育を利用しても18時までには迎えに行かなくてはならないところが多いのです。また、宿題や持ち物なども増え、親のサポートが必須で仕事を続けることが難しくなり退職や転職を決意する方もいるほどです。
そんな仕事と子育ての両立に悩むママパパの味方となるデバイスがコクヨから登場!離れていても、子どもの様子がわかり、コミュニケーションがとれたらと誕生したのが、IoTブランド「Hello! Family.」です。
第1弾シリーズとして家族が離れていても「今、どこで、何をしている」を楽しみながら手軽に伝え合うことができるスマートフォンアプリと4種のIoTデバイスを展開します。
四児のママ辻さんの子育てのお悩みは?経験談から、リアルな悩みが!
今回このプロジェクトを発案し、リーダーとして進めてきた山本さんは小学生の男の子1人と双子の女の子の3児の母。実際に子育てと仕事の両立、そして小1の壁を経験しています。新製品発表会では、タレントとして活躍するかたわら4児のママとしての顔も持つ辻希美さんと、教育ジャーナリストの加藤紀子さんも登場し、商品体験とトークセッションを行いました。
※辻希美さんの「辻」のしんにょうの点は1つが正式表記となります。
加藤さんは、初の自著「子育てベスト100」(ダイヤモンド社)はAmazon総合1位、17万部のベストセラーと今の子育てを熟知した、教育ジャーナリスト。子どもとの良い関係を築くアドバイスを紹介していただきました。
経験談1:仕事をしていると、子どもとのコミュニケーションがなかなかできない
加藤さん:親子のコミュニケーションで大切だけれど意外と忘れがちなことは、毎日挨拶するとか、本当に何気ない親子のすごいくだらない話なのです。本当に何気ない会話を積み重ねることで子どもにとっては、「僕は、私は、ここにいてもいいんだ」という安心感や「ここだったら自分がどんなことでも言える」という心理的な安心感みたいなものにつながっていきます。
どうしてもお忙しいと親からの一方通行になりがちですけれども、それよりもささやかな双方向のコミュニケーションが、子どものメンタルにとってとても大切っていうことですね。
辻さん:4人子どもがいるとそれぞれが「話を聞いて」が多くて……。
聞いてあげたいけど、いっぺんにはやっぱり難しくて、落ち着いた時に話をしてあげようと思ってはいるんですけど、どうしても忘れちゃったりとか、次のやらなきゃいけないことがあって二の次になってしまうので、今の話を聞いて反省しています。
加藤さん:お仕事をされてるお母さんが増えているので、ちょっとした会話をするのも忙しい保護者の方は多いと思います。だから「Hello! Family.」のようなツールを使って細切れの時間でもリアクションを送ってあげるだけで、子どもってきっとすごい嬉しいと思います。
やっぱり子どもはお父さんお母さんが大好きなんです。一番大好きな人に聞いてもらうと認められてるという気持ちになります。なので、認めてあげることはすごく大切なことです。
辻さんの経験談2:子どもの行動範囲・交友関係が広がって把握しきれない
辻さん:子どもが小学校に一人で登校をする姿が不安でしかなくて、電信柱に隠れながら跡を追った経験もありますし、下校の時間に学校の門で待つこともありました。それが仕事と重なってしまうと、気持ちが落ち着かなくて、常に不安なまま仕事をしなければなりませんでした。
加藤さん:やはり保護者としては子どものことをいつまでも心配でいるけれど、自分も仕事があるので、親子でのすれ違いが増えてくると思います。また、成長とともにお友達との関係をすべて親が把握しきれなくなりますし、複雑になりますよね。
辻さんの経験談3:持ち物や大切なものがどこにあるのかわからず不安に
辻さん:子どもが鍵や水筒、傘などを忘れると心配になります。学校に傘を持って行ったかどうかがわからない時に雨が降ってくると、「傘を持って行ったかな?」と心配になって学校まで持っていこうかなと思うこともありました。
また、特に自転車の鍵は小さくて、かなり成長してからも失くしやすくて困っていました。
保護者の働き方はこの数年でさらに多様化してきました。在宅ワークの方も増える一方で、出社が基本になった企業も多いですね。辻さんの経験のように、家にいても在宅での作業や仕事の連絡があり、子どもとの交流が後回しになることもあるでしょう。
