毎日のお弁当や献立におすすめの、作り置きおかずのレシピをご紹介します! 幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載されたなかから厳選した、覚えておきたい簡単レシピをまとめました。
作り置きできる定番おかず
【1】めかじきとトマトのみそマヨネーズ焼き
子どもの好きな味がひと皿にギュッ!
◆材料
(2~3人分)
めかじき 3切れ
トマト 1個(約200g)
枝豆 正味30g
【A】
酒 大さじ1/2
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
【B】
マヨネーズ 大さじ2
みそ 小さじ1/2
サラダ油 大さじ1/2
ピザ用チーズ 30g
◆作り方
【1】めかじきはひと口大に切って【A】をからめる。トマトはひと口大に切る。【B】は合わせておく。
【2】フライパンにサラダ油を中火で熱し、めかじきを焼く。両面を2~3分ずつ焼き、火が通ったら耐熱皿に移す。
【3】【2】に【B】をかける。トマト、枝豆、チーズ江尾のせてトースターで5~6分焼く。
教えてくれたのは
新谷友里江さん
料理家・フードコーディネーター・管理栄養士。祐成陽子クッキングアートセミナー卒業後、同校講師、料理家アシスタントを経て独立。野菜たっぷりの家庭料理やかわいいおやつなど、楽しいアイディアが詰まった料理が人気。2児のママ。
【2】ケチャップバターソースのハンバーグ
基本のタネをそのまま焼いて、ソースをONするだけ!
◆材料
(3人分)
基本のタネ 全量
サラダ油 大さじ1/2
【A】
水 大さじ2
トマトケチャップ 大さじ4
中濃ソース 大さじ1・1/2
バター 20g
ゆでたブロッコリー、ゆで卵 各適量
◆作り方
【1】基本のタネをおおよそ3等分(子ども用はやや小さめ)にして空気を抜き、厚さ1.5㎝ほどの大きい小判型にととのえる。
【2】フライパンにサラダ油を中火で熱し、【1】を並べ入れる。2分ほど焼いてこんがりしたら裏返し、蓋をして弱火で6分ほど蒸し焼きにして器に盛りつける。
【3】フライパンをキッチンペーパーで軽く拭いてきれいにし、【A】を入れて中火にかける。混ぜながら1分ほど煮立たせ、【2】にかける。ゆでたブロッコリー、ゆで卵を食べやすい大きさに切って添える。
◆ポイント
基本のタネの作り方
◆材料
(3人分)
合挽き肉 300g
玉ねぎ 1/2個(100g)
パン粉 1/2カップ(20g)
牛乳 大さじ2
溶き卵 1個分(正味50g)
塩 小さじ1/3
こしょう 少々
サラダ油 大さじ1/2
◆作り方
【1】玉ねぎはみじん切りにする。フライパンにサラダ油を中火で熱し、玉ねぎをしんなりとするまで炒め、冷ます。パン粉に牛乳を回し入れて混ぜ、玉ねぎを冷ましている間、ふやかす。
【2】ボウルに合挽き肉、【1】、残りの材料を入れ、粘りが出るまで練り混ぜる。
教えてくれたのは
市瀬悦子さん
フードコーディネーター・料理研究家。「おいしくて、作りやすい家庭料理」をテーマに、書籍や雑誌、テレビ、イベント、企業のメニュー開発など幅広く活躍。NHK E テレで子どもの料理番組を監修・フードコーディネートするなど、キッズメニューも得意。
【3】サケの蒸し焼きを使ったサケのごまみそ照り焼き
ほんのり甘い照り焼き味は子供も大好き!下ごしらえのひと手間がおいしさのコツ。作り置きにも重宝します。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
サケの蒸し焼き 6~8切れ
絹さや 30g
【A】
白すりごま 大さじ1
みりん 大さじ2
砂糖 小さじ1
みそ 大さじ1
サラダ油 大さじ1/2
◆作り方
【1】絹さやは筋を取り、斜めに3等分に切る。【A】は混ぜ合わせておく。
【2】フライパンに油を中火で熱してサケを軽く焼いたら、絹さやを加えて【A】を回し入れ、照りが出てきたところで火を止める。
◆ポイント
作り置きで時短
下ごしらえをまとめて済ませて、 調理の時間と手間をカット!
