クーゲルバーンというおもちゃをご存知でしょうか? NHKの人気番組「ピタゴラスイッチ」のような、玉を転がす仕掛けおもちゃのことを言います。クーゲルバーンで遊ぶことによって、子供の脳に良い影響を与えることから、注目を集めているおもちゃのひとつです。今回は、クーゲルバーンで遊ぶメリット、選び方、おすすめの商品、クーゲルバーンの手作りアイデアを紹介します。
クーゲルバーンとは?
クーゲルバーンとは、どんなおもちゃなのでしょうか。クーゲルバーンの意味と、遊ぶメリット、いつからいつまで遊べるかを紹介します。
クーゲルバーンとは「玉の道」という意味のおもちゃ
クーゲルバーンとは、ドイツ語で「玉の道」や「玉の塔」という意味です。傾斜のついたレールの上にビー玉やボールを置いて、転がして楽しむおもちゃのことを言います。
クーゲルバーンで遊ぶメリット
クーゲルバーンで遊ぶメリットとしては、玉が転がっていく方向や順番など、コースを予測しながら作っていくので、論理的に考えるトレーニングになると言われています。遊びながら思考のトレーニングができるので、未就学児にもピッタリの知育玩具のひとつとされています。
ベビーや1歳でもできる?いつからいつまで楽しめる?
クーゲルバーンの人気商品「キュボロcuboro(クボロ)」は対象年齢が4歳以上となっていますが、商品によってはパーツが大きく、小さな子供でも安心して遊べるものも。ボールを落とすだけで楽しめるものもあるので、ベビーや1歳児のような小さな子供から、少し大きくなるまで、長い間遊ぶことができます。
クーゲルバーンの選び方
クーゲルバーンを選ぶときには、どんなことをポイントにすればよいでしょうか。クーゲルバーンの選び方、選ぶ際の注意点を紹介します。
転がるパーツははっきりとした色であること
赤ちゃんの成長途中の視力は、まだぼんやりして見える場合もあります。クーゲルバーンの遊びで大切な「転がる」ものが、しっかりと見えるよう、玉ははっきりとした大きさ・色のものを選びましょう。
スピードが早すぎない
赤ちゃんの目で追う力は、速すぎるものをとらえることが苦手です。赤ちゃんが遊ぶためには、ゆっくり目で追いかけられる速さであることが重要です。
安全に遊ぶことができるか
小さな赤ちゃんが玉を転がそうとするとき、おもちゃにつかまったり、体重をかけることがあります。ぐらぐらしたり倒れたり、レールが外れたりしない安定感のあるものを選びましょう。
誤飲には注意が必要
赤ちゃんはなんでも口に入れてしまいます。転がるものをつかんで口に入れてしまい、うっかり誤飲してしまう危険性も。口に入れてしまっても、誤飲につながらない大きさであるかどうかきちんと確認してから遊ばせましょう
クーゲルバーンのおすすめ商品
クーゲルバーンのおすすめ商品には、どんなものがあるのでしょうか。楽しく遊べる、人気のクーゲルバーンを紹介します。
「カラコロツリーS」(マジックウッド)
ビー玉を葉の上にのせると、音を響かせながら上から下に転がっていく楽しいおもちゃです。転がっていく音の効果でおもちゃへの集中を促し、興味を持って遊ぶことができます。
「プレジャーガーデン」(Play Me Toys プレイミートーイズ)
ピエロ・こま・車・ボールが上から転がり落ちてくる楽しいおもちゃです。ボールは赤ちゃんでも見やすい赤・青・黄色・緑の4色展開。落ちてくる部品によって速さも違うので、変化を楽しむことができます。
「ハウスクーゲルバーン」(チェコ・オールトイズ社)
お家の形のかわいいクーゲルバーンです。上部の煙突から玉を落とすと、玉が見え隠れしながら落ち、最後にベルがなります。玉が大きめなので、小さな子供でも誤飲する心配がありません。
「大きな玉のクーゲルバーン 基本セット」(HABA(ハバ))
積木やスロープなど、パーツを並べて、ボールの転がるコースが自由に作れる基本セットです。「予想する力」、「工夫する力」などを、遊びながら鍛えることができます。
「スタンダード cuboro(クボロ) 54キューブ」(キュボロ)
立体型のブロックを組み合わせて、ビー玉の通る道を作るおもちゃです。トンネルをつなげたり、塔を作ったり、遊びながら集中力と創造力を鍛えることができます。追加パーツを購入すると、より難しいものに挑戦できるので、長い期間使うことができます。
「クアドリラ・ベーシックセット」(ボーネルンド)
カーブレールとブロックが入った基本のセットです。組み立て方によって、ビー玉のスピードや方向が変わるので、子供たちがワクワクしながら遊ぶこと間違いなしです。
「スロープトイ」(エド・インター)
カラフルな色の車が斜面を走る、木製のスロープ型クーゲルバーンです。シンプルなデザインなので、小さな子供でもわかりやすく、繰り返し遊ぶことができます。
「スカリーノ・鉄琴セット」(スカリーノ)
ビー玉がコースを転がり、鉄琴にたどり着くときれいな音を奏でる楽しいおもちゃです。パーツが少なく、遊び方もシンプルなのでクーゲルバーン遊びのスタートにピッタリのセットです。
「小さな大工さんのレールセット収納箱入り」(小さな大工さん)
自然に優しい日本製の木製レールセットです。玉が転がるレールの中には波状のものもあり、動きの面白さも楽しめます。収納箱付きなので、遊んだあとのお片付けも一緒に学ぶことができます。
「cororo コロロ ステップアップ」(cororo)
四角い木枠の中で、スタートからゴールまでビー玉が転がるようにコースを組んで遊ぶクーゲルバーンです。木枠から出してコースを自由に作ったり、別売りのパーツを購入して長いコースを作ることもできます。
クーゲルバーンの手作りアイデア
クーゲルバーンの手作りするには、どんなものが必要でしょうか。インスタグラムにアップされているクーゲルバーンの手作りアイデアを紹介します。
キッチンペーパーの芯
キッチンペーパーの使い終わった芯や、通販商品の入っていた段ボールを使って作ったクーゲルバーンです。お金をかけなくても、子供が喜ぶおもちゃを作ることができます。
遊びながら才能を伸ばそう
クーゲルバーンは、工夫次第で何通りも楽しむことができます。楽しい遊びを通じて、子供の創造力を伸ばしてあげましょう。
文・構成/HugKum編集部