安倍なつみさん「家族との時間は歌と笑いがいっぱい!」『パウ・パトロール ザ・ムービー』で声優に挑戦

2歳と4歳の男の子を子育て中の歌手、安倍なつみさんが、ファミリーに大人気の3DCGアニメの映画化作品『パウ・パトロール ザ・ムービー』(8月20日公開)で声優を務めました。

2歳と4歳の男の子を子育て中の歌手、安倍なつみさんが、ファミリーに大人気の3DCGアニメの映画化作品『パウ・パトロール ザ・ムービー』(820日公開)で声優を務めました。自身も「パウ・パトロール」をお子さんと観ていたそうで、声優のオファーが来た時は、驚きつつも大喜びしたそうです。

そんな安倍さんにインタビューし、ストーリーやアクション、映像と、すべてがパワーアップした映画の魅力と共に、日々大奮闘しているという子育てのエピソードを、たっぷりとお聞きしました。

「今できることを楽しく」を、リバティの前向きさから受け取りました

2019年よりテレビ東京系6局ネットで放送され、NetflixAmazon primeなど各種主要配信プラットフォームでも配信中である「パウ・パトロール」シリーズ。街で巻き起こる様々なトラブルを、キュートな子犬たちが解決していくという物語ですが、映画版では、彼らが立ち向かうトラブルもとんでもない規模の大事件となっています!安倍さんは今回、新キャラクターであるダックスフンドのリバティ役を好演しました。

――声優経験は抱負な安倍さんですが、洋画の吹替え版には初挑戦となりました。やってみていかがでしたか?

「すごく楽しかったのですが、通常のアフレコとは違い、英語版の声を聴きながらのアフレコだったので苦戦しました。また、久しぶりのお仕事となったので、家にいる時とは意識を切り替えて挑んだ感じです」

 

――安倍さん演じるダックスフンドの女の子、リバティはとびきり明るくてポジティブなキャラクターですが、安倍さんにぴったりの役柄だと思いました。

「何か事件が起きてもひるまずに立ち向かっていくリバティは、本当に勇敢でエネルギッシュなキャラクターでした。一度決めたら絶対に最後までやり抜くという性格なので、私も演じながらすごくパワーをもらいました。

私はリバティほどポジティブではないですが、何事も諦めない強さや、くじけそうになっても1回前に進んでみることなど、今回リバティからたくさんのことを教えてもらいました。特に今はコロナ禍で、我慢を強いられることもあるけど、いかに楽しんで過ごせるか、できることを見つける方向にシフトチェンジしていきたいです」

 

家族との時間は音楽が溢れています

――ステイホーム期間がまだまだ続きそうですが、家ではお子さんとどのように過ごされていますか?

「絵本を読んであげたり、歌を歌ったり、『めばえ』などの幼児誌で遊ぶこともあります。読み聞かせの時は感情を込めて、ミュージカル調に抑揚をつけて歌うこともあります(笑)。また、寝かしつけの時にもいろんな歌を歌います」

 

――家でミュージカルを歌ってもらえるなんて、すごく楽しいですね。

「子どもを寝かしつける時は、『パプリカ』など流行りの歌や、映画音楽みたいなもの、テレビのコマーシャルのちょっとしたフレーズの替え歌など、いろんな歌を歌います。ときには、子どもたちがスクールで覚えてきた歌のメロディに、即興の歌詞をつけてアレンジして歌うこともありますし。

子どもたちも一緒に歌いますが、たまに私のほうが気合を入れすぎて、子どもたちに唖然とされることも多々あります(笑)。そういう意味では、歌にあふれた家かもしれないです」

 

子どものイヤイヤも「笑いに変えちゃえ!」の心意気です

――とても子育てをとても楽しまれている感じがしますね。

「いえいえ、あまり悩まないタイプに見られるのですが、悩むときはとことん悩みますよ。今、子どもがイヤイヤ期で、おむつを替えるのも、靴を履いて出かけるのも、全部イヤだと言われてしまったりして……」

 

――そんな時はどうするのですか?

「『どうして早くやらないの?』とイライラしてつい子どもに当たってしまいがちですが、そういう時は発想を変えて、逆に子どもの立場にたってみるようにしています。

 

『そうだよね。イヤだよね。じゃあ、ママもイヤだから靴も履かないし、何にもしないね』と言うと、子どものほうが『え!? 』とびっくりして『じゃあ、僕やるよ』とやってくれるんです。イヤイヤ期では子どもが親の愛情を試していると思うので、そこを楽しく乗り切れたらいいなと」

 

――すごく素敵な受け止め方です。それは徐々に切り替えていったのですか?

「やっぱり子育てでは予測不可能なことがたくさん起きるので、自分自身も勉強になるなと思えることがたくさんあります。今は『全部、笑いにしよう!』という感じで、子どもに向き合っているかもしれない。子どもが『イヤだ!』と物をポーンと投げると、『OK OK!って、やっていいんかい?』と、ノリツッコミみたいな感じで言ってみると、子どもが笑い出すんです」

 

――まさに発想の転換ですね。男の子2人の子育ては特に大変だと思いますが、どんな時に幸せを感じますか?

「公園へ行くと、花をくれたりします。また、母の日や誕生日の準備を何かコソコソやってくれている時、私は見てないふりをしますが、パパと長男で描いてくれた家族の絵をくれた時は、本当にうれしかったです。みんなで準備してくれて、ありがとうと感謝でいっぱいになります」

 

――そんなお子さんたちも楽しんでくれそうな『パウ・パトロール ザ・ムービー』。最後にこれから映画を観る子どもたちへのメッセージをお願いします。

「今、テレビでスポットが流れているので、それを観るたびに『ママだ!』と子どもたちは大興奮です。映画版は街の景色もとてもきれいだし、カーチェイスのシーンもすごく迫力があって、きっと子どもたちも夢中になれるんじゃないかと。

 

また、子どもだけではなく、私たち大人が観ても心に響く物語になっていると思います。映画館は換気も行き届いているので、ぜひ映画館で観ていただきたいです。また、子どもたちの感想を聞くのも楽しみです」

 

『パウ・パトロール ザ・ムービー』は820日(金)より公開

監督:監督:カル・ブランカー 原案:ビリー・フロリック
日本語吹替版の声の出演:潘めぐみ/小市真琴/井澤詩織/矢作紗友里/石上静香/松田
颯水/小堀幸/魚健/諏訪部順一/落合福嗣/竹内良太/皆川純子/安元洋貴/井上喜久
子/安倍なつみ

公式HPhttps://www.pawpatrol-movie.jp/

 

(C) 2021 Paramount Pictures. All rights reserved.

 

ヘアメイク/太田年哉 ( maroonbrand) スタイリスト/早川かずみ 取材・文/山崎伸子 写真/田中麻以

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