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Penベアもお出迎え! 「ザ・ペニンシュラ東京」のクリスマスが到来
大人も子どもも心が弾むクリスマスシーズン。東京・日比谷の「ザ・ペニンシュラ東京」では、「ペニンシュラで過ごすフェスティブジャーニー」をテーマに、この時期ならではの特別なアクティビティやイベントを実施しています。

例年より早く11月1日から始まったペニンシュラのフェスティブシーズン。ホテルを象徴する「ページ」のユニフォームを着た愛らしい「Penベア」が、先日行われたロビーの大きなクリスマスツリーの点灯式に登場し、多くのゲストを楽しませました。
館内は温かみのある装飾に包まれ、華やかな雰囲気に。今回はその中でも、フェスティブアクティビティの一環である「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」と、オリジナルアニメーションを題材とした「“P”の大作戦!」に注目してご紹介します。
ザ・ロビーに「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」が登場

フェスティブシーズン限定で、1Fロビーに設けられているのが「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」。一般社団法人 日本おもちゃ病院協会の「おもちゃドクター」を迎え、毎日修理を行っています。

同協会では、全国700か所以上のおもちゃ病院に所属するボランティアのおもちゃドクターが、壊れたおもちゃを原則無償で修理しています。

持ち込まれるおもちゃは多岐にわたるといいます。「音が出なくなってしまった」「動かなくなってしまった」など、“ありがち”な子どものおもちゃの修理はお手のもの。取材時には、原因を推測して分解し、見事に直す職人技を間近に見ることができました。

また、修理の対象は子どもたちの現役のおもちゃだけではありません。思い出のオルゴールや、幼少期に大切にしていたおもちゃなど、大人が持ち込むケースも多いそうです。

すべてのおもちゃが必ず直せるとは限りません。中にはすでに部品が手に入らなくなってしまったものや、その場で修理することが難しいものなど、泣く泣くお断りしたり持ち帰り(入院)になったりすることもあるんです。また直せるおもちゃにも規定があり、充電式の電池で動くおもちゃなど、おもちゃ病院では対応できないおもちゃもあります。
それでも可能な限り丁寧に対応してくれるおもちゃドクターの姿勢に、感謝の声が絶えないそうですよ。

さらに、「障がい者の遊び支援」にも取り組んでいます。ボタンを押すだけで遊べる「スイッチおもちゃ」など、市販のおもちゃを遊びやすく改良する加工も行っているそうです。
子どもも大人も、そして障がいのある方も、おもちゃを通して笑顔になってほしい。そんな想いがこめられた素敵な取り組みです。
「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」は、ホテルの公式サイトから3日前までの要予約。原則無料ですが、特殊な部品などが必要な場合は、部品代がかかる場合があります。期間は2025年12月27日(土)までです。
「ザ・ペニンシュラ東京 おもちゃ病院」ご予約は>>こちら
ストップモーション・アニメーション動画「“P”の大作戦!」って?

「おもちゃ病院」の隣には、少し気になる看板が設置されています。ホテル名「THE PENINSULA TOKYO」から、なぜか「P」の文字だけが消えているんです。
実はこれ、フェスティブシーズンの特別企画のひとつ。現在、ホテルの公式インスタグラムでは、オリジナルのストップモーション・アニメーション動画「“P”の大作戦!」のティザー映像を公開中です。

ティザー映像では、クリスマス前夜の静かなロビーで、「THE PENINSULA TOKYO」の看板から“P”がなくなる瞬間が映し出されています。一体誰が、どんな目的で“P”を持ち去ったのでしょうか。

11月28日(金)までの期間、ホテルのロビーや公式インスタグラムでは、“P”の行方に関するストーリーを募集する謎解きイベントを開催中。応募者の中から抽選でちょっとしたギフトがプレゼントされるそうですよ。

また、館内外の数か所には、“P”にまつわるデコレーションやQRコードも設置されています。読み取ると公式インスタグラムに投稿されているティザー映像を観ることができ、ストーリーなどで事件の真相に迫るヒントが得られる仕掛けになっているんですよ。
「“P”の大作戦!」の制作裏話

このアニメーションを手がけたのは、日本を代表するストップモーション・アニメーションスタジオ「ドワーフスタジオ」。「どーもくん」や「こまねこ」など、数々のキャラクターを生み出したことでも有名です。最近では、Netflixシリーズ『ポケモンコンシェルジュ』も話題。
動画制作には、静止物を少しずつ動かしながらひとコマずつ写真を撮影、それらの写真を連続して再生することであたかも動いているように見せる映像技法「ストップモーション・アニメーション(コマ撮りアニメーション)」が用いられています。

1秒間の映像に12~24枚の写真を使用。3秒間の映像を作るのに3~4時間かかるのだとか。人形の動きを微調整しながらのアニメーション撮影はとても根気と集中力が必要な作業です。
もちろんそのほかにもストーリーの企画から照明、小道具、舞台設定、カメラの調整、さらには動画の編集作業まで、短いアニメーションでも多くの人が関わっています。

おもちゃドクターをモチーフにした「おもちゃドクターベア」など、登場するキャラクターはすべて手作業で制作され、表情豊かに命が吹き込まれています。短編ながらも、大人も引き込まれる完成度です。

「“P”の大作戦!」の結末は11月28日(金)に公式インスタグラムにて公開予定。結末のネタバレ前に謎解きを楽しみにホテルを訪れたいところですが、視聴後にホテルを訪れれば、「あのシーンの場所はここだった!」という発見もありそう。ぜひそんな“答え合わせ”も楽しんでみてくださいね。
クリスマスマーケットなど、フェスティブシーズンを盛り上げるイベントが盛りだくさん!

そのほかザ・ペニンシュラ東京では、フェスティブシーズンを彩るイベントが多数開催されています。
ホテル前では「仲通りクリスマスマーケット」を日時限定で開催。クリスマススイーツやギフト、ホットチョコレート、愛犬向けのアイテムなどが並び、訪れる人々を楽しませています。
また、親子で参加できる「ジンジャーブレッドハウス」のデコレーション体験、サンタクロース姿のPenベアとのグリーティング、オリジナルポストカードの提供と特設ポストの設置など、心温まるアクティビティも。館内では、クリスマス限定ディナーやアフタヌーンティーも提供され、非日常感たっぷりの時間を過ごすことができます。
今年のフェスティブシーズンは、ザ・ペニンシュラ東京で家族みんなが笑顔になれる特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
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取材・文/伊東ししゃも