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小学生に人気のYouTuber「バンカラジオ」ってどんな人？
「天才小学生」と「最恐の母」のやりとりを描いたコメディー動画が子どもたちの心を掴み、チャンネル登録者が91万人を超える人気YouTuber「バンカラジオ」。
きいたさんとやねすけさんは、現在26歳。高校卒業後、浪人時代に同じ塾で知り合い、たまたま同じ大学に進学し2017年にコンビを結成して、今年で7年目になるのだそうです。
子ども時代から早稲田大学に進学するまで
―子ども時代は、どのような遊びが好きでしたか？
きいたさん：一人っ子だったので友だちと遊ぶのが大好きで、同じマンションに住んでいる子たちの家を片っ端からピンポンしていって集まった人で遊びを考えて遊んでいました。僕の学年が一番上でマンションのドンだったんです（笑）。
家でひとりでゲームをするのは向いていなくて、ゲームするとしても外で友だちと一緒にやっていましたね。
やねすけさん：僕も、同じマンション内に小学生が集まっていたので、その人たちと遊んだり家でゲームとかもしていましたね。性格的にはわりとシャイで、家では内弁慶ってよく言われていました。
―小学生のときに好きだった科目はありますか？
きいたさん：３年生くらいまでそろばんを習っていて、算数が得意でした。算数・数学はめっちゃ好きでしたね。
やねすけさん：図工や工作系がすきでしたね。逆に算数とか理科は苦手で頭は良くなかったです（笑）。
―勉強は好きでしたか？
きいたさん：勉強は結構好きで得意だった方ですかね。11歳からオーストラリアで生活し、13歳で戻ってきた帰国子女だったんで、そんなに英語ができたわけではないですけどある程度は理解できてたから、高校受験は帰国子女枠で簡単に良いところに入れました（笑）。まわりは、早慶とか東大に進学する人もいたんで、そこからは触発されて勉強をしていきました。
やねすけさん：僕は逆に高2くらいまで勉強が全然できなくて、後から超がんばりましたね。テレビドラマの「ドラゴン桜」を観て感化されて、自分で自分を洗脳して東大に行こう！みたいな（笑）。僕の高校のレベル的にまわりにいる人もあんまりレベルが高い大学に行けない感じだったので、高２の夏くらいから友だちの誘いも断って、ずっと孤独に勉強をしていました。
―お二人が早稲田大学を選んだ理由とは？
やねすけさん：浪人中にたまたま模試の会場で早稲田大学にいったときに、街全体が学生をバックアップしてるって感じがすごくいいなと思って、その雰囲気に感銘を受けて模試の帰りに一人で創立者の大隈重信の銅像を観ながら泣いてたんです。こんな素敵な大学が日本にあったんだと思って。
そのときに「絶対に早稲田大学に入ろう！」と思って、早稲田大学が出している雑誌とかを浪人時代に買って読みながらイメージを膨らませたり、校歌も丸暗記して受験当日も聞きながら行くような、早稲田バカでした（笑）。
きいたさん：子どもの頃からビッグになりたい願望がすごい強かったんですよね。それで国際社会で活躍できそうな国際系の学部で、私学で一番良いところが早稲田大学の国際教育学部だったので、ここに行けば恵まれた環境で勉強ができるのではないかと思って選びました。早稲田大学に行きたいというより、国際系の学部があるところだけを受けていました。
将来は国連とかで働いているのかと思ったけど、まさかお母さんの格好をして叫んでいるとは思いませんでしたね（笑）。
世界で活躍するコメディYouTuberを目指して！
バンカラジオが今のかたちになるまで
―台本をつくるときに意識していることなどがあれば教えてください
きいたさん：「勧善懲悪」は意識しています。子どもの頃に観ていたドラえもんなどのストーリーが心に残っていて、悪いことをしたら最後は痛い目に合うという点はずらさないようにしています。途中、無茶苦茶なことはするんですけど、そこだけは守らないといけない部分としてありますね。
―演じているうえで気を付けていること
やねすけさん：子どもの視聴者に向けてリアクションは大きければ大きい方がいいとか、感情表現もしっかり伝わりやすいように微妙な感情の機微で見せるというよりは、全部オーバーにコメディっぽく見せるようにしています。
―大学ネタから天才小学生 vs 最恐の母（コメディ系）変更した理由を教えてください
