いくら丼が主役の献立|子どもと食べられる簡単副菜&汁物

子どもが大好きないくら丼に合う献立メニューを幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載されたなかから厳選しました。野菜やきのこなどの副菜や汁ものなど、シンプルなおかずがいくら丼のおいしさを引き立てます。

いくら丼の献立は何を合わせる?

みなさんは、いくら丼の献立に、どんなメニューを合わせたいですか? 12歳までのお子さんがいるママパパにアンケートリサーチしてみました。

おみそ汁・お吸い物

多くの人が汁物は欲しいと選んだ「みそ汁」や「お吸い物」。いくら丼には欠かせない存在ですね。

・丼にはみそ汁だから (40代・大阪府・子ども1人)
・わかめのみそ汁、漬物。海の幸にはわかめが合うから (30代・栃木県・子ども1人)
・シジミ汁。海鮮繋がりで (40代・埼玉県・子ども2人)

焼き鮭・サーモン

いくらと鮭の親子で楽しみたい人からは、焼き鮭やサーモンがあがりました。いくら丼にサーモンものせて2色丼にして楽しむのもいいですね。とっても贅沢な献立になりそう。

・焼き鮭、みそ汁。鮭はいくらと親子だしみそ汁も合う (30代・神奈川県・子ども2人)
・生のサーモン、親子だから (30代・千葉県・子ども1人)

肉じゃが

おなかにたまるおかずをもう一品欲しいと考える人からは、肉じゃがが選ばれました。冷たい丼ものにほっと温かい肉じゃがは、変化を楽しめる組み合わせ。両方ともご飯が進む味なのでボリューム感のある献立に。

・おなかにたまるものがほしい (40代・大阪府・子ども4人)
・冷たい丼ものなので温かい煮物を合わせたいです (40代・宮城県・子ども1人)

茶碗蒸し

お寿司屋さんなどでも定番の組み合わせの茶碗蒸し。いくら丼の豪華さを引き立てつつ上品な献立になりますね。

・寿司といえば 茶碗蒸し (30代・茨城県・子ども2人)

いくら丼を楽しむならお取り寄せが便利!

いくらたっぷりの丼を楽しむなら、お取り寄せがおすすめ。お店ではなかなか食べられないような豪華ないくら丼に家族も大喜び間違いなしです!

いくら丼にぴったり! 簡単副菜

【1】小松菜とわかめのしらす和え

小松菜はやわらかめにゆでて刻みます。しらすを加えればカルシウムもプラス。

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
小松菜 1/2束
乾燥わかめ 大さじ1
しらす干し 大さじ3
しょうゆ 小さじ1
ごま油 小さじ1
塩 少々

◆作り方

【1】小松菜は塩を加えた熱湯でゆで、水にとって絞り、3~4cm長さに切る。
【2】わかめは水につけてもどし、サッとゆでて水にとり、絞る。
【3】ボウルに【1】と【2】を入れてしょうゆ、しらす干し、ごま油の順にからめる。

教えてくれたのは


コウケンテツさん

料理研究家である母・李映林さんのアシスタント後、独立。韓国料理を中心とした、素材の味を活かしたヘルシーなメニューが人気。一男一女の父。

『ベビーブック』2012年10月号

【2】きのこの煮浸し風

耐熱容器に材料を入れたらレンジでチン! とするだけ。かつお節としめじの風味が広がります。

◆材料

(大人1人+子ども2人分)
しめじ 100g(正味約80g)

【A】
かつお節 3g
水、みりん 各大さじ1
しょうゆ 大さじ1/2
※写真の分量は、すべて子ども1人分の目安です。

◆作り方

【1】耐熱容器に【A】を入れ、石づきを取ってほぐしたしめじを入れる。ラップをふんわりかけて電子レンジで2分ほど(500Wの場合)加熱。そのまま冷ます。

教えてくれたのは


松見早枝子さん

料理研究家。ビューティレシピスト。美と健康をテーマに、栄養バランスに優れたおいしいレシピを提案。雑誌、テレビ、講演会、料理教室など幅広く活躍している。美食家でレストランオーナーの夫、息子と3人暮らし。

『めばえ』2016年10月号

【3】ひじきのだししょうゆ漬け

和食の定番、ひじきの味つけも、このたれひとつで簡単&完璧!

◆材料

(作りやすい分量)
芽ひじき 10g
枝豆(ゆでて皮をむいたもの) 1/2カップ分
だししょうゆだれ 全量

◆作り方

【1】ひじきは水でもどし、熱湯でゆでてざるにあげる。
【2】【1】、枝豆、だししょうゆだれを保存容器に入れてよく混ぜ、1時間以上置く。

◆ポイント

【だししょうゆだれ】
だし 大さじ3
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1/2
※だしは、昆布やカツオ節から取るほか、市販の白だし・顆粒だしを使ってもOK。その場合は、表示どおりの濃度に薄めて使いましょう。みりんは耐熱容器に入れてラップをせず、電子レンジで約40秒加熱(600Wの場合)して沸騰させ、アルコール分を飛ばします。

教えてくれたのは


橋本加名子さん

料理研究家・栄養士・フードコーディネーター。料理教室「おいしいスプーン」主宰。働きながらの子育て経験を活かし、簡単でも〝手抜き〟ではないおいしい家庭料理を提案。雑誌や書籍、WEB発信のほか、企業のメニューコンサルティングなども行う。

