入学&買い替えに!HugKumがランドセル型リュックを徹底リサーチ【フットマークの布製ランドセル2タイプ】小柄なお子さんにも!身長に合わせた肩ベルト設計が絶妙にフィット

ランドセルの新しい選択肢として注目を集めているリュックタイプの通学鞄を大調査!
この記事でご紹介するのは、特に水泳用品で有名なフットマークが販売している「軽く感じる布製ランドセル」ラクサック。カバン本体の重量が軽いだけでなく、軽く感じる設計がされており、身長100cm前後のお子さんにも対応するサイズ展開や豊富なカラーバリエーションが揃っています。

フットマークの布製ランドセルは2種類

小さい体で「大きく重たいランドセル」を背負っている小学生が多くいる実情に警鐘を鳴らしているケースは多いですが、フットマークではその対策として次のようなことを打ち出しています。

・背中側に荷物が密着するように工夫する
・身長に合わせたサイズ展開をする
・成長に合わせて肩ベルトを調整する
・チェストストラップを活用する

また、小学生は身長が大きく変化する時期でもあります。そこでフットマークは「成長」に注目。変化する身体に合わせ、サイズを選べるように設計しています。低学年から高学年に変わる約3年間を目安に一度買い替えをしていただくよう推奨していて、ラクサックシリーズに関しては3年保証が付けられています。

ラクサックジュニア(2サイズ)

身長125cm前後の小学校低学年むけと身長145cm前後の小学校高学年むけの2サイズを展開し、体への負担を減らすことを大切に作った布製ランドセルです。

ラクサックジュニア プラス(3サイズ)

ラクサックジュニアを進化させた製品で、ラクサックジュニアに対して機能がプラスされた布製ランドセルです。2024年2月にはより小柄な身長100cm前後のお子さんの身体に合わせた100サイズも発売になりました。

ラクサックジュニアのデザインは?

正面

写真は小サイズです

ランドセルのアイデンティティと言える「かぶせ」をつけ、ランドセルらしさを表現しているように感じます。留め具はマグネット。移動中は外れづらく、必要な時には外しやすくなっています。反射材が3方の下部についているのも安全対策の一つですね。

背面

写真は小サイズです

胸の辺りで肩ベルトを固定するチェストストラップの高さが調整できることがわかります。また、暑い時期に蒸れやすい背中が当たる部分はメッシュでできているため、通気性が良く背中に当たる感覚も柔らかくなっています。

注目したいポイントはこちら!

収納スペース

かぶせを開くとファスナーでぐるっと”コ”の字を立てた形に開く、箱型をしたカバン。従来のランドセルの形をキープしつつ機能性を追い求めて作られていることがよくわかります。

2種のサイズ展開で体格に合わせられる

小は身長が125cm前後、大は145cm前後(140cm以上)が目安です。これは小学1〜3年生・4〜6年生の体型データに基づいて商品が身体の曲線に密着するようベルトや背面の設計をしているから。反射材(リフレクター)が付いたチェストストラップ(胸の前で肩ベルト同士を繋ぐパーツ)も体格に合わせて高さや横幅を決めることができます。

荷物がカバンの中で遊ばない

登山のパッキングを参考に重い荷物(教科書類など)を背中に密着させる、商標登録済・特許登録の「ブックストラップ」で軽く感じる効果を生み出しています。また荷物が中で動かないので歩行や姿勢も安定します。

マグネットバックルで簡単に開け閉め

ランドセルのかぶせを開けるパーツはカバンの底面についていることがほとんどです。でもそうだとランドセルを開けるために一度寝かせて底面のパーツを解錠し、もう一度ランドセルを立てて荷物を取り出す必要があります。

ラクサックでは正面下部にマグネットを用いたバックルを採用。近づけるだけで簡単に閉められて開ける時にも動作がスムーズです。走っても外れにくい形状のマグネットバックルなので、よく動くお子さんにも安心です。

お子さんの体に合わせてもらいたいから買い替えを推奨

「ランドセルは高いもの」というイメージをお持ちの保護者の方々も多いのではないでしょうか?ですが、ラクサックは身長の変化に合わせて、例えば3年生から4年生に進級する頃を目安に買い替えを勧めています。そのため、価格もお財布に優しい、小サイズ11,000円、大サイズで12,100円です。また、ラクサック自体の保証期間も買い替えをしていただくまでの間に安心して使えるようにと3年間になっています。

見た目はリュックサック?

今回、お話を伺った保護者の方々からは「ランドセルというよりもリュックサックという見た目」という声が多くありました。本体とかぶせはポリエステル100%なので、全体が革でできているランドセルとは素材の面でまったく異なって見えます。ただし、機能面を重視したこの製品。値段のリーズナブルさやランドセルと比べて柔らかい素材であることをメリットとあげる保護者の方もいらっしゃいました。

ラクサックジュニア 仕様

カラーバリエーションも豊富で工夫されています

価格:小サイズ:11,000円/大サイズ:12,100円
重量:小サイズ:830g/大サイズ:880g
素材:ポリエステル100%
サイズ/容量:
小サイズ (外寸)幅:240mm × 高さ:340mm × 奥行:150mm/容量 15L
大サイズ (外寸)幅:260mm × 高さ:370mm × 奥行:150mm/容量 17L
色:
小サイズ:イエロー/ピンク/ブラック/ブルー/ラベンダー
大サイズ:ブラック/ラベンダー/エンジ/ブラウン/ネイビー

ラクサックジュニア プラスのデザインは?

