「マラウイ」ってどんな国? 琵琶湖の46倍もある湖や“アフリカの温かい心”をもつ国民性など魅力を紹介【HugKum世界紀行】

アフリカ南東部にある国「マラウイ」。ここには琵琶湖の46倍もある大きな湖や美しい茶畑、「アフリカの温かい心」をもつ国民性など見どころや魅力がたくさんあります。この記事ではマラウイの基本情報や観光地、特徴などを紹介します。どんな国なのか見ていきましょう。

マラウイってどんな国?

アフリカ南東部に位置する内陸国「マラウイ」は、いったいどんな国なのでしょうか。特徴や観光スポットなどをたっぷり見ていきましょう。

マラウイ基本情報

まずはマラウイの正式な国名や首都、場所などといった基本情報を確認します。

国名

正式な国名は、「マラウイ共和国」といいます。

首都

首都は、リロングウェです。

場所

マラウイの場所

マラウイはアフリカ南東部に位置する国です。隣接する国にはタンザニア、モザンビーク、ザンビアがあります。

日本との時差

日本とマラウイとの時差は7時間で、日本のほうが7時間進んでいます。日本が午前7時だとすると、マラウイは午前0時となります。

面積

マラウイの面積は11.8万平方キロメートルです。これは日本の約3分の1の大きさです。

エリア

マラウイは、大きく3つの州に分かれています。

●北部州
北部州は、山岳地帯と高原が広がるエリアです。主要都市・ムズズやニョカ高原、マラウイ湖の北端もあります。また、コーヒーやお茶の栽培がさかんです。

●中部州
中部州は平地が多く、比較的温暖な気候をしています。首都・リロングウェがあり、マラウイの政治の中心地ともいえるエリアです。また、とうもろこしやタバコの栽培がさかんなエリアでもあります。

●南部州
南部州は、都市・ブランタイヤやゾンバがあるエリアです。マラウイで最も人口が密集しているエリアで、農業と商業、経済が活発です。ゾンバ高原やムランジェ山などの山岳地帯のほか、かつての首都ゾンバに歴史的な建物や教育機関がたくさんあります。

人口

マラウイの人口は2,166万人(2024年:世銀)です。これは東京都の人口(約1427万人)と埼玉県の人口(約734万人)を合わせた数と同じくらいとなります。

言語・公用語

マラウイの公用語はチェワ語、英語です。そのほか、各民族語も使われています。

通貨

マラウイの通貨単位はマラウイ・クワチャです。日本円にすると、1マラウイ・クワチャは0.091円です(2026年3月6日現在)。

宗教

マラウイの国旗

マラウイの人口の約75%がキリスト教を信仰しています。その他イスラム教、伝統宗教を信仰する人もいます。

歴史

マラウイの歴史は次のとおりです。
1891年 イギリスの保護領となる。
1953年 ローデシア・ニヤサランド(現マラウイ)連邦となる。
1964年 イギリスより独立する。

天気・気候

マラウイの気候は、5月から10月の乾季と、11月から4月の雨季に分かれています。雨季には短時間に雨がたくさん降りますが、雨がやむと晴れになるのが特徴です。また、1日の寒暖差が大きいのも特徴といえます。

マラウイの都市・ブランタイアと日本の首都・東京をくらべると、ブランタイアのほうが年間を通して平均気温は高く、1〜3月の降水量が多い傾向にあります。

マラウイの治安・住みやすさ

マラウイの治安や住みやすさを解説していきましょう。

治安は安定している

マラウイの治安は比較的安定していますが、外務省の危険情報ではマラウイ全土に「レベル1:十分注意してください」が発令されています。強盗やスリ、ひったくり、空き巣などの犯罪が多発しているため注意が必要です。

住みやすいとはいえない

マラウイは治安がほかのアフリカ諸国にくらべて安定しており、日本よりも物価も安いです。しかし電気や水道、医療機関、教育施設といったインフラが整っておらず、住みやすい国とはいえないでしょう。

マラウイの見どころ・観光

マラウイにはたくさんの見どころや観光スポットがあります。代表的なものを紹介していきましょう。

マラウイ湖

「マラウイ湖」は、アフリカ大陸で3番目に大きい湖

淡水湖では初めて世界遺産に登録されたマラウイ湖は、国土の5分の1近くを占めている大きな湖です。その大きさは日本の琵琶湖の46倍もあり、アフリカ大陸で3番目に大きいとされています。特徴は、水の透明度が高いこと。また多くの魚類が生息しており、シクリッドは800種以上が生息しているといわれています。

