いよいよ入学目前!
春から、元気に集団生活を送るために、今からできることは何でしょうか。
アンケートや先輩ママのアドバイスとともに健康管理のポイントを紹介します。
健康管理ポイント1 睡眠
親子で早寝早起きのリズムをつくろう
元気に園生活を送るためには、早寝早起きが大切です。なぜなら、早めに休むと、成長期の子どもに大切な睡眠が十分にとれるため、朝、スッキリ起きられます。また、起床時間が早いと、朝ごはんをゆっくり食べたり、身じたくをしたり、トイレに行ったりする時間の余裕も生まれます。つまり、早寝早起きのリズムが身についていると、朝の生活がきちんと整い、園でも午前中から元気に活動できるのです。
入園前の今から、早寝早起きのリズムを少しずつ整えておきましょう。
73%のお子さんが7時台までに起きています。早起きの家庭が多いようですが、園生活が始まると、着替えやお弁当作りなど、朝は慌ただしくなりますから、さらに早起きを意識して。
先輩ママから一言!
●バス通園ですが、早バスの日は7時50分にバス停を出発するので、大変です。朝ごはんを食べさせて、支度させるのに1時間以上はかかるので、逆算して6時半には起こすようになりました。(東京都/さゆりママ)
20時台に寝る子は23%、21時台は47%と、20~21時台が多数派。早めに寝る習慣を意識している家庭が多いようです。その一方で、22時以降に寝る子も24%にのぼっています。
先輩ママから一言!
●息子はなかなか寝ようとしないので、家中の電気を消す係に任命しました。すると大喜びで「テレビさん、おやすみ」「トイレさん、おやすみ」と言いながら、どんどん電気を消して布団に入るようになりました。毎晩、同じことを繰り返すことで、子どもなりに「もう寝る時間なんだな」ということが分かるみたいです。早寝のおかげで、生活リズムも整ってきました。(埼玉県/フルーツママ)
年齢別では、「2時間」は1歳が59%、2歳49%、3歳21%と、年齢とともに減少しています。めばえっ子はお昼寝がまだまだ必要な年代ですが、就寝時間にひびかないよう、15時頃には切り上げましょう。
先輩ママから一言!
●娘のお昼寝は1時間ほど。添い寝をして、私も一緒にお昼寝。夕方からの家事や子どもの世話のためにパワーを補給しておきます。(茨城県/ゆうこママ)。
健康管理ポイント2 生活リズム
生活にメリハリをつけて一日のリズムを整えよう
生活リズムを整えるには、親自身の生活パターンを見直すことが大切です。つい夜遅くまで外出したり、子どもの就寝時間にテレビがつけっぱなしになったりしていませんか?
親の生活に子どもを合わせようとするのではなく、子どもの生活リズムを中心に考えた生活に換えていきましょう。
ポイントは、朝はごはんをしっかり食べ、昼間はたっぷり遊ばせることです。また、夜は毎日、同じ時間に寝かしつけましょう。これを1週間ほど行えば、自然によい早寝早起きになり、生活リズムも整ってきます。
また、食事やおやつの時間、お風呂の時間もできるだけ変えず、規則正しく生活するよう心がけましょう。
先輩ママから一言!
●午前中、公園で思いっきり遊んだ日は、素直にお昼寝してくれます。すると、夕方からも機嫌よく過ごしてくれるので、私もイライラせずにすみます。雨の日も、なるべく児童館へ遊びに行き、体を動かすようにしています。(千葉県/かっちんママ)
先輩ママから一言!
●パパがお休みだった日、六時すぎに起こして、朝から遊んでもらいました。すると、息子は大喜び。パパもうれしかったらしく、平日もできるだけ早めに起きて、子どもと触れ合うようになりました。(長野県/ゆみえママ)
コレもチェック! うがい・手洗い
親が手本を見せて習慣づけよう
食事の前や外遊びから帰った後のうがい・手洗いは、風邪やインフルエンザなどの感染症予防に有効です。親が「お口をゆすいで、手を洗おうね」と声をかけ、自ら手本を見せ、「ぶくぶくうがい」のやりかたや、指や爪の間、手の甲、手のひらなど丁寧に洗う方法を教えましょう。この習慣は、園生活にも役立ちますから、ぜひ今から家庭で実践しましょう。
先輩ママから一言!
●息子は手洗いが雑だったので、歌を歌いながら、時間をかけて丁寧に手洗いするようにしました。最初は石けんのCMソングを歌っていましたが、最近は、私が即興で造ったオリジナルソングがお気に入り。「あわ、あわ、ふわふわの王子様~♪」と歌いながら、楽しく手洗いをしています。(東京都/かもめ)
●先輩ママから「自分のタオルで手をふく練習をしておくといいよ」と聞いたので、子ども用のタオルを用意。すると、手洗いそのものが楽しくなったみたいです。帰宅時や食事の前など、自分からすすんで手洗いするようになりました。(栃木県/だんご3兄弟ママ)