【SDGs自由研究】マイクロプラスチックって知ってる?海の環境問題を楽しく学ぶ「海の自由研究フェス」体験レポ!

全国各地の街や海でごみ拾い活動を行う認定NPO法人グリーンバードが、2018年よりスタートした「海の自由研究フェス〜海と日本プロジェクト」を2年ぶりに東京・渋谷で開催。豪華ゲストによるトークイショーやワークショップを通して、子どもたちが海の環境について楽しく学べるイベントにHugkumママライターが小学5年生と1年生の子どもと一緒に参加してきました!

「海の自由研究フェス〜海と日本プロジェクト」とは?

過去のイベントの様子

海洋汚染、地球温暖化、⽣き物の絶滅など、海を取り巻く問題は深刻化していて、2050年の地球の海は⿂よりもごみの⽅が多くなるとも言われています。

これからの未来を担う子供たちが環境問題を身近に捉え、楽しみながら学べる機会を提供したい。その想いをもとに認定NPO法人グリーンバードは、「海の自由研究フェス〜海と日本プロジェクト」を2018年よりスタートしました。
コロナ禍を経て3年ぶりのリアルでの開催となる今回は、海の環境問題や生き物をテーマにしたワークショップ、海のごみアート展、豪華ゲストによるトークショー、ムービー上映会、渋谷を舞台にしたごみ拾いなど様々なイベントが開催されました。

海の生き物や環境問題について楽しく学ぶ


トークショーでは、TikTokやYoutubeで⼈気急上昇中の さかなのおにいさんかわちゃん と WoWキツネザル の2人がクイズ形式で海の環境問題や海の⽣き物の秘密を楽しくわかりやすく解説してくれました。

クイズ形式で環境問題について知る


さかなのおにいさんかわちゃんは、さかなについてのクイズ、WoWキツネザルさんは環境問題についてのクイズを出題!会場にいた子どもたちみんなで考えながら答えをみつけます。

クイズでは魚の生態についてだけではなく、魚が困っていることも考えていきます。例えば、海に流れてしまったペットボトルが分解されるまで約450年かかると聞いて、海を汚さないために私たちになにができるのか、「ビーチクリーン」、「エコバッグや水筒を使う」、「ポイ捨てしない」など子どもたちからさまざまな意見がでました。

トークショーでは、魚や環境問題について知ることも、海を守る活動のひとつであるということを教えてくれました。

本を読んで海の生き物や環境問題について考える


開場には「海の環境学習ルーム」があり、海の環境問題や生き物に関する本や作品を展示され自由に読むことができました。トークショーで出題されたおさかなクイズが楽しかったようで、子どもたちは さかなのおにいさんかわちゃん の本や環境問題について書かれた本に興味津々。夢中になって読んでいました。

海のワクワク体験講座

イベントでは海の環境問題や生き物をテーマに、楽しみながら学べるワークショップも開催されました。

マイクロプラスチックでキーホルダー作り


海洋プラスチックごみの中でも5mm以下のものがマイクロプラスチック。海岸のプラスチックは波や日光の作用によって、どんどん小さくなっていっていき、やがて拾えなくなり、海の生き物や私たち人間にも大きな影響を与えます。世界中の人々が毎週クレジットカード1枚分に相当する5グラムのマイクロプラスチック粒子を摂取している可能性があるともいわれています。


マイクロプラスチックとレジン液を使用して、自分だけのオリジナルキーホルダーを作ります。好きな型にレジン液を入れて、竹串を使用しマイクロプラスチックをひとつずつ沈めていきます。


UVライトで固めて、作品の完成♪海岸で拾われたプラスチックが、かわいいキーホルダーになりました。

本物の殻を使ったウニランプを作り


ウニランプつくりで使うのは、「シラヒゲウニ」。ウニの主食は海藻で、増えすぎたウニが海底に生えている海藻をどんどん食べてしまい、海藻がなくなり他の貝などのが生きていけない環境になってしまうことなどが問題となっています。


グルーガンを使ってウニの殻に、ランプ、飾りつけのサンゴやビーズをつけていきます。


完成した作品は、こちら!暗いところでライトをつけると、とってもきれい♪

マイクロプラスチックキーホルダーとウニランプは材料が揃えば家でも作れるので、環境問題について調べながら自由研究にしてもいいですね。

環境問題について「知る」ことから始めてみよう!


「海の自由研究フェス〜海と日本プロジェクト」に参加して、親子で一緒に海の生き物や環境問題について知ることができました。帰宅後に子どもたちから「家で環境についてできることをやってみよう!」という提案があり、さっそくトークショーで聞いたお話を参考にしながら家族会議をしました。「海に遊びに行ったらゴミ拾いをする」、「WoWキツネザルさんが教えてくれた、プラスチックが流れない洗濯ネットを使う!」などいろいろな意見が出たので、実践することに。イベントに参加して学んだことがわが家で、環境に対するアクションを起こすきっかけになりました。

認定NPO法人グリーンバードでは、日本各地の街や海でごみ拾い活動を行っています。環境問題について活動している人たちについて知るということも、大切なこと。気になった人はぜひ、ホームページをご確認ください。

【主催・運営:認定NPO法人グリーンバード】

2002年に東京・原宿でスタートした街のごみ拾い団体。いつでも誰もが自由に参加できるボランティアとして現在、国内外80チームを拠点に活動中。合言葉は「キレイな街は、人の心もキレイにする」

公式HPは>こちら

取材・文:やまさきけいこ

今回の記事で取り組んだのはコレ!

  • 14 海の豊かさを守ろう

SDGsとは?

夏休み☆自由研究ハック

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