実は簡単だった! 基本の「マシュマロ」の作り方、卵白なしの「ギモーブ」、人気のチョコアレンジなどまるっと紹介

「マシュマロって自分で作れるの?」と思った人も多いのではないでしょうか。実は簡単に自宅で作ることができるんです。手作りのお菓子は、添加物などを気にしなくても安心して食べることができ、また、「スーパーなどで見るマシュマロはこうやって作れるんだね!」と、親子で新たな発見にもなります。
基本のマシュマロの作り方、卵白なしのマシュマロの作り方、失敗しないコツなどを紹介していきます。

そもそもマシュマロって何でできているの?

マシュマロの主な材料は、砂糖、卵白、ゼラチンの3つです。そこにバニラエッセンスなどの香料、コーンスターチなどを使います。

一般的なマシュマロの作り方は、卵白と砂糖を混ぜたメレンゲに、水と砂糖を煮詰めたシロップで溶かしたゼラチンを入れて、泡立て器などで攪拌して作られます。

基本のマシュマロの作り方

ふわふわもちもちマシュマロの作り方の紹介です。用意するもの、材料、手順などをチェックしていきましょう。

マシュマロ作りで用意するもの

・泡立て器orハンドミキサー
・ボウル
・トレーなどの容器(型)
・クッキングシート
・ヘラ

基本のマシュマロのレシピ

【材料】

・卵白… 1個分(35g)
・水… 50ml
・砂糖(ゼラチン液用)… 35g
・砂糖(メレンゲ用)… 35g
・バニラエッセンス… 適量
・コンスターチ(片栗粉でもOK)… 適量

【作り方】

<下準備>

容器にクッキングシートを敷いておきます。

1.耐熱容器に粉ゼラチン、水を入れ混ぜ、さらに砂糖を加えて混ぜます。

2.1を600Wの電子レンジで50秒加熱し、粉ゼラチンと砂糖を溶かし、冷ましておきます。

3.ボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーなどでよく混ぜます。

4.白っぽくなってきたら砂糖を2回に分けて入れ、ふわふわになるまで混ぜます。

5.4に溶かしたゼラチンを少しずつ加え、バニラエッセンスも入れながら、混ぜます。

6.もったりとして弾力がでてきたら、クッキングシートを敷いた容器に入れます。

7.冷蔵庫で1時間ほど冷やし固めます。

8.容器からまな板などにマシュマロを取り出し、コーンスターチをまぶします。

9.包丁でお好みの大きさにカットします。

10.余分なコーンスターチをはらって完成です。

ふわふわのマシュマロに仕上げるポイント!

・しっかりメレンゲを立てる

マシュマロをふわふわに仕上げるポイントは、卵白をしっかりほぐしてから砂糖を入れ、メレンゲを作ることです。

砂糖はタンパク質の凝固を抑える作用があるため、最初から砂糖を入れると泡立ちにくく、弾力の弱いメレンゲになってしまうことがあります。砂糖は、卵白をよく混ぜてから数回に分けて入れるのが失敗しないポイントの1つです。

・ゼラチン液を入れたら混ぜすぎない

メレンゲを作ったら、ゼラチン液を入れますが、そこから混ぜすぎると、固まってきて、ボロボロとしてしまいます。メレンゲは、もったりと少し固くなったら手早く容器に入れると失敗しにくいです。

混ぜすぎてボロボロになってしまった例

香料を入れるのがおすすめ

マシュマロは卵白とゼラチンを使っているため、卵やゼラチン特有の生臭さを感じることもあります。そのため、バニラエッセンスやバニラオイル、レモン汁などを入れるのがおすすめです。香料を入れることによって、生臭さが気になりにくくなります。

マシュマロは卵白なしでも作れる!

卵が無かったり、卵白だけを使うのはちょっと… と思ったりする場合もありますよね。そんなときは、卵白を使わずに作るマシュマロ、「ギモーヴ」がおすすめです。「ギモーヴ」は、フランス発祥のマシュマロに似たお菓子です。メレンゲを使用しない代わりに、フルーツのピューレを使います。

そのため、メレンゲで作るマシュマロよりも、しっとりと柔らかく、シュワシュワとした食感に仕上がるのが特徴です。また、メレンゲを作る工程もなく、比較的簡単に作ることができます。本記事で紹介するのは、ジャムを使って簡単に作る卵白なしのマシュマロ、「ギモーヴ」の作り方です。お好みのジャムで作ってみてください。

卵白なしのマシュマロ「ギモーヴ」の作り方

【材料】

・お好みのジャム… 100g
・砂糖… 30g
・粉ゼラチン… 10g
・水(a)… 大さじ2
・水(b)… 大さじ2
・コーンスターチor片栗粉

【下準備】

容器にクッキングシートを敷いておく

【作り方】

1.容器に水(a)とゼラチンを入れ、混ぜます。

2.耐熱容器にお好みのジャムと水(b)、砂糖を入れ軽く混ぜて600Wの電子レンジで3分加熱。

3.2に1を入れ、ゼラチンが溶けるように混ぜます。

4.3をハンドミキサーなどで、しっかり混ぜていきます。

5.白っぽくなり、もったりとしてきたら、クッキングシートを敷いた容器に流し入れます。

6.冷蔵庫で1時間ほど冷やし固めます。

7.容器から取り出し、コーンスターチをまぶしながら、お好みの形に切ります。

8.余分な粉をはらって完成です。

ピンク色の可愛いマシュマロの完成

お好みのフルーツで作ってもOK

ジャムがないときや、果物を消費したいときは、フレッシュなフルーツを使ってもOKです。

フルーツを細かくカットして、砂糖と一緒に電子レンジや火で加熱し、自家製のピューレを作ります。そこにゼラチンを入れて、撹拌すると、フレッシュで濃厚な味わいの「ギモーヴ」を作ることができます。

あのパリパリチョコマシュマロの作り方!

自家製マシュマロを作ったら、アレンジを楽しむのもありです。マシュマロをチョコレートでコーティングした人気のあの菓子を作ってみましょう。外はパリパリで、中はふわふわの美味しいマシュマロは、美味しくて病みつきになります。

チョコレートは湯煎せずに、電子レンジで溶かせば簡単に作ることができます。作り方を見ていきましょう。

簡単マシュマロチョコの作り方

1.チョコレートは細かく砕いて、耐熱ボウルに入れます。

2.600Wの電子レンジで50秒加熱します。

3.2にマシュマロを入れて、チョコレートをコーティングします。

4.冷蔵庫などで冷やして、表面のチョコレートが固まったら完成です。

簡単にできて美味しい手作りマシュマロ

マシュマロは自宅で簡単に作ることができました。しかも材料は揃えやすいものでできるのはうれしいですよね。卵白なしのマシュマロは、お好みのジャムやフルーツピューレを使えば、いろんな味が楽しめます。親子で一緒にマシュマロを作ってみてはいかがでしょうか。きっと「本当にマシュマロができた!」と感動します。

また、手作りのマシュマロは、火を通していないので、その日のうちに食べるようにしましょう。すぐに食べない場合は、密閉できる保存容器に入れて冷蔵保存しておくのがおすすめです。

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構成・文・写真(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)

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