ラクサックジュニアを進化させた製品がサクサックジュニア プラスです。

正面

これは100サイズです

かぶせの光沢がランドセルを想起させますね!ランドセルと迷われている親御さんもこちらのかぶせなら納得できるデザインなのではないでしょうか。

背面

これは100サイズです

ラクサックジュニアよりもより身体に沿うように、ベルトの形が改良されています。
通気性が考えられているのはラクサックジュニアと同様ですね。

注目したいポイント

100サイズの導入で小柄なお子さんの救世主に

サイズ展開が3つになり、小柄なお子さんにも対応。100サイズなら身長が95~120cm、小サイズは120~140cm、大サイズは140cm以上の3つに分け、体へ密着する肩ベルトの型紙を見直し、より体に密着するものとしました。

ラクサックジュニアプラスはラクサックジュニア同様の3年保証となっていて、成長に応じておおよそ3年で買い替えることが想定されています。これは身長に合わせた最適な肩紐の形を計算し取り付けることで荷物の重さの軽減を図っているためです。

筆者の小学3年生の娘は入学当時、身長が100センチ程度しかなく、革製のランドセルにあるパーツが体とのバランスのせいで背中に当たって痛がったり、あまりの重さにフラフラになって登校していました。当時このサイズが販売されていれば我が家ではランドセルとラクサックジュニア プラスを使い分けられるように購入を考えたかもしれません。

便利な機能はそのまま

教科書類は背中側に固定できるだけでなく、PCポケットも。収納容量も少し大きめになっています。

カバン内部で教科書やノートを束ねるためのマジックテープ式のブックストラップで背中側に密着させることができたり、かぶせの開閉パーツはマグネット付きのスライド式になっているのはラクサックジュニアから受け継がれているので、力が弱い低学年のお子さんでも難なく使えそうです。また、ラクサック ジュニア プラスになり、容量が増えています。

雨対策をプラス

ラクサック ジュニアの進化系で、かぶせ部分を合皮の防水素材にしました。
またリュック全体の裏側は塩化ビニールでコーティングがされており、表面は撥水加工を施し、防水機能が向上しています。

加えてかぶせ部分はポリエステル100%の合皮が使われており光沢感があるため、従来のランドセルに見た目が近づき、革製ランドセルに混ざっても違和感がなくなりました。

水濡れ危険性ほぼなしのタブレット・ノートPC専用ポケットをプラス

ファスナー部がぴっちりしまっているのがわかりますでしょうか?

タブレット・ノートPCは重さがあるので収納する独立ポケットを体に一番近い位置に取り付けました。防水ファスナー付きで、さらに上から撥水性のある「かぶせ」をかけるので雨の日でも安心です。(防水ファスナーは水が中に入りにくい構造になっていますが、縫製した時の穴などから水が入る可能性があり、完全には水の侵入を防ぐことはできません)

ラクサックジュニア プラス 仕様

左:100サイズ/右:小サイズ・大サイズのカラーラインナップ

価格:100サイズ・小サイズ:17,600円/大サイズ:18,700円
重量:100サイズ・小サイズ:850g/大サイズ:890g
素材:ポリエステル100%(600デニール)、かぶせフタ:合皮(ポリエステル100%)、裏面:PVC(塩化ビニール) コーティング、本体生地撥水加工
サイズ/容量:
100サイズ・小サイズ:(外寸)幅:255mm × 高さ:360mm × 奥行:150mm/容量:18L
大サイズ:(外寸)幅:260mm × 高さ:370mm × 奥行:150mm/容量:19L
色:
100サイズ:キャメルM/ラベンダーP/アクア/ネイビー/ブラック
小サイズ・大サイズ:レッド/キャメルM/ラベンダーP/アクア/カーキ/ネイビー/ブラック

まとめ

娘が小学校に入学後、徐々に持ち帰る道具が増えていき、20kgに満たない体重の娘が、自分の体重の1/5ほどの重さのランドセルを背負わなければいけないこともあり、心配する気持ちが拭えませんでした。現在も娘のランドセルを持つたびに「今日も重いな」と感じています。

お子さんのココロとカラダのためを想ったこのような製品がもっとたくさんの方に使っていただけますように!

商品についてくわしくはこちらから>>

今回は6メーカーのアイテムを、もうすぐ小学校入学の読者親子と実際に触って使い心地やサイズ感を徹底リサーチしました。買い替えに、新入学に参考になること間違いなし。ぜひ全部の記事をチェックして、お子さんにぴったりの商品を見つけてくださいね!

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https://hugkum.sho.jp/647306

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文・構成/ふじいなおみ

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