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8月3日は「ビーチサンダルの日」
8月3日が「ビーチサンダルの日」に制定されていることをご存じでしょうか。これは「8」を「ビーチ（Beach）」の「B」に、「3」を「サン（3）ダル」と見立てたことに由来しています。
ビーチサンダルの始まりは、日本の伝統的な履物である草履（ぞうり）だといわれています。第二次世界大戦後、日本を訪れたアメリカ人が草履の通気性の良さや快適さに着目し、ゴム素材で作った草履がビーチサンダルへと発展していきました。
今年の夏はそんな歴史に思いを馳せながら、新しい一足を選んでみるのも楽しいかもしれませんね。
子どもに人気のビーチサンダルトレンド
最近のビーチサンダルは、デザイン性だけでなく機能性が重視される傾向にあります。ここでは、子どもにも人気のトレンドを3つのポイントに分けてご紹介します。
トレンド1：「水陸両用」が定番に
水辺でのレジャーの後、履き替えることなくそのまま帰れる速乾性の高いサンダルが定番の人気です。つま先を保護するガードが付いたデザインも多く、活発に動く子どもの足をしっかり守ってくれます。アウトドアブランドやスポーツブランドが、機能的でおしゃれなモデルを数多く展開しています。
トレンド2：自分で履けるストラップ付き
子どもが自分で脱ぎ履きできるよう、面ファスナーで調整できるストラップ付きのサンダルが人気です。またかかとにもストラップがあるデザインは、歩行中にサンダルが脱げてしまうのを防ぎます。子どもの「自分でやりたい」気持ちを尊重しつつ、安全面もサポートできるのが魅力です。
トレンド3：おしゃれ心をくすぐるデザイン
機能性に加え、デザインのバリエーションも豊かになっています。男の子用には、スポーツブランドのロゴやアウトドア・恐竜デザインが人気です。女の子用にはラメやリボン、オーロラカラーのデザインや、かかと部分が少し厚底になったサンダルが注目されています。
子どもが履きやすいビーチサンダルの選び方
子どもの足は、成長が早くデリケート。合わないサンダルを履いていると、靴ずれや転倒などのトラブルにつながることもあります。夏を快適に過ごすために、サンダルの購入前にはこれから紹介するポイントをぜひチェックしてください。
選び方1：サイズ
サンダルのサイズを選ぶ際は、かかとを合わせたときにつま先に5mm程度の余裕があると理想的です。サイズが大きすぎると歩きにくく、転倒の原因になります。反対に小さすぎると指がはみ出したり、靴ずれを起こしたりします。必ず試し履きをしてフィット感を確認しましょう。
選び方2：安全性
水辺は足場が悪いところも多く、足元の安全が気になることも。特に小さな子どもには、つま先が覆われているデザインが安心です。このガード部分が、石や段差につまずいた際の衝撃から指先を守ってくれます。またかかとが覆われているタイプもサンダルが脱げにくく、安定した歩行をサポートします。
選び方3：履きやすさ
子どもが自分で「できた」と感じられる経験はとても大切です。サンダルの着脱もそのひとつ。履き口が大きく開いていたり、面ファスナーで調節できたりするタイプであれば、子どもが自分でスムーズに脱ぎ履きできます。親の手間が省けるだけでなく、子どもの自立心や手先の器用さを育むきっかけにもなります。
選び方4：素材
素材の面からも、軽くて負担の少ないサンダルを選びたいもの。子ども用のサンダルには、軽くてクッション性の高いEVA素材がよく使われます。足への負担が少なく、水に強いのが特徴です。また天然ゴムを使用したビーチサンダルは、マシュマロのような柔らかさで足なじみが良く、鼻緒の部分で指が痛くなりにくいと人気があります。
選び方5：着用シーン
どのような場面でサンダルを履くか考えて選ぶことも大切です。海や川など水辺での使用がメインなら、速乾性とグリップ力に優れた水陸両用サンダルが最適です。普段履きが中心ならデザインに重点を置いて、男の子用には好きなキャラクター、女の子用には洋服に合わせやすいおしゃれなサンダルを選ぶと喜ばれるでしょう。
子どものケガを防ぐビーチサンダルの注意点
手軽に履けるビーチサンダルですが、使い方を誤ると予期せぬケガにつながる危険性もあります。楽しい夏の思い出が台無しにならないよう、大人の方が知っておきたい注意点をまとめました。子どもにもわかりやすく伝えて、安全に使う習慣をつけましょう。
注意点1：シーズン中でもサイズを確認
子どもの足は、大人が思う以上に早く成長します。シーズン始めに買ったサンダルが、夏本番にはもうサイズアウトしているということも少なくありません。月に一度は、サンダルから指やかかとがはみ出していないか、きつそうにしていないかなどをチェックしましょう。
注意点2：滑りやすい床に注意
濡れたサンダルの裏は、つるつるとした床面で非常に滑りやすくなります。特にコンビニやスーパーの床、駅の構内、マンホールの上などを歩く際は、滑って転倒しないよう注意が必要です。子どもにも「濡れている床は滑りやすいからゆっくり歩こうね」と声をかけてあげてください。
注意点3：エスカレーターでの事故予防
柔らかい素材のサンダルは、エスカレーターのステップの隙間や側面に巻き込まれやすいという危険性があります。エスカレーターに乗る際は、必ず黄色い線の内側に立つように徹底しましょう。特に乗り降りの際は、抱きかかえるか、手をつないでサポートしてあげるとより安全です。
