2020年の幕開けは『カイジ ファイナルゲーム』で運試し!【親子で観たい映画】

藤原竜也主演の人気映画シリーズ「カイジ」ついに最終回へ!

Ⓒ福本伸行・講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

藤原竜也主演の人気映画シリーズ「カイジ」が、原作者・福本伸行によるオリジナルストーリーで描く最終回『カイジ ファイナルゲーム』として、9年ぶりにスクリーンに帰ってきました。これまでに映画化された『カイジ 人生逆転ゲーム』『カイジ 2 人生奪回 ゲーム』は、いずれも大ヒットしてきましたが、今回もフィナーレを飾るにふさわしい、ゴージャスなエンターテインメント映画に仕上がっています。

藤原さんが演じるのは、いつも借金まみれのダメ人間、カイジ。いかにも消費カロリーが高そうな熱演が、藤原竜也ファンだけではなく、原作ファンにも支持されてきました。今や多くのお笑い芸人にモノマネをされるようになったのも、ある意味、人気のバロメーターといえるでしょう。今回も一筋縄ではいかない、命懸けのゲームに挑み、濃いキャラクターを炸裂させていきます。

Ⓒ福本伸行・講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

最終回ということで、福士蒼汰、関水渚、新田真剣佑、吉田鋼太郎、山崎育三郎、伊武雅刀ら豪華キャストが参加し、それぞれが曲者キャラクターに扮しています。さらに、映画1作目で帝愛グループの幹部・遠藤凛子を演じた天海祐希や、囚人たちの“ハンチョウ”大槻太郎役の松尾スズキ、2作目で裏カジノ、パチンコ「沼」の攻略に協力した坂崎孝太郎役の生瀬勝久と、“カイジファミリー”の俳優陣も、ゲスト出演していて、シリーズのファンも思わずニヤリ。

スリリングで予断を許さないゲームの面白さ

Ⓒ福本伸行・講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

やはり「カイジ」シリーズの肝といえるのは、間違えたら命取りとなりそうな緊迫感あふれるゲームの数々です。「勝つことがすべてだ。勝たなきゃゴミだ!」「金は命より重いんだ」といった過激すぎる台詞が飛び交うなか、熾烈な争いを見せるプレイヤーたち。

今回は、原作には登場しない、全く新しい 4 つのオリジナルゲーム【バベルの塔】【最後の審判~人間秤~】【ドリームジャンプ】【ゴールドジャンケン】が展開されていきます。意味深なネーミングがつけられたゲームですが、そこは見てのお楽しみです。

Ⓒ福本伸行・講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

1つ例を挙げると、【バベルの塔】なら、ビルの屋上に立てられた棒のてっぺんに貼り付けられたカードを奪い合うというもの。ところがそれぞれにひとひねりしてあるゲームとなっていて、観客も固唾を呑んで見守ることになります。

カイジから学ぶ、お金より大切なものとは?

Ⓒ福本伸行・講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

底辺の生活から抜け出すために、毎回大きな賭けに出るカイジ。ゲームにおける勝負強さは、いつも観ていてスカッとさせられます。ただ、カイジには常に正義感があり、強くてズルイ者は平気で蹴落としますが、弱者を邪険に扱うようなことは決してしません。

今回の彼も、弱き者に変わって声を上げますが、いかにもカイジらしい行動だと思います。そして、人生において、人と人との助け合いがいかに大切なことなのかを、かみしめていくストーリーとなっています。そういう道徳観が根底にある物語なので、観終わったあと、清々しい気分になります。

Ⓒ福本伸行・講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

ちょうど、新しい年を迎えた今だからこそ、カイジの運試しに便乗して映画をゲーム感覚で観る、というのもご一興かと。2020年の映画初めは、ぜひ『カイジ ファイナルゲーム』を、家族で楽しんでください。

『カイジ ファイナルゲーム』は1月10日(金)公開より全国公開
監督:佐藤東弥 原作・脚本:福本伸行「カイジ」(講談社ヤンマガKC刊)
出演:藤原竜也、福士蒼汰、関水渚、新田真剣佑、吉田鋼太郎…ほか
公式HP:https://kaiji-final-game.jp/

文/山崎伸子

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