きいたさん：大学卒業が迫ってくる中で、もっとチャンネルを大きくしたい！という想いがありました。その頃にやっていた、大学生向けの動画だと視聴者が少ないんですよね。そこで、潜在的な視聴者がいる子ども向けの動画に戦略的にシフトしました。
やねすけさん：毒親と中学受験の子どもをテーマにした動画をTiktokに投稿したら再生数が伸びて、意外とこのキャラって需要があるのかもしれないということでYouTubeにも投稿してみたんです。
最初は突然動画の内容を切り替えたので鳴かず飛ばずでした。もともとの視聴者も大学生コメディが観たかったのに「なんで急にこんな親子の幼稚なコントをしてるんだ！」とすごい批判もあったし、再生数もめちゃくちゃ落ちたけど、どこかのタイミングで再生数が伸びたんですよ。
きいたさん：いろいろ試したよね。そのときはコメディでドカンといきたい！と思ってたから中身は何でもよかった。大学生向けのコメディ、中高生向けのコメディ、小学生向けのコメディみたいに分けてたら、この格好の時にすごく伸びてそのままこのスタイルになりました。
―再生数が伸びない時期に就職は考えましたか？
やねすけさん：大学生ネタが伸びなかったときに一度、YouTubeと就職先を天秤にかけて考えてもいいなという時期がありました。悩んだ結果、成功するまで頑張ってみようと思って続けていたら、その4か月後くらいにドカンと再生数が伸びました。
きいたさん：僕はもともとYouTube１本で行きたいと思っていたので、２年休学してその間に結果が出なかったら戻ろうと思っていました。
―YouTuberになると決めたときの親御さんの反応はどうでしたか？
きいたさん：２年休学したいって伝えたとき、お母さんが腹痛でトイレから出てこなくなっちゃって（笑）。今はこのキャラクターに出会って活動できるようになって、すごく応援してくれてます。
やねすけさん：大学ネタをやっていた時も大学生の界隈では有名だったので親もある程度は認めてくれていて、ちゃんと自分たちでバイト代くらいの稼ぎがあって続けられるならいいんじゃない？って反対はされなかったですね。やりたいようにやりなさいと。
活動を休止してアメリカ留学へ
―2023年の8月に3か月活動を休止して留学した理由を教えてください
きいたさん：とにかくビッグになりたい！という気持ちがずっとあって、日本だけには留まらず世界中でバンカラジオのエンターテインメントを発信していき、その先に日本一とか、自分の好きなYouTubeの舞台で、歴史に残ることをしたいなという想いがあります。
まだ、YouTubeで海外に挑戦する人が少ないので挑戦したいし、可能性はすごくあるなと思っていて、今回の留学では英語と映像を学びに行きました。海外と比べると日本はまだ映像のレベルが低いので、ちゃんと世界に誇れる映像を届けたいという想いで映画の大学を選びました。
やねすけさん：日々流行りも変化していく中でYouTuberが3か月も休むのは大きな決断なんですよね。でも、留学して学んだことを動画に活かせたらよりクオリティが高いものが作れる。視聴者が満足する。だから結果的に休んだとしても視聴者が離れないでくれるのは、コメディYouTuberだからこそだと思っています。
休むのは怖かったけど、その分学んだものは活かしていこうと全力で頑張ったら良い結果になった。自分たちの判断は間違っていなかったなと、ホッとしています。
バンカラジオの世界が楽しめる♪「超ハイレベルで ヤバすぎる まちがいさがし」
「バンカラジオ」の書籍『超ハイレベルで ヤバすぎる まちがいさがし』（ワニブックス）が、発売されました。
「超ハイレベルで ヤバすぎる まちがいさがし」は、バンカラジオが考えた“子どもにウケるツボ”が満載の間違いさがし本。大人は解けないのに、子どもは解けてしまう、全200個の間違いさがしが収録されています。
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―ドリルのおすすめポイントを教えてください
きいたさん：子どもたちと対決してみたんですけど、おもしろいもので子どもの方が解けるんですよ！
ぜひ親子で楽しんで欲しいですね。友達と遊んでみたり、交流の場で楽しんでもらえたらもっといいかなと思います。
YouTuberを目指す子どもたちへ
きいた：YouTubeでマニーを稼いでね～
ビッグになりたい！という夢を追いかけて進化し続けるコメディYouTuberバンカラジオ。お二人の今後の活動が楽しみですね♪
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