※このマンガはほぺろう3歳頃の出来事を2020年に執筆したものです。
自分の気持ちの逃げ場がなく、感情のコントロールが切れてしまう
息子ほぺろう(2015年生)は知的障害をあわせ持つ自閉症児。メンタルが追い詰められ、「私がいない方が夫も息子もハッピーだ」と考える日々。
【母は助けを求めたらダメなの? >>前話に戻る】
もう何も言い訳できない…。
『児童虐待防止法』。2020年4月より改正法が施行されました。 でも、法とか、いつ施行とか関係なく、どんな小さなことでも体罰は躾(しつけ)として意味を成さない。間違った教育を植え付けるだけ。正しい姿は『諭す(さとす)』こと。
…そう思っていたはずなのに、私は感情のコントロールができなくなったことがあります。
このときが私の闇の最深部。黙っていることも出来るのですが、隠ぺいしてしまうとなにか根本的なものが解決しない気がするので書きます。
ほぺろうが眠っているとき以外は一日中休みなく癇癪。ほぺろうが眠っているときはお母さんの睡眠妨害。そして二人っきりなので全てがお母さんに向いてくる…。
発達障害に対応する本やネット記事を調べていろいろやってみるもどれも効果はなく、子どもと距離を置く方法をやりたくても執拗にお母さんを追いかけてきて攻撃してくる毎日。
私の気持ちはどこにも逃げ場がありませんでした。
それでもただの言い訳でしかないのですが、ある日とうとう感情のコントロールが切れてしまいました。
「やってしまった…」
咄嗟に思ったけど時すでに遅しでした。
常に癇癪で泣き暴れているほぺろうでしたが、お母さんの行為にかなりショックを受けた様子で余計に強く泣いていました。
自分の中で事件を名付けて。 続きはこちら
1話目はこちら
「発達障害が判明するまで」編・1話目はこちら
全てのお子さんの成長を願って
我が家の息子『ほぺろう』は、3歳の時に自閉症と知的障害の診断を受けました。 ブログは、そんなほぺろうの成長を記録することを目的としています。
ここで改めてお伝えしたいことは、
障害の特性は人それぞれ
ということ。
『自閉症』や『知的障害』と診断を受けた方は、世の中に沢山いらっしゃいます。ですが、一口に『自閉症』『知的障害』と言ってもそれは広義で、症状や特性・軽重度は個人によって異なります。
なので、ほぺろうの行動が他の自閉症の方に当てはまるものではありませんし、どこかのお子さんがほぺろうと同じ行動をとっていたとしても、その子に障害があるとは全く限りません。
こちらの連載、及びブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」をご覧頂く際は、「ぼさ家のほぺろうの場合は…」という感じで受け止めてくだされば幸いです。
障害のある・なしに関わらず、人生はそれぞれ誰にとっても特別なものです。
ほぺろうを含め、全てのお子さんのどんな人生も多様性のひとつとして受け入れられる世の中になることを願って…。
このマンガを描いた方は…
田舎在住のボサボサ主婦。家事が苦手で料理は壊滅的。妄想暴走族。
Instagram→@bosabosa_mother
ブログ→「ほぺろうの自閉症マンガ」