酒とごま油をまぶすことで、 臭みが消える!
【サケの蒸し焼き】
臭みが取れ、和洋中、さまざまな メニューに使えます。あらかじめ食べ やすく切っておくと便利!
■材料(作りやすい量)
サケ(生) 4切れ
酒 1/4カップ
ごま油 大さじ2
■作り方
【1】フライパンにサケを3~4等分に切って並べ、 酒とごま油を回しかける。
【2】フタをして弱めの中火で約7分蒸し焼きにし、火を止めてそのまま冷ます。
教えてくれたのは
武蔵裕子さん
むさしゆうこ/料理研究家。作りやすく、おいしいレシピに定評のある、家庭料理のエキスパート。自らも働きながら双子の息子を育て上げ、今も3世代の食卓を担う日々。忙しい主婦が真似しやすい時短レシピを数多く提案している。
『めばえ』2017年4月号
【4】ミニトマトのオレンジ風味マリネ
デザート感覚でつるんと食べられる。作り置きにも。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
ミニトマト 10~12個
【A】
果汁100%オレンジジュース 1/2カップ
はちみつ 大さじ2(好みで加減)
りんご酢(甘口) 小さじ1
菜種油 大さじ1
塩 小さじ1/3
◆作り方
【1】【A】を混ぜ合わせる。
【2】ミニトマトは湯むきし、【1】のマリネ液に1時間以上つける。
◆ポイント
トマトには、真っ赤な色素のリコピンがギュッ!
トマトに含まれる色素成分、リコピンは、強力な抗酸化作用をもつカロテノイドの一種。体の中からの紫外線対策にも効果的。
湯むきをすることで、食感がUP!
ミニトマトの表面につまようじで3か所ほど穴を開け、熱湯(適量)に10秒→水(適量)にサッとつけると、つるんと簡単に皮がむける。
教えてくれたのは
カノウユミコさん
野菜料理研究家。鳥取県の専業農家に生まれ、生来の野菜好き。高校時代から自然食に興味を持ち、ベジタリアン料理・精進料理を研究。現在は鳥取に住み、自ら野菜を自然栽培。東京でも毎月、野菜料理教室を開催している。
『めばえ』2017年7月号
【5】チキンナゲット
おかずにもお弁当にも欠かせないチキンナゲット。ヘルシーな豆腐としょうゆを加えた〝ちょい和風味〟!豆腐とチーズの兼ね合いもバッチリです。ぜひ作り置きして!
◆材料
(大人4~5人分)
鶏ひき肉 200g
絹ごし豆腐 100g
プロセスチーズ 60g
玉ねぎ 1/4個
【A】
卵 2個
小麦粉 40g
しょうゆ 大さじ2
揚げ油 適量
※分量の大人1人分は、子ども2人分くらいになります。
◆作り方
【1】豆腐はキッチンペーパーに包んで耐熱容器にのせ、電子レンジ(600Wの場合)で2分加熱し、粗熱をとる。チーズは5mm角に、玉ねぎはみじん切りにする。
【2】ボウルに【1】とひき肉を入れてよく混ぜ、ひと口大に丸める。
【3】別のボウルに【A】を合わせ、【2】を入れてからめ、170℃に熱した油で揚げる。
教えてくれたのは
YOMEちゃんさん
女の子のママ。愛情たっぷりの育児日記と日常のアイデアあふれる献立を綴ったブログ「よめ膳@YOMEカフェ」 が毎月200万アクセスを誇る。
『ベビーブック』2013年10月号
【6】ブロッコリー入りメンチカツ
子供もだいすきな揚げ物。食べやすい一口サイズのメンチカツはお弁当にぴったり!ブロッコリーの小さい房のブロッコリーを芯にして、切り口もかわいいので見た目にも嬉しいです。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
【A】
鶏ひき肉 250g
玉ねぎ(みじん切り) 1/4個分
卵 1/2個
パン粉 1/3カップ
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
ブロッコリー 1/2個(100g)
塩 少々
小麦粉・溶き卵・パン粉・揚げ油 各適量
◆作り方
【1】【A】をよく練り混ぜる。
【2】ブロッコリーは小房に分けて塩ゆでし、水けを拭いて小麦粉をふり、【1】でつぼみの部分を包む。
【3】【2】に小麦粉、パン粉、溶き卵の順に衣をつけ、170℃に熱した揚げ油でキツネ色になるまで揚げる。
