みそ汁嫌いな子どももなぜか食べる!愛知の名門みそ蔵がつくる「こどものみそ」が話題

お子さんはみそ汁を飲みますか? 大豆を原料にした発酵食品のみそ汁。健康的な効果はさまざまな場所で言われているので、できれば子どもに飲ませたいと思うパパ・ママも少なくないはずです。具材に野菜もたくさん入れられるので、助かりますよね。

しかし一方で、みそ汁を子どもが食べてくれないという声も聞きます。「みそ汁嫌い」「みそ汁ストライキ」などの言葉もインターネット上には見られます。

「つくっても子どもが口にしてくれない……」、そんな悩みを抱えるご家庭では、愛知県にある合資会社野田味噌商店(蔵元 桝塚味噌)が学校給食用みそを市販化した「こどものみそ」を試してみてはどうでしょうか?

家ではみそ汁を口にしない子どもたちが、野田味噌商店(蔵元 桝塚味噌)のみそ汁を給食では喜んで飲むために、保護者から驚きや感謝の声が次々と寄せられるみそだと言います。

ちなみに広告宣伝記事ではないので、安心して最後まで読んでみてください。

仕込んでいた5トンのみそが「コロナ」休校で納入先を失う

写真提供:野田味噌商店(蔵元 桝塚味噌)

 

そもそも学校給食に出されていたみそが、どうして市販化されているのでしょうか。「こどのもみそ」を出す野田味噌商店(蔵元 桝塚味噌)は、愛知県版の家庭科教科書の表紙に掲載されるくらい、地元では知られたみそ蔵です。

愛知県内にある小学校の5割の学校給食では同社のみそが使われているとの話。いわば愛知県民の味覚のベースにある味と言っても過言ではないみたいですね。しかし新型コロナウイルス感染症による休校で昨年の2020年(令和2年)に給食がなくなると、事前に仕込んでいた5トンのみそが納入先を失いました。

愛知県のみそと言えば、みそカツなどに使われる豆みそ(赤みそ)を連想する人が全国的には多いはず。この伝統的なみその故郷である愛知に蔵を構える野田味噌商店(桝塚味噌)も、もちろん豆みそ(赤みそ)をつくっています。

地元の消費者がピンチを支えた

しかし同社が学校給食用につくる米みそ(首都圏などでおなじみの淡色のみそ)、および米みそに豆みそ(赤みそ)を混ぜた合わせみそ(少し赤色が濃いみそ)は、学校給食がストップすると愛知県内では売り先が見付からなかったと言います。

そこで同社の4代目にあたる野田好成さんが窮状をSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)で訴えます。さらに直売店などで手包み販売を始めると、地元の人を中心に多くの消費者が支えてくれて、廃棄せずに済んだのだとか。

わが子の学校給食が野田味噌商店(桝塚味噌)のみそを使っていると知らなかった地元の子育て世帯からも、「野田味噌(桝塚味噌)さんのみそだったのですね」「いつもお世話になっています」と温かい声が次々に寄せられたと言います。

想定以上の反響があったため、同社の給食向けみそが今年の2021年に市販化・全国販売される話となったのですね。

野田味噌商店(桝塚味噌)のみそは全国でも珍しい木桶×天然醸造

野田味噌商店(蔵元 桝塚味噌)のみそ蔵の様子。蔵では「みその学校」と称して食育に関する見学会を地元の小学生に対しても開いている。写真提供:野田味噌商店(蔵元 桝塚味噌)

 

桝塚味噌は1928年(昭和3年)創業の歴史あるみそ蔵です。愛知県豊田市桝塚にあった旧第三岡崎海軍航空隊の格納庫や倉庫、小・中学校の校舎を購入し、それらをみそ蔵として再利用して今日に至ります。

今ではステンレス製の巨大な桶でみそを工業的に大量生産する蔵が主流になった業界で、木桶のみそづくりを貫き、天然醸造で18カ月の時間を掛け、みそを「育てる」をコンセプトにしています。