4つのデバイスとスマートフォンアプリで家族を見守る・つながる
2023年3月29日に行われた記者発表後、デバイスのうち「はろここ」「はろたぐ」の2種が「Hello! Family.」公式サイトで発売され、同時にスマートフォン(iPhone/android)アプリ「ハロファミアプリ」がリリースされています。
まずは、子どもの位置情報を確認できるGPS「はろここ」、子どもの持ち物につけることでアプリを使って忘れ物がチェックできるタグ「はろたぐ」が発売。5月にはアプリの大型アップデートが行われ、2023年夏には残りのデバイス「はろもに」と「はろぽち」が発売になります。
「はろここ」と「はろたぐ」
発売済みの「はろここ」と「はろたぐ」は子どもの居場所や持ち物のある場所をスマートフォンで確認できるデバイスです。これにより保護者のスマホから子どもを見守ることができます。
子どもの位置情報を確認できるGPS「はろここ」
子どもの位置情報を確認できるGPSデバイスです。ハロファミアプリを使うことで、子どもの現在の居場所や移動経路、登録をした地点への発着をリアルタイムで確認することができます。(別途通信料がかかります)
アプリを使って忘れ物がチェックできるタグ「はろたぐ」
こちらは家の鍵や傘など大切なもの、場合によって携帯必須になるものにつけておくタグです。「はろここ」とセットで持ち歩くことで、「はろたぐ」をつけた物の現在地をアプリで確認できます。例えば、昼から雨が降り出した時に「子どもは傘を持って行っただろうか?」という確認や、大切な家の鍵を失くしたときに場所を特定するのにも役立ちます。「この部屋にあるのだけど見つからない」という場合は音を鳴らして場所を知らせることもできます。
タグの大きさは500円玉と比べて一回り大きいくらい。子どもが「毎日忘れずに持っていくもの」「必要な時に忘れずに持って行けたこと」など、さまざまなパターンの目標があらかじめ用意されており、それらを達成した時にはアプリ上にバッジが増えていく仕掛けがあります。このように子どもが楽しみながら「物を持っていく習慣づけ」ができる仕掛けも加えられています。
「はろもに」と「はろぽち」
2023年夏に発売するのは「はろもに」と「はろぽち」です。こちらは子どもが親に対して何かを知らせたり、メッセージを交換することができます。
直接子どもと音声メッセージ交換ができる「はろもに」
スマホとメッセージ交換ができるモニターです。スマートフォンを持っていないお子さんもまだまだ多いですよね? そんなお子さんから保護者へ写真付きの音声メッセージの送信や、保護者からの連絡の受信・再生ができます。
子どもが、『できた!』という瞬間に押す「はろぽち」
子どもが課題を達成するたびに押す「できた!」の合図のボタンです。押すと登録した内容が保護者のスマートフォンアプリに通知されます。「宿題が終わった」「習い事に行く」「お手伝いができた」のように、なかなか大人でも後回しにしたくなることを「楽しい!」に変えてくれるのが「はろぽち」なのです。
保護者にとっても子どもの行動を把握しやすく、褒めるポイントやタイミングを知ることができます。
画像のように付属するシートやシールを使って自分だけのボタンを作ることができるので愛着もわきますね。
デザインにも一工夫
一般的にお子さんが持つアイテムには元気で明るい原色が用いられることが多いのですが、この「Hello! Family.」シリーズでは落ち着きのある柔らかい色合いが用いられています。「はろもに」や「はろぽち」のように家の中に置いて使用するデバイスもあることから、部屋に溶け込むような商品デザインを目指したそう。かわいくて家族みんなが気に入るデザインですね!
新学期が始まった「今」だからこそ
新学期が始まりました。一人で電車に乗っての通学が始まるお子さんや、習い事をスタートさせたお子さんなど、保護者にとっては心配の多い時期ですよね。また、友達と近所の公園で遊んでくる時もやはりどこかに不安が付きまといませんか?
そんなあなたのご家庭に、この「Hello! Family.」シリーズを導入してみてはいかがでしょう。家族の毎日に寄り添ってくれますよ!
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小1の壁についてくわしくはこちらの記事をチェック
文・構成/ふじいなおみ