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鳥取銘菓とは
鳥取砂丘や三朝(みささ)温泉、大山(だいせん)など、たくさんの観光地がある鳥取県。また梨や松葉ガニなどの名産品があり、そういったものを使ったおいしい銘菓がたくさんあります。
この記事では、お土産としても喜ばれる、鳥取を代表する銘菓をご紹介していきます。
「鳥取といえば!」な、お菓子大集合│鳥取銘菓【定番編】
まずは、定番のお菓子から。鳥取土産の代表的な銘菓を5つご紹介します。
白とち餅
「白とち餅」は、ほど良い甘さのこし餡を、栃の香ばしさがただよう餅でくるんだお菓子です。
銘菓ポイント
「白とち餅」の特徴は、使われている栃の実にあります。栃の実はもともと灰汁が強いため、古来より伝わる秘伝の製法であく抜きを行っているのがポイント。またたっぷりと量を使い、栃の実の独特の風味を生んでいます。
「白とち餅」
第22回全国菓子大博覧会では、最高位賞「名誉総裁賞」受賞。どこか懐かしい味わいのお菓子です。
大風呂敷
山陰を代表するお菓子として長年愛されているのがこの「大風呂敷」。きな粉餅に、鳥取名産の二十世紀梨で作った特製の「梨みつ」をかけて味わうお菓子です。
銘菓ポイント
「大風呂敷」は、50年以上もの歴史があるお菓子。きな粉餅に黒みつをかけて味わうお菓子はたくさんありますが、「大風呂敷」は梨みつをかけるのが最大の特徴です。この梨みつには二十世紀梨の果肉入りピューレを入れ、フルーティーでさっぱりとした後味となっています。
「大風呂敷」
さわやかな梨みつと、やわらかきな粉餅がマッチします。
大山バターケーキ
「大山バターケーキ」は、大山バターを100%使用したバターケーキです。
銘菓ポイント
「大山バターケーキ」は、大山バターを使っているのが特徴です。大山バターは、鳥取県産の生乳を使用し「チャーン」と呼ばれる伝統的な装置で作られる、淡麗でクリーミーな風味のバターです。そんな大山バターを100使用し、しっとり焼き上げています。
「大山バターケーキ」
ケーキ全体から香るバターにうっとり! バターのコクを味わうケーキです。
松葉がにせんべい
冬の鳥取を代表する味覚「松葉がに」を使ったおせんべいです。
銘菓ポイント
「松葉がにせんべい」は、せんべい生地に、松葉がにの身が練り込んであるのが特徴です。独自製法の生蒸焼で焼き上げてあるから、香ばしい味わいが堪能できます。
「松葉がにせんべい」
ひとくち食べれば、松葉がにの風味が口いっぱいに広がります。
鳥取サンドクッキー
鳥取といえば「鳥取砂丘」。この鳥取砂丘をイメージしたお菓子が「鳥取サンドクッキー」です。塩キャラメル味のホイップチョコを、クッキーではさんでいます。
銘菓ポイント
クッキーにはさんである塩キャラメル味のホイップチョコは、ラクダと海風をイメージ。味のアクセントとしてスパイスが加えられていて、 異国感を感じられます。
「鳥取サンドクッキー」
クッキーを食べれば、砂丘を感じさせるザクッとした食感を楽しめます。
二十世紀梨をお菓子で味わう│鳥取銘菓【二十世紀梨編】
鳥取といえば、二十世紀梨の産地。ここでは、二十世紀梨を使ったお菓子やスイーツをチェックしていきましょう。
鳥取二十世紀梨ゼリー 感動です。
鳥取県産の二十世紀梨を、丸ごと閉じ込めたようなゼリーです。
銘菓ポイント
「鳥取二十世紀梨ゼリー 感動です。」には、みずみずしい味わいが特徴の二十世紀梨を贅沢に使用。しぼった果汁と角切りの果肉が入っています。
「鳥取二十世紀梨ゼリー 感動です。」
ぷるんとした口当たりと角切りの果肉感で、まさに感動の味わいを体験できます。かわいい梨の形の容器もポイントです。
天女の梨クーヘン
「天女の梨クーヘン」は、鳥取県産二十世紀梨まるごと1個使った、ぜいたくなバウムクーヘンです。
銘菓ポイント
「天女の梨クーヘン」を切ると、コンポートした鳥取県産二十世紀梨がごろりと登場。シャキシャキとした二十世紀梨と、しっとりとしたバウムクーヘン生地がマッチしています。
「天女の梨クーヘン」
ころんとしたかわいらしい丸いフォルムが特徴。鳥取のお土産にぴったりです!