『めばえ』2018年8月号

【4】野菜のヨーグルトみそ漬け

みそとヨーグルトを混ぜて、和洋ミックスの新風味。子どもウケも抜群です♪ 漬け込む野菜もいろいろと挑戦してみて。

◆材料

(作りやすい量)
【A】
プレーンヨーグルト 大さじ2
みそ 大さじ2

にんじん、きゅうり、セロリ 各1/2本

◆作り方

【1】にんじんは7~8mm厚さの輪切りに、きゅうり、セロリは7~8mm幅の斜め切りにする。
【2】【A】と【1】を混ぜて2~3時間置く。
【3】みそをぬぐい取り、水気を絞る。

◆ポイント

子どもたちの元気な成長に、カルシウムは不可欠! 毎日の食事でしっかりとらせることが大人の使命です。
ヨーグルトは、100gに120mgのCaを含有。みそは、100gに100mgのCaを含有。良質なたんぱく質も摂取できる。

余った材料をドレッシングに♪

■作り方
野菜をとり出して残った【A】におろし玉ねぎ小さじ1、オリーブオイル大さじ2を混ぜるだけで、ドレッシングのできあがり。

教えてくれたのは


藤井 恵さん

ふじいめぐみ/料理研究家、管理栄養士。女子栄養大学在学中から料理アシスタントを務め、料理家の道へ。25~30歳の5年間育児休業するも、復帰後、メディア各種、イベント、講演会など、幅広く活躍。「キユーピー3分クッキング」(日本テレビ系)の講師としても人気。

『めばえ』2017年1月号

いくら丼に合う! みそ汁

【1】水だしで作るのりと小ネギのみそ汁

水でとれるだしを使えば、即席なのに本格みそ汁が簡単に味わえる! 冷蔵庫で1週間保存も可。

◆材料

(大人2人+子ども1人分)
水だし 2と1/2カップ
みそ 大さじ2と1/2
焼きのり(カットのり) 3~4枚
小ネギ(小口切り) 適宜

◆作り方

【1】鍋に水だしを注いで煮立て、火を止めてみそを溶き入れる。
【2】お椀に小さくちぎった焼きのりと小ネギを入れて、熱々の【1】を注ぐ。

◆ポイント

作り置きで時短! 下ごしらえをまとめて済ませて、 調理の時間と手間をカット!

材料をつけ置くだけで本格天然だしが完成!

【水だし】
常備しておけば、その都度だしをとらなくても、手軽に和食が作れます。
冷蔵庫で約1週間保存可能。

●材料(水1リットル分)
こんぶ 10cm長さ
削りぶし 15~20g
塩 ひとつまみ
砂糖 ひとつまみ
水(水道水、あるいは軟水のミネラルウォーター) 1リットル

【1】1リットル以上入る透明のフタ付きポット(麦茶用の容器など)に、こんぶと削りぶしを入れる。

【2】塩と砂糖を加える。

【3】水を注ぎ、フタを閉めて、冷蔵庫でひと晩置く。

教えてくれたのは


武蔵裕子さん

むさしゆうこ/料理研究家。作りやすく、おいしいレシピに定評のある、家庭料理のエキスパート。自らも働きながら双子の息子を育て上げ、今も3世代の食卓を担う日々。忙しい主婦が真似しやすい時短レシピを数多く提案している。

『めばえ』2017年4月号

【2】長いもとオクラのトロトロみそ汁

すり下ろした長芋がトロトロで、口あたりがよくて飲みやすいみそ汁。オクラをアクセントに。

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
長いも 150g
オクラ 5本
だし汁 3カップ
みそ 大さじ2と1/2
白すりごま 大さじ1/2

◆作り方

【1】長いもは皮をむいてすりおろし、オクラは小口切りにする。
【2】鍋にだし汁を入れて火にかけ、沸騰したらオクラを加えて1分ほど煮る。弱火にしてみそを溶き入れ、長いもを加え、再び煮立ったらすりごまをふる。

教えてくれたのは


コウケンテツさん

料理研究家である母・李映林さんのアシスタント後、独立。韓国料理を中心に、素材の味を活かしたヘルシーなメニューが人気。一男一女の父。

『ベビーブック』2013年8月号

【3】のりと豆腐のみそ汁

朝食は〝脳のガソリン〟補給に必要不可欠、脳の活動エネルギーであるブドウ糖をとり込んで、健やかな1日に!
大豆×海藻で血流が良くなって、脳も活性化。

◆材料

(2人分)
煮干し粉 小さじ1(だしの素小さじ1/4でもOK)
水 300ml
板のり 1/4枚
豆腐 適量
青ネギ(小口切り) 少々
みそ 大さじ1~1と1/2

◆作り方

【1】鍋に水を入れて沸騰させ、煮干し粉、食べやすい大きさに切ったのり、豆腐、青ネギを入れてひと煮立ちさせてから、みそを溶き入れて火を止める。

教えてくれたのは


りんひろこさん

料理家・フードコーディネーター・食育アドバイザー・薬膳アドバイザー。料理教室「みなとキッチン」主宰。京都で学んだ懐石料理と、アーユルヴェーダや薬膳など東洋の食養生の考えをもとにした、おいしく簡単な料理を提案。4歳と2歳、『めばえ』世代の子育てママでもある。

『めばえ』2018年10月号

【レシピ初出】
雑誌『ベビーブック』
雑誌『めばえ』

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文・構成/HugKum編集部

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