「ピザまん」を手作り!? ホットケーキミックスで作る基本のレシピと楽しみ方《10月13日はピザまんの日》

ホットケーキミックスで手軽に作れる「ピザまん」のレシピを紹介します。発酵不要で生地をこねる時間も短く、家庭にある道具でふんわり仕上がりますよ。蒸し器がなくても、フライパンでしっとり蒸し上げましょう。休日のランチやおやつにぴったりの、親子で楽しむ手作りピザまんです。 

10月13日は「ピザまんの日」です。肌寒くなるこの季節、湯気の立つあたたかいピザまんが恋しくなりますね。コンビニでも人気ですが、家で作れば、できたてのおいしさを味わうことができます。

ホットケーキミックスを使うので発酵の工程がなく、思い立ったときにすぐ作ることができます。こねたり包んだりする工程は、子どものお手伝いにもぴったりですよ。

家庭で楽しめる基本のピザまんレシピを見ていきましょう。

生地作りのコツ|ホットケーキミックスでふんわり食感に

ホットケーキミックスで作る生地は、ふんわりとした口当たりに仕上がります。水の量を少しずつ加えながらまとめるのが、しっとりとした生地にするコツです。生地がやわらかすぎると包みにくく、硬すぎると口当たりが重たくなるため、粉っぽさが消えて軽くまとまる程度で止めておきましょう。

生地の作り方

家庭にある材料と道具で作ることができる、基本のレシピを見ていきます。手軽に挑戦できるコツを押さえておきましょう。

・材料

(6個分)

ホットケーキミックス 200g
水 120〜140ml(様子を見て加減)
サラダ油 小さじ1
打ち粉(薄力粉) 適量

生地の甘さを控えたい場合は、ホットケーキミックスの1/3程度を薄力粉に置き換えると、すっきりした味になります。

・作り方

【1】ボウルにホットケーキミックスを入れ、水の半量とサラダ油を加えます。ゴムべらでさっくり混ぜ、残りの水を少しずつ加えてひとまとまりにします。粉っぽさがなくなればOKです。

【2】台に打ち粉をふり、生地を取り出します。表面がなめらかになるまで軽くこねます。

【3】ラップで包んで10分休ませます。休ませると伸ばしやすくなりますよ。

中身づくり|子どもが喜ぶ具材のアレンジ

子どもに人気の具材を使って、ピザまんの中身を作ります。市販のピザソースを使用し、ケチャップで代用できるアイデアも添えました。たっぷりと野菜を入れると栄養バランスが整い、家庭向けのピザまんに仕上がります。

・材料

(6個分)

ベーコン(またはハム) 60g
玉ねぎ 1/4個
ピーマン 1個
ピザソース 大さじ3〜4

オリーブ油 小さじ1

溶けるチーズ(生地に包む工程で使用) 80〜100g

・作り方

【1】玉ねぎとピーマン、ベーコンは5mm角に切ります。フライパンに油を熱し、玉ねぎを軽く炒め、透き通ったらベーコン、ピーマンを入れます。水分を飛ばすように、炒め合わせてください。

炒め終わったら、ボールに移して冷ましておきます。

【2】ボウルに入れた具材と、ピザソースを和えます。味見をして塩分が足りなければ、ピザソースを少量足します。

家にケチャップしかない場合は、砂糖とオリーブ油、乾燥バジルを少量加えると、コクが出ますよ。

成形と包み方|きれいに仕上げるコツ

ここからは、生地で具を包む工程です。具材の水分をよく切っておくと、蒸したときに破れにくくなります。

・作り方

【1】ピザまんの下に敷くクッキングシートを、あらかじめ四角に切っておきます。

【2】生地を6等分にし、丸めます。乾燥を防ぐため、使わない生地はラップをかけておきましょう。

生地1個を手のひらサイズに伸ばします。めん棒を使う場合は、中心から外側へ軽く転がします。中心を厚めに、まわりを薄めにすると包み口が均一になります。

直径10〜11cmが目安です。

【3】中央に具をのせ、チーズをのせます。

【4】生地の縁を寄せ、ひだをつくってしっかり閉じます。とじ目を下にして軽く丸め、クッキングシートに1個ずつのせます。乾燥防止のため、上にラップをかけておきます。

コンビニ人気の味を再現! 本格ピザまんとアレンジ

トマトソースに濃厚さを足したいときは、トマトペーストや粉チーズを少量加えます。コクが増して、本格的な味に近づきますよ。

モッツァレラとピザ用チーズを半量ずつにすると、伸びがよくなり、割ったときに見映えもします。

・あまった生地はチョコまんに

あまった少量の生地で、板チョコを挟むとチョコまんができます。砕いたアーモンドを加えるなどのアレンジもできるので、楽しみが広がります。

蒸し器なしでもOK! フライパンで仕上げるピザまん

蒸し器がなくても、フライパンでふんわりと蒸すことができます。ポイントは、アルミホイルを下に敷き、生地に直接、水がつかないようにする点です。

フライパンで蒸し焼きに

底はほんのり香ばしく、上はふんわりの仕上がりです。水分量が少なすぎると焦げてしまうので、湯気を切らさないように、見守ります。

・作り方

【1】フライパンに、大き目のアルミホイルを敷き、ピザまんを並べます。出来あがりは生地がふくらむので、空間に余裕をもって並べてください。シートがなければ薄く油を塗っても構いません。

アルミホイルの下に、水(大さじ4〜6)を入れ、ふたをします。

【2】弱めの中火で7〜9分が加熱時間の目安です。

底が焦げていないか途中でそっと持ち上げて確認しながら。湯気が弱まってきたときは、水(大さじ1)を、追加します。

【3】仕上げにふたを外し、余分な水分を飛ばします。取り出して1分ほど休ませると、生地が落ち着きますよ。

保存のヒント

食べきれない分は冷凍保存ができます。加熱後に粗熱を取ってから1個ずつラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫で保存します。

食べるときは冷蔵庫で半解凍後、ラップをふんわりかけて電子レンジで加熱します。500Wで40〜60秒を目安にし、様子を見ながら10秒ずつ追加します。

凍ったままの場合は20〜30秒長めに調整します。

家族で包む時間も楽しい、基本のピザまんレシピ

ホットケーキミックスの手軽さは、忙しい日々の大きな味方ですよね。計量を丁寧に、生地はこね過ぎない、具は冷ましてから包む。基本の三つを押さえると、蒸し器がなくてもふっくら仕上がります。10月13日の「ピザまんの日」には、親子でできたてを頬ばる幸せを味わってくださいね。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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