注意点4：鼻緒ずれ・靴ずれの予防
新しいサンダルを履き始めのころは、鼻緒やストラップが当たる部分が擦れて、靴ずれを起こしやすくなります。長時間履く前に短い時間から慣らしたり、あらかじめ擦れそうな部分に絆創膏や保護テープを貼っておいたりするのも有効な対策です。
注意点5：激しい運動を避ける
ビーチサンダルはその性質上、スニーカーのように足を全体的にホールドする構造にはなっていません。そのため全力で走ったり、複雑な動きをしたりするのには不向きです。公園で走り回って遊ぶときや運動をするときはスニーカーに履き替えるなど、場面に応じた使い分けが大切です。
おすすめのキッズ向けビーチサンダル15選
ここからは、おすすめの子ども用ビーチサンダルを厳選してご紹介します。さっと履ける定番のデザインから、機能的なサンダル、人気ブランドのアイテムまで幅広く集めました。
定番の鼻緒（はなお）タイプ
ビーチサンダルと聞いて多くの人が思い浮かべる、開放的な定番タイプ。さっと履けて手軽なため、ちょっとしたお出かけにも便利です。
島ぞうり
沖縄でビーチサンダルといえばこの「島ぞうり」。軽くてシンプルな作りに、南国らしいカラフルなバリエーションが特徴。細かい凸凹で蒸れにくい点もうれしいポイントです。
Hippobloo（ヒッポブル―）ビーチサンダルキッズ
天然ゴムを使った植物由来のビーチサンダル。ソールから鼻緒まで、マシュマロのような優しい履き心地が特徴です。
MASHALO（マシャロ） ビーチサンダル
普段使いからビーチ・プールまで。シンプルながらシックな色合いで、使い勝手の良いおしゃれなビーチサンダルです。
安全ガードタイプ
子どもの足元は、ケガが心配なもの。特につま先やかかとといった、ぶつけやすい部分を守ってくれるサンダルをご紹介します。
IFME（イフミー） ダブルベルトウォーターシューズ
つま先・かかとを徹底ガードしてくれます。子どもでも脱ぎ履きしやすいよう、かかと部分にもプルストラップのひと工夫が。快適インソールで足にやさしいサンダルです。
igor（イゴール） トビーソリッド
くすみ系ナチュラルカラーの涼やかなサンダル。足首でしっかりホールドされるうえ、丸洗いが可能で砂浜遊びにも最適です。
ムーンスター MF S017C S013C
つま先・かかとをガードしつつ、屈曲性に優れしなやかに動けるサンダル。軽くてカラフル、男女問わずアクティブシーンにおすすめの一足です。
水陸両用タイプ
川や海での水遊びから、その後の移動までスムーズにこなせる水陸両用タイプ。濡れても平気で、履き替えの手間がなく夏のレジャーにぴったりです。
POOKIES（プーキーズ） ウォーターシューズ
水遊びのために作られたシューズタイプのサンダルです。メッシュ素材で通気性・排水性が高く、そのまま海にも入れます。
SAGUARO（サグアロ） キッズビーチサンダル
軽くてやわらか、滑りにくいソールでレジャーにおすすめ。合皮風のおしゃれなデザインで、サイズ展開も豊富に選べます。
pairmanon（ペアマノン） ベルトタイプサンダル
かわいい色・柄の水抜きサンダル。しっかり開くベルト仕様で脱ぎ履きしやすく、快適に過ごせる履き心地です。
人気スポーツブランド
スポーツ用品ならではの機能性の高さが魅力。活発な子どもにぴったりな、スポーツブランドのサンダルをご紹介します。
NIKE（ナイキ） サンレイ プロテクト リトルキッズシューズ
NIKEのロゴが控えめにあしらわれた、ちょっと大人のデザイン。足全体をカバーして、素足のような履き心地を実現しています。
adidas（アディダス） アルタスイム
側面にアディダスらしいスリーストライプをあしらったカジュアルなデザイン。かかとを包み込むようなアウトソールで足を守ります。
PUMA（プーマ） ファンレーサー サンダル
水濡れに強いネオプレン素材を採用したプーマのキッズサンダル。足首ストラップでフィット感も調節可能です。
おしゃれなファッションブランド
お洋服とのコーディネートが楽しめる、デザイン性の高いサンダルです。男の子も女の子も、お出かけがもっと楽しくなる一足を紹介します。
GAP スポーツサンダル
やわらか素材を使用した、GAPの面ファスナー式サンダルです。男女問わずファッションのアクセントになる鮮やかなカラーが人気。
クロックス CLASSIC FISHERMAN SANDAL
クロックスのクラシックモデルのフォルムをもとに、サンダルに仕上げた一足。ストラップは2点調節で、足を包み込むようにフィット可能です。
petit main（プティマイン） ジェリーサンダル
トレンドを取り入れたプティマインのサンダル。軽さが魅力のPVC素材を使用して実用的なうえ、アウトソールには蝶々模様が刻まれ、隠れたおしゃれまで楽しめます。
お気に入りのサンダルで、最高の夏本番を迎えよう！
日本の草履から生まれ、今では「ビーチサンダルの日」があるほど、私たちの夏に欠かせない存在となったビーチサンダル。定番でもあり気軽に買えるアイテムだからこそ、サイズ選びや安全への配慮を少し意識するだけで、子どもの足の健やかな成長と、夏の安全を守ることにつながります。
お気に入りの新しいサンダルで、たくさんの笑顔と素敵な夏の思い出を作ってくださいね。
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文・編集／HugKum編集部