二十世紀
「二十世紀」は、二十世紀梨を輪切りにした形のゼリー。大正11年より販売されている、鳥取銘菓のベストセラーです。
銘菓ポイント
「二十世紀」を製造販売する「亀甲や」は、創業140年を誇る老舗のお店。この「二十世紀」は、当時栽培の難しかった二十世紀梨を全国に広めたいという思いから作られたのだそうです。
「二十世紀」
水飴をベースに、寒天で梨を輪切りにした形にしたちょっと珍しいお菓子です。
鳥取二十世紀梨フロマージュビスキュイ
「鳥取二十世紀梨フロマージュビスキュイ」は、鳥取県産二十世紀梨で作ったチョコレートを、クッキーでサンドしたお菓子です。
銘菓ポイント
チョコレートにはクリームチーズがプラスされており、二十世紀梨とチーズの相性のよさが感じられます。また、鳥取県産牛乳を使っているのもポイントです。
「鳥取二十世紀梨フロマージュビスキュイ」
二十世紀梨とクリームチーズのチョコレートは、濃厚かつまろやか。サクサクとしたクッキーとともに味わえます。
はちかく 鳳梨 パイナップルケーキ
「はちかく 鳳梨 パイナップルケーキ」は、特製のパイナップルジャムをタルト生地で包んだお菓子。鳥取県産の二十世紀梨が隠し味です。
銘菓ポイント
「はちかく 鳳梨 パイナップルケーキ」の隠し味として二十世紀梨を使ったのは、原料であるパイナップルが足りなかったことがきっかけ。パティシエは偶然手元にあった「梨」を加えてみたところ、フレッシュで独特の甘みと優しさのあるオリジナルの味になったのだそうです。
「はちかく 鳳梨 パイナップルケーキ」
パイナップルジャムは甘酸っぱく、みずみずしい果実感が感じられます。バターを贅沢に使用したタルト生地と相まって、おいしさが口いっぱいに広がります。
形や色がキュートなお菓子たち│鳥取銘菓【かわいいお菓子編】
鳥取には、形や色がかわいい銘菓がいっぱい! ここでは5つご紹介します。
宝月堂 MOCHI cube
「宝月堂 MOCHI cube」は「今まで見たことがない」をコンセプトに開発された、キューブ型の大福です。
銘菓ポイント
「宝月堂 MOCHI cube」はキューブ型の大福だから、丸い大福よりつまんで持ちやすく、小ぶりなので食べやすいのが魅力。また「餅」「餡」「生クリーム」の究極の3層構造で、一体となって溶けていくように計算して作られているのも特徴です。
「宝月堂 MOCHI cube」
角の立ったきれいな立方体の大福は、今までにないモダンな大福。口に入れれば、驚きの口溶けを体感することができます。
因幡の白うさぎ
神話「因幡の白兎」から生まれたかわいいうさぎ型のお菓子です。上品な甘さの黄身餡を、地元大山バターの風味豊かな生地で包んでいます。
銘菓ポイント
うさぎの形は、神話「因幡の白兎」に由来。神話に登場する白兎は、縁結びの役割を果たすキャラクターです。この日本最古といえる縁結び物語から、山陰から届けられる「福」「縁」のシンボルとして誕生しました。
「因幡の白うさぎ」
黄身餡の上品な甘さ、なめらかでしっとりした生地、香ばしい焼き上がりが特徴のお菓子。一度食べると忘れられない味わいです。
どじょう掬いまんじゅう
「どじょう掬いまんじゅう」は、ひょっとこお面と、青い水玉模様の手ぬぐいをモチーフにしたおまんじゅうです。
銘菓ポイント
「どじょう掬いまんじゅう」の発売は1967年。くすっと笑えるユニークな見た目で、50年以上たった今でも多くの人に愛される島根県・鳥取県の山陰両県を代表する銘菓です。
「どじょう掬いまんじゅう」
愛らしい形と白餡の優しい甘さで、どんな人からも好まれるお菓子です。
星に想いを
「星に想いを」は、夜空に輝く星をイメージした、星型のタルトクッキーです。
銘菓ポイント
「鳥取でなぜ星をモチーフに?」と思った方もいるかもしれません。実は鳥取は、天の川や流れ星といった星が美しく見える県。そのため「星取県」とも呼ばれています。「星に想いを」は、そんな星取県とコラボをした美しい星空への思いをテーマにしているのだそうです。
「星に想いを」
タルトクッキーに入ったホワイトチョコレートがポイント。サクッとおいしい星型クッキーを、夜空を見上げて味わってみてください。
ゲゲゲの鬼太郎妖怪BOX
「ゲゲゲの鬼太郎妖怪BOX」は、『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターが描かれたかわいい缶のなかに、洋風せんべいが入っています。
銘菓ポイント
鳥取県境港市は『ゲゲゲの鬼太郎』の作者である水木しげる先生が育った場所。境港市には妖怪のブロンズ像が立ち並ぶ「水木しげるロード」があり、お土産として人気なのがこの「ゲゲゲの鬼太郎妖怪BOX」です。
「ゲゲゲの鬼太郎妖怪BOX」
洋風せんべいは牛乳をたっぷりと使った優しい甘さで、サクッとおいしい味わい。せんべいには鬼太郎たちが描かれているのもポイントです。
鳥取のおいしいお菓子を味わおう!
鳥取には、梨や牛乳などの特産品を使ったお菓子からかわいい形のスイーツまで、さまざまな銘菓があります。またゲゲゲの鬼太郎やどじょう掬いをモチーフにした楽しいお菓子も勢ぞろい。
鳥取にでかけた際にはぜひ手に取ってお土産にしてみたり、お取り寄せしたりして楽しんでみてはいかがでしょうか。
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文・構成/HugKum編集部