【調査概要】調査期間:2025年10月29日~11月26日 回答者数:0~12歳の子どもがいる保護者 682人
サンタクロースを信じている子どもは半数以上!

まずは「子どもがサンタクロースを信じているか」と尋ねたところ、「まだ完全に信じている」(255人)「部分的に信じている、信じるフリをしている」(159人)と、少なくとも少しは信じているという子どもが半数以上いることがわかりました。

ではいつ頃から「サンタクロースの正体」に気づく、もしくは気づきそうになったのでしょうか。アンケートによれば、「6~8歳」(129人)、「9~12歳」(134人)と、小学校入学後に気づかれてしまったり、ヒヤヒヤしたり…といった場面があったようです。
子どもがサンタクロースの正体に気づいた理由は?

ではどうして子どもたちはサンタクロースの正体に気づいたり、気づきそうになったりしたのでしょうか。ここでは自由回答でたくさんの意見を答えてもらいました。
圧倒的最多は「友だち・学校」がきっかけ
「周りの友だちから言われた」(女性/神奈川)
「小学校での友だちとの会話で気づいた」(女性/千葉)
圧倒的最多票を集めていたのが「友だち・学校」の影響。クラスメイトに聞いたり、お兄ちゃんのお友だちに聞いてしまったりと、家庭で上手に隠していても、子どもたち同士のやりとりで気づかれてしまった、ということが多いようです。
親のミスがきっかけで…
「サンタさんの話をしたときに、うっかり親が買ってしまったと言ってしまい、気づかれそうになりました」(女性/福岡)
「夜寝ている枕元にプレゼントを置こうとして見つかりました」(女性/東京)
「サンタからの手紙がママと同じ字体だったこと」(女性/福岡)
「祖父とのスマートフォンでのやり取りを見てしまった」(女性/神奈川)
親のミスから気づかれてしまったというのも「あるある」のようです。特に「枕元に置くところを見られた」「筆跡が同じだと気づかれた」という家庭は結構多い様子。

番外編! 「サンタ制度」の強制終了!?
少数派ですがこんな意見もありました。
「子どもが気づく前にサンタ制度を終了しました」(女性/新潟)
「希望のプレゼントが高額すぎて、変更してほしいとお願いしました」(女性/埼玉)
「プレゼントを一緒に買いに行ったから」(女性/広島)
親みずからが秘密を打ち明けるパターン。高学年の子どもであれば、サンタクロースの正体を話してしまったほうが、親子でプレゼントを選べたり予算などから選んでもらうことができたりと、Win-Winなのかもしれません。
本当は信じてる? 信じてない?
「友だちがサンタはお父さんだよ、と話していたそう。でも信じないとプレゼントをもらえないので、建前では信じているようです」(女性/東京)
「小学生長男の話。友だちにサンタクロースはいないと聞いて帰ってきました。まだ下の子たちがいるのでフィンランドにサンタ村があるんだよと説明したら一応納得しましたが、本当にサンタを信じているかは怪しいです」(女性/大阪)
「サンタクロースは信じている子どもにしか来ないんだよ」なんて、口にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。信じなければ来なくなってしまうサンタクロース。信じているふりをしている子どもたちもかわいらしいですよね。ふりをしてくれているお兄ちゃんもエラい!
「自分が子どものころ、サンタさんの正体に気づきつつも、信じているふりをしてプレゼントをもらっていました。親とサンタさんからのプレゼントで合計2個もらえるので」(女性/宮城)
信じているふりをしていた実体験も。あの手この手でプレゼントをもらおうとする子どもたちと、親との駆け引きの様子が見てとれます。
現代っ子ならではの親の悩みも
さらに現代っ子ならではの意見もありました。
「YouTubeの動画で、サンタの正体についてバラすような内容の動画があったようです。サンタは本当にお母さんなの? と聞いてきました」(女性/北海道)
「友だちがネットで検索して、サンタクロースの正体を知ったそうです。子どもがそれを学校で聞いてきました」(女性/兵庫)
インターネットに情報が溢れているからこその親の悩みも「あるある」なのではないでしょうか。イマドキのサンタクロースも大変です。
サンタクロースのプレゼント、どうやって選んでる?

サンタクロースを信じている子どもにとって、サンタクロースのプレゼントというのはとってもワクワクするもの。しかし、予算との兼ね合いや、手に入りやすさなどから、望み通りのプレゼントを贈れるとは限りません。
「プレゼントの選び方」を複数回答で尋ねたところ、「子ども本人の希望リストやリクエスト」(509人)が圧倒的に上位に挙がっていたものの、「年齢や学年に合ったもの」(167人)や「予算」(134人)、「教育・知育に役立つもの」(105人)など、親の思惑が見え隠れする結果となっています。
みんなの「サンタクロースエピソード」を大発表!

