バレンタインに子供と作ろう!100均材料で簡単!「アートチョコ」

今年のバレンタインに向けて、パパチョコ・友チョコのアイデアはまとまりましたか?子供と一緒に手作りで盛り上がる!簡単バレンタインレシピを紹介します。それも、子どものアート脳が開花する、うんちく付き。「材料はたったの2種類!全て100円ショップで揃う!」お手軽なのに、愛らしいチョコレシピです。

バレンタインシーズンを、楽しく美味しく、そしてちょっとだけアートを感じながらお楽しみください。

ジャクソン・ポロック チョコレート

子どもと作るバレンタイン「ジャクソン・ポロック チョコレート」

<材料>

市販の板チョコ ホワイト 1枚
チョコレートペン 赤、黄色、緑、青(その他、お好みで) 各1本
*湯煎に溶かしたホワイトチョコレートに、色素ごく少量で着色してもいい

<作り方>

1)チョコレートペン は、お湯を入れたマグカップに入れ柔らかくしておく
2)市販の板チョコを箱から取り出し、クッキングシートの上に凹凸面を下にして置く
3)2)に、チョコレートペン を上下左右に振りながら自由に模様を描く
4)3)を冷蔵庫で10分冷やす

板チョコレートに、模様を描いたところ

実はそっくり!? 有名画家 ジャクソン・ポロック

このチョコレート、実は有名画家ジャクソン・ポロック*の名画にそっくりです。画面いっぱいに、ペンキが飛び散るような絵をご存知ですか?ニューヨーク近代美術館に多く所蔵され、有名な某ファッション誌の表紙にもなった作品です。

…だけど、そんなこと知らなくてもぜんぜん大丈夫!

子どもが作るチョコレートですから、なんとなく似ているでいいのです。なんとなく見た目がいい、というのが大事。

ジャクソン・ポロックは、ペンキの粘着力と重力を使って作品を作りました。チョコレートにも、似たような粘着力があるのです。ちょっとしたアートのうんちくさえ知っておけば、お子さんがチョコレートペン で模様を描くことを存分に楽しんで、いつか本物の作品に結びつくかもしれないですよ!

ラッピングも手作りで!

チョコレートのレシピと同じような容量で、白紙をレジャーシートに広げます。水彩絵の具をつけた絵筆を、上下左右に振りながら白紙に模様を描きましょう。

水彩絵の具で模様を描いたところ
水彩絵の具が飛び散ってできた模様

冷蔵庫で冷やしておいたチョコレートは、アルミホイルを巻いておきます。水彩絵の具が乾いたら、アルミホイルの上から巻きつけてシールで固定。楽しく美味しく、そしてちょっとだけアートを感じる「ジャクソン・ポロック チョコレート」の完成です!

シールを貼って仕上げ
完成したチョコレート

 

*ジャクソン・ポロック:20世紀に活躍したアメリカの画家で、その画法はアクション・ペインティングとも言われています。

芸術教育士 太田さちか

パリ サンジェルマン・デ・プレで過ごし、慶應義塾大学、エコール・ド・リッツ・エスコフィエ、京都造形芸術大学大学院など日本とフランスで製菓、芸術を学ぶ。芸術教育士として、キッズクリエイティビティを軸にしたアトリエアプローチを実現し、10年以上に渡り子どもを対象にしたワークショップ「My little days」を主宰。子供たちの興味や不思議、好き!といった感性に寄り添いながら、独自の世界観あふれるワークショップ、レシピが好評を呼び、企業サイトや多数メディアで活躍。著書「メレンゲのお菓子 パブロバ」(立東舎)

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