子どもの成長に合わせて備える! 防災食・日用品の準備
家族分の防災バッグを常備! 日用品はローリングストックで管理

みこミクパパさん:玄関に家族分の防災バッグ(紗栄子さんの立ち上げた一般社団法人「Think The DAY」で購入したもの、楽天で購入した物)を用意しています。防災バッグにはもともと入っていたものにプラスして、子どものオムツや着替え、お菓子等も入れています。
定期的な点検も兼ねて、オムツやトイレットペーパー、ティッシュや生理用品等の日用品はローリングストック。防災食、飲料水は物流がストップしても1週間は生活できるように用意しています。

水がストップしても排せつを我慢しなくていいように、非常用トイレは290回分用意してあります。また、無水歯磨きセットや、シャンプー・歯磨き・体ふきシートがセットになった「水のいらない全身キレイセット」など、衛生用品を常備しています。
子どもが飽きない防災食とペット用品も常備

山口さん:水はもちろんですが、子どもが食べ飽きないように防災食もバリエーションを多くそろえて備えています。主食やおかず、甘いものなど、種類を分けて用意しています。防災食は、試しに食べてから常備するのですが、缶詰のパンは、ふわふわでおいしく食べられるので驚きました。
また、懐中電灯は全ての部屋に置いています。猫を飼っているのですが、災害時にはペット用品が手に入りにくいと聞いたので、猫砂やキャットフードも多めに買い置きしています。
乳児も安心! 子どもに合わせた防災食

密谷さん:我が家では、液体ミルクを常備しています。温めずにそのまま飲めるタイプもあり、停電時や外出先でも使えるのが安心ポイントです。日常的に少しずつ使いながら補充するローリングストックで備えておくと、急な災害時でも乳児がいる家庭には心強いです。

離乳食が始まった次男のために、長期保存できるおかゆも用意しています。災害時には甘味も必要と考え、ようかんやビスケットも常備しています。
防災食は「子どもが食べやすいもの」を意識すると、避難時のストレスを減らすことができます。家族みんなが食べられる保存食を少しずつそろえておけば、子どもの不安も和らげられるのでおすすめです。
玄関や車に常備! もしものときに役立つ便利な防災グッズ
収納&持ち歩きに便利! コンパクトな防災グッズ

みこミクパパさん:玄関には防災バッグと一緒に、家族分のヘルメットも備えています。折りたためるタイプなので、場所を取らずに収納できて便利です。

また、普段から仕事やお出かけの際には、必ず「防災ボトル」をカバンに入れています。中には、現金・ホイッスル・懐中電灯・アルコール綿・エチケット袋・ビニール袋・ばんそうこう・圧縮タオル・ようかん・防災アルミブランケットなどをひとまとめに収納しています。気軽に持ち歩けるサイズで、万一のときも安心です。
車用にセットになった防災グッズ

そらmamaさん:車用の防災セットは、保存水、クッキー、携帯トイレ、アルミブランケットなど車に常備しておきたい防災グッズがひとまとめになった便利なセットです。我が家ではトランクに入れています。
家具の固定で災害時の安全を確保
家具は「低く・固定」で防災対策

山口さん:家具はなるべく防災を意識して選んでいます。棚はニトリの突っ張り式を使用して固定しています。それ以外の家具は転倒しにくいよう、背の低いものをそろえました。背の高い家具が少ないことで、万一の揺れでも安心感があります。
かわいいデザインの耐震グッズ

そらmamaさん:背の高い棚には耐震グッズを取り付けています。愛用しているのは、猫の形をした転倒防止金具です。見た目がかわいらしく、部屋の雰囲気を損なわずに設置できるのが気に入っている点。それでいて震度6程度の地震にも耐えられるとされており、機能面でも安心できます。
毎日目に入る場所に使うものだからこそ、デザインと実用性の両方を大切にして選んでいます。
家庭に合った防災の備えを始めよう
防災の備えは「家族構成や子どもの年齢に合わせること」がポイントです。防災バッグや非常食、日用品、便利グッズに加え、家具の固定や耐震グッズなど、家庭の状況に合ったアイテムを取り入れることで、いざというときも安心して過ごせます。
まずは少しずつでも、自分の家庭に必要な備えを確認し、ローリングストックや持ち歩き用の防災グッズなどを整えていくことから始めましょう。子どもやペットも含めた家族全員が安心できる環境を作ることが、防災の第一歩です。
文/やまさきけいこ
