【自由研究】小学生のまとめ方│低学年(1・2年生)・中学年(3・4年生)・高学年(5・6年生)で紹介

夏休みの自由研究は、何をテーマにしようか悩む子が多いですが、まとめ方に苦労する子も多いもの。どうやって自分の取り組みをレポートや画用紙にまとめていくべきか、低学年(1・2年生)、中学年(3・4年生)、高学年(5・6年生)と学年別に、まとめ方や書き方のポイントをご紹介します。観察、実験、調べ物など、それぞれのテーマにあわせたまとめるべき項目、楽しいレポートに見せるためのコツもチェックしましょう。

自由研究のまとめ方・書き方【小学生1・2年生/低学年向け】

小学生1年生、2年生のような低学年では、実験や調べ物について、まだ自分でまとめるのは難しいもの。自由研究で工作に挑戦するなら、できた作品を提出するだけでいいかもしれませんが、観察や実験、調べ物の自由研究では、次のようなまとめ方を参考にしてみましょう。

「観察」の自由研究のまとめ方・書き方

植物や昆虫の観察、水族館や動物園などに出かけて観察した内容を自由研究としてまとめるなら、次のような項目をつくって、模造紙や画用紙などにまとめてみましょう。

・タイトル(例えば「あさがおの観察」)
・学年とクラス、名前
・観察した日付と、その日に気づいたことを書き込みましょう。
・最後に「感想」や「わかったこと」を書いて完成です。

「実験」の自由研究のまとめ方・書き方

自宅でできる簡単な実験に挑戦した場合は、次のような項目でまとめていきましょう。実験を行った手順や変化の様子を、絵で描いたり、写真を撮って貼ったりしてもいいですね。

・タイトル(例えば「〇〇は△△すると、どうなるの?」)
・学年とクラス、名前
・実験の手順
・結果
・最後に「感想」や「わかったこと」を書きましょう。

「調べ物」の自由研究のまとめ方・書き方

子どもが興味を持ったテーマについて、自分で調べてその内容をまとめる場合は、次のような項目でまとめていくといいでしょう。

・タイトル(例えば「〇〇の研究」)
・学年とクラス、名前
・調べた日付
・調べたもの(図書館、博物館、近所の〇〇など)
・調べた内容について

模造紙・画用紙にまとめよう

小学校1年生、2年生なら、模造紙や画用紙のような大きな紙をつかって、まとめていくのがおすすめです。

最初にどのあたりに何を書くか考えておくといいですね。また定規とえんぴつであらかじめ薄く横線を引いて、その上に字を書いていけば、文字が曲がってしまうことを防げます。

書いた文字には、ぜひ色えんぴつやマジックで色付けしてみましょう。タイトルや目立たせたい部分は色をつけたり大きな字にしたり工夫するといいでしょう。

自由研究のまとめ方・書き方【小学生3・4年生向け/中学年向け】

小学生3年生、4年生の中学年になると、少しずつ自由研究のようなまとめる作業ができるようになってくる頃。「なぜそのテーマを選んだのか」「結果を通して気づいたこと」など、プラスアルファの項目をプラスできると、自由研究のレポートがさらに充実します。

「観察」の自由研究のまとめ方・書き方

身のまわりの生き物やモノをじっくり観察すると、普段は気づかなかったことを発見できたりするもの。そんな観察の自由研究では、次のような項目でまとめていきましょう。

・タイトル(例えば「アリの巣の観察」)
・学年とクラス、名前
・なぜこの研究を行うことにしたのか、きっかけや理由
・観察した日付と、その日に気づいたこと
・感想・わかったこと
・観察全体を通して気づいたことがあれば、それも書いて完成です。

「実験」の自由研究のまとめ方・書き方

実験を行った場合は、実験を行った目的や理由、観察した結果についても書いていくといいでしょう。ぜひ実験の様子は、絵や写真を入れてみましょう。

・タイトル(例えば「〇〇をつかった実験」)
・学年とクラス、名前
・その実験を行ったきっかけや理由
・必要な材料・道具
・実験の手順
・結果
・最後に「わかったこと」「気づいたこと」を書きましょう。

「調べ物」の自由研究のまとめ方・書き方

夏休みのような長期休暇は、歴史や社会のことから身近なテーマについてじっくりと調べてみるいいチャンスです。そんな調べ物の自由研究では、次のような項目でまとめていきましょう。

・タイトル(例えば「〇〇と××の調査」)
・学年とクラス、名前
・その調査を行ったきっかけや理由
・調べた日付
・調べたもの(図書館、博物館、近所の〇〇など)
・調べた内容について
・調べてみた感想やわかったこと、反省点なども書きましょう。

絵・写真・グラフを使おう

自由研究のまとめでは、ぜひ絵や写真、グラフなどを多用しましょう。文章ばかりのまとめより、取り組みの内容がよりわかりやすくなります。また、色えんぴつやマジックで、大切な部分は色をつけて強調させると、さらにわかりやすくなるでしょう。

自由研究のまとめ方・書き方【小学生5・6年生向け/高学年向け】

自由研究のまとめ方・書き方【小学生5・6年生向け/高学年向け】

自由研究に慣れてきた小学生5年生、6年生の高学年なら、研究のまとめが模造紙やノート1枚では足らず、大作になることもあるでしょう。そこで大切なのは、どんな流れでまとめていくか。次のようなポイントを押さえておくといいでしょう。

自由研究のまとめに必要な項目

自由研究のまとめには、次の項目を立てて書いていきましょう。

・タイトル
・学年とクラス、名前
・研究の目的
・研究のテーマを決めたきっかけや理由
・必要な材料・道具・手順
・結果
・結果からわかったこと・気づいたこと

レポート用紙やノートを活用しよう

高学年になると、観察や実験の自由研究でも調べ物のテーマでも、より内容が細かくなって、まとめることが増えていくものです。そのため、模造紙や画用紙を使ってまとめてもいいですが、まとめる内容が多くなるならレポート用紙やノートを使うのも考えてみるといいでしょう。

レポートが複数枚になる場合

模造紙やレポート用紙1枚ではおさまらず、複数枚になるときは、項目別にわけていくとわかりやすくなります。上記で紹介した項目ごとに、どの項目を何枚目に書くか、事前に考えながらわけていくといいでしょう。

結果からわかったことを書こう

小学生5年生、6年生の高学年なら、ぜひ観察や実験・調べ物の結果から、どんなことがわかったか、どんな気づきがあったか、書いていきましょう。

さらに、結果を考えているうちに、新たな疑問や課題が生まれることもあるでしょう。そんな次のステップへの課題も書いていくと、より充実した自由研究のまとめができあがるはずです。

絵・写真・グラフを使おう

これは、低学年や中学年、高学年と学年を問わず共通でおすすめのポイントになりますが、ぜひ絵・写真・グラフを使いましょう。研究内容に深みが増して、さらにわかりやすくなっていきます。もちろん、目立たせたいところの文字は、大きく色をつけて書いたりする工夫も忘れずに取り入れるといいでしょう。

読んだ人の興味を引く楽しい自由研究のレポートを作ろう

自由研究をまとめるのは、自分が行った研究の内容を先生や同級生に伝えるため。その分野や内容について詳しくない人でも、どんなことを行って、どんなことがわかったのか、わかりやすく伝えることが大切です。

さらに、読んだ人が「自分も同じことをやってみたい」「なんだか楽しそう」と思わせることもポイント。そのためには、イラストや画像を使って、色を多用してみて。

子どもの頑張りを楽しく伝えられるレポートに仕上げられるよう、ぜひ親もサポートしてあげるといいですね。

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文・構成/HugKum編集部

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