バルバドスってどんな国?
カリブ海に浮かぶ島「バルバドス」はどんな国なのか、特徴や観光スポットなどをこれから見ていきましょう。
バルバドス基本情報
まずはバルバドスの正式な国名や首都、場所などといった基本情報を確認しましょう。
国名
正式な国名は、「バルバドス」といいます。
首都
首都は、ブリッジタウンです。
場所

バルバドスは、カリブ海、西インド諸島内の小アンティル諸島東端に位置する島です。近くには、セントビンセントおよびグレナディーン諸島があります。
日本との時差
日本とバルバドスとの時差は13時間で、日本のほうが13時間進んでいます。たとえば日本が午後13時だとすると、バルバドスは午前0時となります。
面積
バルバドスの面積は430平方キロメートルです。これは、種子島とほぼ同じとなっています。
エリア
バルバドスは、以下の11の行政教区に分けられています。
・クライスト・チャーチ教区
・セント・アンドリュー教区
・セント・ジョージ教区
・セント・ジェームズ教区
・セント・ジョン教区
・セント・ジョゼフ教区
・セント・ルーシー教区
・セント・マイケル教区
・セント・ピーター教区
・セント・フィリップ教区
・セント・トーマス教区
人口
バルバドスの人口は、28.1万人(2023年/世銀)です。これは目黒区の人口と同じくらいの数となります。
言語・公用語
バルバドスの公用語は、英語です。
通貨
バルバドスの通貨単位はバルバドス・ドルです。日本円にすると、1バルバドス・ドルは78.63円です(2026年1月22日現在)。
宗教

バルバドスの人々が信仰する宗教は、キリスト教(英国国教会、プロテスタント、カトリック)、そのほかです。
歴史
1627年 英国植民地となる
1652年 英国直轄領となる
1961年 英国自治領となる
1966年 独立する
天気・気候
バルバドスは熱帯海洋性気候に属し、年間を通じて気温が高く、雨季と乾季があるのが特徴的です。
バルバドスと日本の首都・東京をくらべると、バルバドスのほうが気温が一定していて暑く、最高気温が年中通じて30℃前後、2〜6月ごろの降水量は東京よりも少ない傾向にあります。
バルバドスの治安・住みやすさ
バルバドスの治安や住みやすさを解説していきましょう。
治安は安定している
バルバドスは、カリブ諸国のなかでは比較的治安が安定しています。ただし空き巣、窃盗、強盗、性犯罪、麻薬関連の犯罪などが発生しているため、観光で訪れるときには注意が必要です。
住みやすさはよい
バルバドスは治安が安定しており経済も繁栄しているため、住みやすい国といえます。ただし、一般的な生活費は割高です。
バルバドスの見どころ・観光
ここからは、バルバドスの観光名所をご紹介します。
ブリッジタウン歴史地区とその要塞

「ブリッジタウン歴史地区とその要塞」は、バルバドス唯一の世界遺産です。首都ブリッジタウンにあるイギリス植民地時代につくられた旧市街や港、軍事基地を含めた一帯が世界遺産となっています。
当時の植民地都市が碁盤の目状の町割りを主流としていたのに対し、ブリッジタウンは中世イギリスのように街路が複雑で入り組んでいるのが特徴です。また歴史的建造物がたくさんあり、なかでも1870年代に建てられたバルバドス議事堂は、大英帝国時代のビクトリアン建築の美しさを誇っています。そのほか、セント・アン要塞やチャールズ要塞も人気の観光スポットです。
カーライル湾

バルバドスの首都ブリッジダウンの南部にあるカーライル湾は、三日月型の入り江です。ここにはエメラルドグリーンの海と白いサラサラの砂浜があり、常夏のイメージそのままの光景が広がります。ビーチで泳ぐのはもちろん、スキューバダイビングやシュノーケリングを楽しむことも可能です。
ハンツガーデンズ
ハンツガーデンズは、バルバドス中部のセント・ジョセフ地区にある植物庭園。さまざまな植物が生い茂るなか、地元の芸術家による彫刻やアート作品も展示されていて、独特な雰囲気に浸れます。
ハリソンズ・ケイブ

セント・トーマス地区には「ハリソンズ・ケイブ」という地下洞窟があります。歴史書の記述によると最初に発見されたのは1795年とされていますが、約200年もの間その存在を忘れられていたのだそうです。高さ15m以上もある吹き抜け「グレートホール」や、鍾乳洞などの自然の神秘を体感できます。
セント・ニコラス・アビー
バルバドスの北東部にある「セント・ニコラス・アビー」は、サトウキビプランテーション(大規模農園)のオーナーの邸宅です。現在は、博物館とラム酒蒸留所となっています。敷地内はサトウキビ運送用の再現列車に乗って観光でき、ジャコビアン様式という珍しい建築様式の建物や、1800年代のインテリアや食器、ラム酒蒸留所などを見ることができます。
バルバドスの特徴・有名なもの
観光スポット以外の、バルバドスで特徴的なものや有名なものを紹介していきましょう。
国名の由来
「バルバドス」という国名は、島にしげっていた木から垂れ下がる長い苔が、あごひげのように見えたことが由来といわれています。ポルトガル語で「ヒゲのはえた」という意味である「Os Barbados」から名づけられました。
国旗の意味
バルバドスの国旗には、青色と黄色の2つの色が使われています。色には意味があり、左右の青色は海と空、さらにカリブ海と太平洋を。中央の黄色は黄金色の砂浜と富を表しています。また、中央には古代ギリシャの海の守護神ポセイドン(ネプチューン)のシンボルである「三又の矛(トライデント)」が描かれており、植民地支配からの解放と国の守りを象徴しているのだそうです。
バルバドス料理

バルバドスの国民食は「クークー」と呼ばれるとうもろこしの固いおかゆです。これは、アフリカの主食である「フーフー」と似た食べ物で、刻んだオクラがはいっているのが特徴といえます。またクークーは、ヨーロッパ風のシチューと国魚でもあるトビウオのフライを盛り合わせるのが定番のスタイルです。
そのほか、パンの木の実か甘いいもでつくったプディングに豚の酢漬けを添えた「プディング・アンド・サウス」も伝統的な料理です。これは土曜日だけに食べられる料理なのだそうです。
グレープフルーツの原産地

グレープフルーツの原産地はバルバドスであるという説があります。グレープフルーツが最初に発見されたのは1750年代。ブンタンとオレンジが自然に交配したもので、当初は「forbidden fruit(禁断の木の実)」と呼ばれていました。1800年代になってから、現在の「グレープフルーツ」の名前で呼ばれるようになったそうです。
歴史的な街並みや美しい海が魅力的な国「バルバドス」
バルバドスには、世界遺産に登録された歴史的な街並みや、エメラルドグリーンに輝く美しい海岸線が広がっています。特に首都ブリッジタウンには、ビクトリア朝時代の建築物やイギリス植民地時代の要塞など、歴史を感じさせるスポットが点在し、訪れる人々を魅了します。また、カーライル湾の透き通る海や、ハリソンズ・ケイブの壮大な地下洞窟など、自然の美しさも堪能できます。バルバドスの豊かな自然と文化が調和した風景を、ぜひ実際に訪れて見てみたいものですね。
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文・構成/HugKum編集部