子育て中の作り手が「育てた」みそ

敷地内に15棟あるみそ蔵には400本以上の木桶があり、中には最長で150年近くの歴史を誇る木桶もあるのだとか。

添加物や保存料には頼らず、愛知県産の米と大豆・塩のみのシンプルな原材料を使って、木桶や蔵に住み着く微生物の力を借りながらみそを発酵・熟成しています。

味わいの違いは冒頭でも書いたように、保育所や幼稚園に通う子どもたちでも分かると言います。

聞けば野田さんご自身も子育て中の父親なのだとか。安心で栄養価の高い、消化にも優れたみそを全国の子育て世帯に届け、その姿を通じて1年前に助けてくれた地元の人たちに「がんばっているよ」と伝えたいそうです。

うま味の強い「合わせみそ」には自信あり

筆者も合わせみそと米みその両方を取り寄せ、試食してみました。『こどもの米みそ』は見慣れた淡色。愛知県で有名な豆みそ(赤みそ)が入っている『こどものあわせみそ』は、見た目も赤色に近いです。

写真左が米みそ、右が合わせみそ

 

透明プラスチック容器の外から眺めると、どちらにも色むらがありません。ふたを開けて薄い紙を取り除くと、照りのある自然な美しさが印象に残りました。甘くやや香ばしい発酵香は、豆みその入る合わせみその方が引き立って感じられます。

最初の試食ではだしを取らずに、スプーン1杯分のみそをお湯で溶いて口にしてみました。

米みその場合は口にすると、原材料の米の甘みが感じられます。追って酸味がほどよく感じられました。インスタントのみそ汁は極端な話、この甘みを砂糖で後から分かりやすく足すケースもあるそうです。

大豆・米・塩という至ってシンプルで安心な原材料のみを使用した『こどもの米みそ』は、子どもの口に入る食材に敏感なパパ・ママの大きな助けになってくれるはずです。

豆みそと米みそを混ぜた『こどものあわせみそ』は、大豆のたんぱく質からくるうま味が舌全体で分かりやすく感じられました。香りも引き立っています。同社の野田好成さんが取材中に「うま味の強い合わせみその味には、自信があります」と言っていた意味が、試食して分かりました。

両方のみそを小指の先ほど順番に舌に乗せてみると、口の中で簡単に溶けてざらつきも残りません。微生物の力を借りてしっかりと発酵・熟成されたつくりの良さが感じられる舌触りでした。

さっそく夕食のみそ汁として登場!

あらためて夕飯時には煮干しでだしを取り、豆腐と葉物野菜を入れて『こどもの米みそ』のみそ汁を食べてみました。

味に柔らかい印象のある普段の米みそと比べて、うま味がしっかり感じられます。この豊かさをどう評価するか・どういった料理と合わせるかで大人は好みが分かれると思いましたが、少なくとも小学校1年生の筆者の娘は、(珍しさも手伝って)おいしそうにおかわりをしていました。

何日かつくり飲み続けてみると、次第にうま味の強いみそ汁に筆者自身の好みも寄せられていきます。気が付けば冷蔵庫に並ぶ普段のみそではなく、「こどものみそ」に手を伸ばしてみそ汁をつくっている自分が居ました。

『こどもの米みそ』(450g)『こどものあわせみそ』(450g)は、それぞれどちらも500円(税込540円)。原材料は大豆(愛知県産)・米(愛知県産)・食塩のみです。

公式のオンラインショップで注文すれば、全国に配送手配してくれます(※送料別途)。筆者の家に届いたみそには、野田味噌商店(桝塚味噌)のある豊田市の学校給食レシピが同封されていました。

今は新型コロナウイルス感染症の影響でなかなか旅行にも出られません。こうした地域性のある食材を試しに購入して、わが子に食育の機会を提供してあげてもいいかもしれませんね。

「わが子がみそ汁を飲まない」という家庭では、一度試す価値はあると思いました。

▼商品の詳細・購入はこちらから

ホームページ:http://www.masuzuka.co.jp/

オンラインショップ:https://www.misodikara.jp/

取材・文・写真/坂本正敬

【取材協力】

合資会社野田味噌商店

住所:愛知県豊田市桝塚西町南山6
営業時間:9:00~17:00(月~土曜日)
電話:0565-21-0028

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