Koki,が人気ホラーシリーズ『牛首村』で堂々の女優デビュー!
Koki,は女優デビューを果たした本作で、一人二役という難役に挑戦しました。メガホンをとったのは、これまでの村シリーズ全作を手掛けてきたホラーの名手、清水崇監督。『牛首村』の舞台は、富山県魚津市に実在する心霊スポット「坪野鉱泉」ですが、清水監督は例によって、容赦ない恐怖描写で、観る者を震え上がらせます!
Koki,をはじめ、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(19)の萩原利久や、「仮面ライダーゼロワン」シリーズの高橋文哉など、若手人気俳優たちが共演。YouTubeから恐怖が広がっていく物語もかなりリアルで、ドキドキハラハラの連続です!
清水崇監督が語るKoki,のストイックさと素直さ
Koki,演じる主人公・奏音は、ある心霊動画で自分とそっくりな女子高生の姿を目にして驚愕します。動画の中の少女は、牛首マスクを無理やり被せられ、廃墟に閉じ込められてしまったようです。
妙な胸騒ぎを覚えた奏音は、動画の撮影地である坪野鉱泉へと向かいますが、そこで双子の妹・詩音の存在と、「牛首村」と呼ばれる恐ろしい場所のおぞましい秘密と風習を知ることに……!
『犬鳴村』の三吉彩花や、『樹海村』の山田杏奈をはじめ、若手女優からポテンシャルを存分に引き出すことに定評がある清水監督。本作でもしかりで、舞台挨拶によると、Koki,のおびえる表情やリアクションなどについて細やかな演出をしたとのことですが、彼女が役に向き合う姿勢については「ひとことで言えば、ストイック、素直」と絶賛していました。
今回、相手役を務めた高橋さんもKoki,について「きっと緊張やプレッシャー、期待もあったと思うけど、その緊張が伝わってこなくて。現場では、奏音と詩音を使い分けていたので、僕ものめりこんで一緒にシーンを作れました」と同舞台挨拶で心から称えていました。
よく「目は口ほどにも物を言う」と言いますが、父・木村拓哉ゆずりといえるKoki,の大きな瞳は、非常に多くを物語りますし、いうまでもなく立ち姿が美しいので、スクリーンに映えます。初演技はもとより、ホラースポットでの撮影で、きっと苦労も多かったに違いないですが、鮮烈な女優デビュー作になった気がします。
アトラクション的に楽しみたいホラー映画
冒頭で、いきなり東映のロゴに血しぶきが飛び、ひええ!となります。「恐怖の村」シリーズはもちろん、ハリウッドでリメイクもされた「呪怨」シリーズなどでも知られる清水監督は、あの手この手を使った様々なホラーのトラップを仕掛けてきます。
ありえない位置に人がいたり、エレベーターが絶叫と共に落下したり、鏡が割れたり、無数の手が次から次へと現れたりして、一瞬たりとも油断は禁物です。映画館で観ると、映像だけではなく、音響も含め、立体的に恐怖を体感できるので、お化け屋敷やアトラクションのようなスリルも感じられそうです。
コロナ禍で娯楽が限られている今だからこそ、刺激を求める小学生をお持ちのお父さんお母さん、お子さんと一緒に映画館へ行って、日常では感じられない恐怖の中で度胸試しをしてみてはいかがでしょうか。
監督・脚本:清水崇 脚本:保坂大輔
出演:Koki,、萩原利久、高橋文哉、芋生悠、大谷凜香、莉子、松尾諭、堀内敬子、田中直樹、麿赤兒…ほか
公式HP:www.ushikubi-movie.jp/
文/山崎伸子
©2022「牛首村」製作委員会