*お好みでケチャップを添える。
教えてくれたのは
中村陽子さん
料理研究家のアシスタントを経て独立。新著は『とっておきの日につくっ てあげたいキャラケーキ』(成美堂出版)。二児のママ。
『ベビーブック』2015年11月号
【7】キャベツ巻きみそカツ
薄切り肉とせん切りキャベツでふわっと柔らかいみそカツに仕上げたアイディアレシピ。つけ合わせの定番・せん切りキャベツは、くるっと巻けばひと口で食べやすく、ボリュームアップにも!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
豚ロース薄切り肉(8本分) 16枚
みそ 大さじ1と1/2
キャベツ 200g
小麦粉・溶き卵・パン粉・揚げ油 各適量
◆作り方
【1】キャベツは太めのせん切りにし、耐熱ボウルに入れてラップをかけ、電子レンジで4分加熱し、水けを絞る。
【2】豚肉は2枚1組にし、縦に並べて置いて端を少し重ねて押し広げ、みそ1/8量を塗る。【1】の1/8量のキャベツを手前に置いてくるりと回巻き、キャベツを包み込むように左右から肉を折りたたんで巻き上げる。
【3】【2】に小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつける。
【4】油を170℃に熱して【3】を入れ、3~4分かけてこんがり揚げる。食べやすいように、それぞれ3等分に切り分ける。
※電子レンジの加熱時間は、600Wの場合の目安です。
◆ポイント
みそを豚肉に塗って味をつけておくと食べやすい。
教えてくれたのは
藤井 恵さん
簡単に作れて、栄養バランスがよく、おいしさのセンスが光るレシピが人気。藤井家の毎日のごはんを綴ったブログも参考になります。
『めばえ』2016年1月号
【8】さけとにんじんのシリシリ
人気の沖縄料理「シリシリ」の鮭バージョン。味付けは塩さけの塩だけで仕上げるので、にんじんの甘みも引き立ち自然な味わい。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
甘塩さけ(切り身) 2切れ
にんじん 2本
卵 2個
オリーブ油 大さじ2
◆作り方
【1】にんじんは細切りにし、さけは食べやすく切る。卵はほぐす。
【2】フライパンにオリーブ油を入れて熱し、にんじんを入れて中火で炒め、火が通ったらさけを加えて炒める。最後に卵を回し入れて全体に炒める。
*さけの塩けで十分ですが、好みで塩をふってもOK。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
料理家。旬の食材を使い、食べ合わせによって体への相乗効果を大切にしたレシピが人気。NHK『きょうの料理』や広告、書籍、雑誌などで活躍中。一児の母。
『ベビーブック』2014年1月号
キャベツを使った作り置きおかず
【1】和風コールスローサラダ
野菜だけでなく、かつお節やごまも入った優秀な副菜。味付けも冷蔵庫にある調味料だからとっても簡単!
◆材料
(大人3~4人分)
キャベツ 4枚
にんじん 1/2本
塩 小さじ1/4
ブロッコリー 1/2株
コーン(缶詰) 大さじ5
かつお節 4g
白すりごま 大さじ2
めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1
マヨネーズ 大さじ3
◆作り方
【1】キャベツ4と、にんじんをせん切りにし、にんじんは塩小さじをふってもみ、汁けを絞る。ブロッコリーは小房に分けてゆでる。
【2】【1】とコーン大さじ5 をあわせ、かつお節、白すりごま、めんつゆ、マヨネーズを加えて混ぜ、塩で味を調える。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネーター、飾り巻き寿司インストラクター1 級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理やかわいいレシピが人気。
『ベビーブック』2018年2月号
【2】野菜たっぷりコールスロー
レモンとはちみつを加えた手作りドレッシングがたまらない!
