NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)がサンタを追跡
NORADはアメリカとカナダの航空防衛を目的に設置されている組織です。毎年クリスマスになると、サンタを追跡したり、サンタの位置情報に関する問い合わせに回答するオペレーションセンターを開設したりしています。
なぜNORADはサンタを追跡し始めたのでしょうか? サンタ追跡の歴史と、Webサイトやアプリがオープンするタイミングを見ていきましょう。

NORADがサンタを追跡し始めたのは1955年
NORADがサンタを追跡し始めたのは、間違い電話がきっかけでした。1955年にカタログ通販会社がサンタへの直通電話を開設しましたが、誤ってNORADの前身であるCONAD(中央防空軍管区)の司令部につながる電話番号を掲載していたのが原因です。
クリスマスにかかってくる子どもたちからの電話に対して、司令長官がサンタの現在位置を追跡し伝えるよう指示したことから、サンタの追跡が始まりました。
Webサイトやアプリの稼働は12月1日から
現在はサンタの追跡情報をWebサイトやアプリからチェックできるようになっています。このWebサイトやアプリがオープンするのは、毎年12月1日からです。サンタの追跡は12月24日に始まります。
また12月24日には、サンタの居場所についての問い合わせに、メールや電話でも対応しています。
サンタ追跡の楽しみ方
NORADのサンタ追跡は、クリスマスはもちろんクリスマス前も楽しめる内容です。代表的な楽しみ方を紹介します。

クリスマス前はサンタについてチェックする
クリスマス前にNORADのWebサイトやアプリをチェックすると、サンタに関する情報が掲載されています。NORADが約70年にわたる追跡で得た情報です。
例えば、サンタの飛行経路が決まるのは出発後であるため、事前の予測はできません。またサンタのそりの技術データも掲載されており、K.クリングル&妖精社による設計・製造であることが分かります。
また「図書館」のページにある「サンタについて」「世界中の祝日の習慣」などのコーナーは、サンタやクリスマスの過ごし方について学べる内容です。
2024年には、サンタのそりを追跡するレーダーとの会話を楽しめるチャットボット機能も導入されていました。クリスマス前には、サンタについて質問してみましょう。
12月24日はサンタを追跡!
サンタ追跡が始まる12月24日にWebサイトやアプリを見ると、サンタの居場所がリアルタイムで分かります。サンタが出発する様子や、各国をまわり自分の家に近づいてくる様子を見ているだけで、子どものワクワクした気持ちが盛り上がっていくでしょう。
さらにサンタ追跡を楽しむには「サンタが次に行く国はどこでしょうか?」といったクイズを行うのもおすすめです。
サンタ追跡はSNSでも発信
12月24日は「NORAD Tracks Santa」のSNSもチェックしましょう。X(旧Twitter)・Facebook・YouTube・Instagramなど各種SNSでもサンタの追跡情報を発信しています。
2024年12月24日の早朝には、Xで「サンタは通常21~24時の間に子どもたちが寝ている場合だけやってくる」という投稿が行われていました。また夜にはサンタが北極を出発する様子をとらえた動画も投稿しています。
その後も各国の上空を通過していく様子や、サンタ追跡に関する問い合わせに回答するオペレーションセンターの様子なども投稿されています。
プレゼントの演出に活用
NORADのサンタ追跡を、プレゼントを渡すタイミングで活用するのもおすすめです。住んでいる地域の上空をサンタが通過したタイミングに合わせれば、サンタからプレゼントが届いたように感じられます。
例えば、スマホを鳴らして着信があったように見せてから電話対応し、玄関ドアを開いて荷物を受け取るようなやり取りをします。その後プレゼントを持って子どもたちの前に現れれば、まるでサンタからプレゼントを受け取ったかのようです。
NORADのサンタ追跡で楽しもう
NORADが間違い電話をきっかけにサンタ追跡を始めてから、2025年でちょうど70年になります。近年は電話でサンタの居場所を問い合わせるだけでなく、Webサイトやアプリもオープンしています。
毎年12月1日オープンするWebサイトやアプリには、クリスマス前から楽しめるコンテンツが用意されているため、チェックしてみましょう。12月24日には、SNSの発信とあわせてサンタの通過地点を確認できます。
また住んでいる地域の上空をサンタが通過したタイミングで、子どもにクリスマスプレゼントを渡せば、まるでサンタが家まで来たかのような演出が可能です。クリスマスのワクワクを盛り上げられます。
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文・構成/HugKum編集部