最後に「サンタにまつわる、子どもや家族のおもしろいエピソードや印象深いエピソードを教えてください」と質問。たくさんのサンタクロースエピソードが寄せられました。ここではいくつかのエピソードをご紹介します。
子どもの純粋でかわいすぎる「誤解・言い間違い」
「2歳の娘がサンタクロースのことを『シャンシャン』と呼んでいたのですが、クリスマス後も白髪のおじいちゃんを見るたびに『シャンシャン!』とどこでも叫んでいたことです」(女性/福岡)
「家に煙突がないからサンタさんが入れない! と心配なようです。家に煙突が欲しいと言っています」(女性/石川)
「少し暖かかったクリスマスの夜。幼稚園生の娘がプレゼントを見つけた瞬間、『サンタさん、昨日暖かかったのにソリで来たの? 暑くなかったかな?』と真剣に心配していました」(女性/福島)
「叫べば伝わると思っているのか、クリスマスが近くなると外に向かって『サンタさ~ん、いつもありがとう~! 〇〇ください~!』と叫んでいます」(女性/東京)
「サンタさんは『トイザらス』の特別なカードを持っているんだよ! と話してくれます。世界中の子どもたちのプレゼントをトイザらスで購入しているという設定がおもしろくて、いつも笑いをこらえながら聞いています」(女性/宮城)
子どもたちならではのユニークな発想や、サンタさんの設定に、思わずニコニコしてしまいますよね。季節問わずイルミネーションを見ると「クリスマス!」とよろこんでいるなど、ほかにもかわいらしいエピソードがたくさん寄せられました。
サンタさんへのお手紙
「3歳のころ、サンタさんへのプレゼントのお願いを1人で書いていた息子。夜中に手紙を見たところ『はなまるが欲しいです』と書いてあったんです。サンタさんからのお返事として、花まるを大きくつけてプレゼントと一緒に置いておきました。とてもよろこんでいました」(男性/秋田)
「小学校高学年の息子。サンタさんへの手紙には、サンタさんを労う言葉として『いつもお疲れではないですか?』『風邪をひいてないですか?』と書いてありました。また『プレゼントだけではなくてお金もくれるとうれしい』と書いてあり、思わず笑ってしまいました」(女性/大阪)
「娘が幼稚園年中のとき、園でサンタさんに手紙を書いてきたのですが…。まずサンタさんへと書くところが『サタンさんへ』となっていたり、書き出しが『お元気ですか?』と友だちに出すような手紙だったり。子どもならではのお手紙にほっこりしました」(女性/兵庫)
サンタクロースに一生懸命書くお手紙。欲しいプレゼントを書くだけでなく、その内容は子どもによってもたくさんの個性があるようです。でもやはりどれもかわいらしいエピソードですね。

サンタさんは大変! 親の奮闘エピソード
子どもにとっては待ち遠しいクリスマス。一方で親は実は大奮闘! なんてエピソードも多数寄せられています。
「サンタさんにはクッキーを、トナカイにはにんじんかな? とごはんを用意をした娘。親もそれに応えようと、サンタさんやトナカイが食べたふりを試みます。しかし初めてのにんじんのかじり跡演出はなかなかハードルが高くて…。子どものために一生懸命になる自分たちに、夫婦で笑ってしまいました」(女性/大阪)
「5歳の息子は、9月ごろからクリスマスを楽しみにして『プレゼントは○○もらおうかな』と話してくれます。しかしそのプレゼント内容が話すたびに変化していて、一体何をあげたらいいのか、我が家のサンタクロースは迷っています」(女性/東京)
「サンタクロース宛に書いた手紙の内容が『紫色のハートとお花がついたワンピースをください』でした。なかなか店頭では見つからず、シンプルな紫色のワンピースにハートとお花のビーズを必死につけて、オリジナルのワンピースを完成させました。つける作業が大変だったのですが、クリスマス当日プレゼントを開けて、とてもよろこんでいたのでうれしかったです。今年もリクエストに応えられるようにがんばります」(女性/埼玉)
「うちの娘は大の忍者好き。毎年忍者にまつわるものをサンタさんにお願いしています。3年前は『本物の手裏剣』、一昨年は『くない』、昨年は『鎖鎌』…。そして今年は『六尺手拭いと菅笠』…。秋ごろからていねいな手紙を書いて、デカデカと貼ってあります。どうしたものか、どこに行ったら売っているのか。しかし、インターネットとは便利なもので検索したら出てくるから不思議なもの。毎年リクエストを見つけて恐る恐る購入しています。いつか本物の刀が欲しいとか言い出しませんように…」(女性/北海道)
「クリスマスプレゼントは大きめのトランポリン。しかし海外製のトランポリンは組み立てが大変で、結局4時間ほどかかって夜中にやっと完成しました。ほぼ徹夜です」(女性/兵庫)
思わず親の努力に涙してしまいそうなエピソードが盛りだくさんでした。他人事だと思って微笑ましく読んでいる方、明日はわが身かもしれませんよ。
クリスマスってやっぱり素敵!
最後にこんなエピソードをご紹介します。
「昨年のクリスマスに、フィンランドから本物のサンタクロースが来てくれました。子どもは膝の上に抱っこしてもらい、とてもよい思い出となりました」(女性/岩手)
「プレゼントを毎年枕元に置いていますが、朝気がついて、満面の笑みで起きて来たときの顔は忘れられません」(女性/東京)
「寝顔を見ながら枕元にプレゼントを置くこと自体が幸せすぎます」(女性/愛媛)
サンタクロースを演じるのもひと苦労。だけどそれ以上のよろこびや、子どものうれしそうな顔を見たくてがんばっている、そんなご家庭も多いのではないでしょうか。
年齢とともに、自然と信じなくなってしまうサンタクロース。ぜひお子さんがまだまだサンタクロースを信じているうちに、たくさん素敵な経験を重ねていってくださいね。
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文・構成/伊東ししゃも