◆材料
(大人3人分+子ども3人分)
【A】
キャベツ 1/6個(200g)
きゅうり 1本
にんじん 1/2本
塩 適量
コーン(缶詰) 小1缶
【B】
マヨネーズ 大さじ3
レモンの絞り汁 大さじ1
はちみつ 小さじ2
◆作り方
【1】【A】はそれぞれせん切りにして合わせ、塩をふる。
【2】【1】がしんなりしたら、水けをしっかりと絞り、缶汁をきったコーンと合わせ、混ぜ合わせた【B】で和える。
教えてくれたのは
YOMEちゃんさん
愛情たっぷりの育児日記と日常のアイデアあふれる献立をつづ ったブログ「よめ膳@YOMEカフ ェ」が人気で、毎月200万アクセスを誇る。女の子のママ。
『めばえ』2014年6月号
【3】キャベツと鶏ひき肉のシュウマイ
鶏ひき肉と相性のいいキャベツは蒸すことで一層柔らかくふわふわに。野菜たっぷりでカニがほんのり香るシュウマイを召し上がれ。
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
キャベツ 1/4個
塩 適量
鶏ひき肉 200g
ごま油 小さじ1と1/2
カニ缶(小) 1缶
シュウマイの皮 11~13枚
◆作り方
【1】キャベツは細切りにしてポリ袋に入れ、塩小さじ1/3を加えて上からもんでしんなりさせる。
【2】ボウルにひき肉と塩2つまみ、ごま油を入れて混ぜる。水気を切った【1】とカニを加えてさらに粘りが出るまで混ぜたら、大さじ1の量ずつシュウマイの皮で包む。
【3】フライパンに【2】を並べ、水(分量外)をはって蓋をして中火にかけ、沸騰後、5~7分蒸す。蒸し汁にしょうゆ少々(分量外)を加え、たれにする。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
いざわゆみこ/料理家。調理師、国際中医薬膳師、中医師の免許をもち、健やかな体作りをサポートする食レシピを多数考案。旬の食材の効能と素材の味を生かした料理に定評があり、発酵食と身近な薬膳を組み合わせた独自のメソッドが人気。テレビの料理番組、雑誌、書籍、カタログなど幅広く活躍。
『めばえ』2017年3月号
【4】にんじんとキャベツのミニ春巻き
チーズを効かせて食べやすく。子どもが大好きな鉄板メニューです!
◆材料
(大人2人分+子ども1人分)
春巻きの皮(小) 10枚
キャベツ 2枚(150g)
にんじん 1/6本(30g)
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
ミックスチーズ 60g
【A】
小麦粉 小さじ1
水 小さじ1
サラダ油 小さじ2
【B】
トマトケチャップ 大さじ1
マヨネーズ 小さじ2
◆作り方
【1】キャベツとにんじんは2~3cm長さの細切りにする。ボウルに入れて塩をふり、30秒ほどもんで少ししんなりしたら、ミックスチーズとこしょうを加え、10等分する。
【2】春巻きの皮をひし形に置き、【1】の1/10量を四角く平らにのせる。混ぜ合わせたAを皮の四隅に塗り、右、左、上、下の順に折りたたむ。留め口を下にして乾燥しないよう布巾をかけて置き、全部で10個作る。
【3】フライパンにサラダ油の半量を中火で熱し、【2】の半量を留め口を下にして並べ入れ、表裏2分ずつ焼く。同様に残りも焼く。
【4】【3】を器に盛り、混ぜ合わせた【B】を添える(好みでつけて食べる)。
教えてくれたのは
青木恭子さん
小田真規子主宰のスタジオナッツ所属。2つの保育園に7年間、栄養士として勤務。0歳児の離乳食~5歳児の給食とおやつ作りを担当。現在は、雑誌やWEBなどで活躍。
『ベビーブック』2014年7月号