チョロの茶畑

美しい茶畑

中央アフリカ最高峰のムランジェ山の麓にあるチョロの茶畑では、マラウイの特産品のひとつであるお茶がつくられています。中国茶やインド茶、紅茶などがつくられて、外国へ輸出されています。美しい緑の茶畑が一面に広がる風景はまさに絶景で、ガイド付きの茶園ツアーもあります。

チョンゴニの岩絵地域

2006年に世界遺産に登録された「チョンゴニの岩絵地域」は、マラウイ中部にあります。ここは洞窟壁画や居住の痕跡といった遺跡などがある場所で、アフリカ南部でもっとも密集して岩絵が残っていることで知られています。

岩絵に描かれているものは、赤い色が使われた幾何学的な図柄や動物らしきものなどです。幾何学的な図柄には、雨の恵みや豊穣を祈願する意味がこめられているといわれています。

この岩絵は、狩猟採集民族バトゥワ(ピグミー)族と農耕民族チュワ族が描いたとされています。もっとも古いものは新石器時代にバトゥワ族が描き、時代ごとに絵が描き足されているのだそうです。岩絵の習慣は、20世紀に入るまで続いていました。

ニイカ国立公園

ニイカ国立公園は中央アフリカで最もヒョウの生息密度が高い

マラウイ北部にあるニイカ国立公園は、ヒョウの生息密度が最も高い場所として知られています。ヒョウ以外にも、シマウマやローンアンテロープ、イノシシといったほ乳類、400種類を超える鳥類、200種類以上のランの花も鑑賞できます。徒歩、マウンテンバイク、乗馬、ジープなど、さまざまな手段で探索できるのも特徴です。

ムランジェ山

「ムランジェ山」は、マラウイ南部の高地にある山です。標高3,002mで、南部アフリカ最高峰とされています。むき出しになった岩肌は頂上に向かって勾配が急で、登山する際には観光ガイドをつけないと登頂するのが難しい山として有名です。

マラウイの特徴・有名なもの

観光スポット以外の、マラウイで特徴的なものや有名なものを紹介していきましょう。

国名の由来

国名の「マラウイ」は、現地で使われているチェワ語で光や炎を意味する「Malavi」に由来しています。

国旗の意味

マラウイの国旗には、黒、赤、緑の3つの色が使われています。黒はアフリカ人や国民を、赤は自由を求めて流された血と犠牲を、緑は美しい自然に恵まれた国土を表しているのだそうです。また上部中央にデザインされた太陽は、マラウイ湖の湖面から昇る日の出をイメージしており、アフリカの希望と自由を象徴しています。

親しみやすい国民性

マラウイの人は、親しみやすく心温かい人が多いといわれます。そのため「Warm Heart of Africa(アフリカの温かい心)」と呼ばれています。また、おしゃべりな人も多いのだそうです。

農業がさかん

渋みが少なく、軽やかな味わいのマラウイ紅茶

マラウイは農業がさかんな国で、人口の約8割の人が農業の仕事をしています。特産物は葉タバコ、紅茶、コーヒー、とうもろこしなどです。なかでも紅茶は鮮やかな紅色をしていて渋みが少なく、軽やかな味わいをしています。

大きな湖や山など自然豊かな「マラウイ」

マラウイには、日本の琵琶湖の46倍もある大きな湖や、岩肌が特徴的な山など、自然豊かなスポットや見どころがたくさんあります。また「アフリカの温かい心」をもつマラウイの人々も魅力です。日本からは遠く離れた国ですが、調べれば調べるほど、マラウイの魅力をより深く感じられるでしょう。

こちらの記事もおすすめ

「ザンビア」ってどんな国? ヴィクトリアの滝や、主食の「シマ」など、興味深いポイントをチェック【親子で学ぶ世界地理】
ザンビアってどんな国? ザンビアはアフリカ大陸南部にあり、8つの国々と国境を接している内陸国です。高い山はありませんが、国土の大部分は...

文・構成/HugKum編集部

編集部おすすめ

関連記事