木村佳乃さん「子育てと仕事を両立する秘訣は?」映画『ジュラシック・ワールド』最新作で日本語吹替えを担当

世界興行収入が累計5000億円以上を記録している大ヒットシリーズの最新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が、いよいよ7月29日(金)より公開中!
『ジュラシック・ワールド』の1作目から登場している物語の核となるヒロイン・クレアの日本語吹替えを担当しているのが女優の木村佳乃さんです。

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が遂に公開!

シリーズ1作目の公開から約30年、世界的大ヒットを記録してきた人気シリーズの最終章『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が遂に公開となりました!前作の“ジュラシック・ワールド”での火山噴火から生き延びた恐竜たちは世界中に放たれ、それから4年後が舞台となる今作では、“人間と恐竜の共存”をテーマに壮大なスケールと迫力満点のアクションでシリーズの終焉が描かれます。まさに親子で観たい、夏映画にピッタリの超大作エンタテインメントです!

巨匠スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、ローラ・ダーン、サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラムら「ジュラシック・パーク」シリーズの豪華レジェンド俳優たちが再び集結することでも話題を集めています。

(c) 2021 Universal Studios and Storyteller Distribution LCC. All Rights Reserved.

『ジュラシック・ワールド』シリーズの1作目から物語の核として登場し、今作では恐竜たちの保護に尽力しながら主人公のオーウェンと共に14歳になるメイジ―を娘のように育てているクレアの日本語吹替えをシリーズを通して演じているのが、自身も2人のお子さんがいらっしゃる女優の木村佳乃さん。本シリーズへの想いや、子育てで大切なことなどを伺いました。

恐竜もグレードアップ!最新作はリアルで迫力満点

--前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(18)から約4年ぶりの新作となります。1作目の登場時には「ジュラシック・ワールド」の運用管理者としてバリバリのキャリアウーマンだったクレアですが、今作では恐竜たちの保護に尽力するなど各作品ごとに大きな成長を遂げていますよね。

クレアは最初はすごくビジネスライクで、恐竜もお金儲けのための道具としか思っていないような少し冷たい人間だったんですけど、この3部作を通して主人公のオーウェンと復縁したり、今作では(前作で出会った)メイジ―の母親代わりになったこともあって、ものすごく丸くなったというか優しく人間らしくなったなという印象です。オーウェンともラブラブで、今作ではもう夫婦みたいになっています(笑)。かなり母親的な存在になっていて、シリーズを通して一番変わったキャラクターだと思います。

木村佳乃さんが日本語吹替えを担当したクレア
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--14歳になるメイジ―は今作ではティーンエイジャーらしく自由を求めますよね。メイジ―を守りたいオーウェンとクレアとは、ぶつかったりと接し方に苦労する姿も…。

メイジ―の方が反抗期というか思春期になっていて、クレアとオーウェンが扱いをどうしたらいいのかと戸惑うシーンもありましたよね。うちの子はまだ反抗期まではないんですけど、でもきっとこうなるんだろうなって見ていて思いました(笑)。ただ、クレアがメイジ―を守るために本当に捨て身で戦う姿勢は、やっぱり母親ならではだなと感じました。

--今作では、アクションシーンがさらにパワーアップしているのも見どころですよね!

主人公のオーウェンが恐竜に追われながら、街中をバイクで駆け抜けるシーンはすごかったですよね…!CGが盛りだくさんで、どうやって撮ったんだろう?というシーンもたくさんあります。恐竜もかなりグレードアップしていて本当にすごくリアルで迫力満点なので、やっぱり大きい画面で観ていただきたいなと思います。

あと今回は人間の親子愛だけではなくて恐竜の親子愛なども描かれているので、恐竜がただ怖いというだけではなく、例えば恐竜も母性があって子どもを守ろうとするシーンもあったり、お子さんもより観やすくなっていると思います。

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子どもの能力を引き出してサポートするのは、親の務め

--木村さんご自身は、お子さんと映画館に行かれたりはしますか?

まさに「ジュラシック・ワールド」シリーズは、一緒に観に行きました!子どもが初めて観た映画は、アンパンマンとかですね。子どもが2人とも女の子なので、プリキュアも観に行っていました。最近も映画館には一緒に行っていて、この作品も怖がらないで観られると思います。どちらかというと、恐竜なので男の子の方が好きかもしれないですけど(笑)。

--木村さんご自身もすごくお忙しいかと思いますが、日常で気をつけていることなどはあるのでしょうか?

早寝です。特に「何時くらいに寝る」とかは決めていないんですけど、なるべく早く寝たいなと思っています。というよりも、夜はすぐ眠くなっちゃうんです(笑)。それで朝、早く起きる!

--仕事とオフの切り替えスイッチみたいなものは?

私は、いまだかつて切り替えなきゃっていうことを思ったことがないんです。仕事も含めて、ここに行ったからこのテンションでっていうのはあまりなくて…ずっとこんな感じかもしれないですね!

--子育てと仕事の両立に悩まれている方も多いと思うのですが、木村さんが思う秘訣などはありますか?

いやいや、私が教えて欲しいです(笑)!でもやっぱり自分の思い通りにはならないですよね。特に娘のように小学5年生にもなってくると、知恵もかなりついてきますし。でもお互いが信頼し合えていれば、あとは健康で、楽しそうだったらいいやっていう。大きな怪我はしないで欲しいなとは思います。

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--改めて、遂にシリーズ完結編となる今作をご覧になる方へメッセージをお願いします。

約30年のシリーズのフィナーレを飾るのにふさわしい豪華な恐竜と、豪華なキャストが出演しています。映画館は感染対策もかなりしっかりしているので、ぜひこの夏ご家族で観に行っていただきたいです。

あと今日この作品のイベントで“恐竜くん”(恐竜研究家)に会ったんですけど、きっとお子さんたちは大好きだと思うんです。恐竜についてお話を伺ったんですけど、すごく面白かったので、恐竜くんの授業やイベントに行って、ぜひ子どもたちに聞かせてあげたいなと思いました。恐竜に対してすごく考えが変わるんじゃないかなと。番組で(魚類学者でタレントの)“さかなくん”ともご一緒することがあるんですけど、さかなくんと会ってお話していても、魚に対する考え方ってすごく変わるんです。

何かにすごく詳しいというのは、素晴らしいことですよね。小さい時から詳しかったとおっしゃっていたので、そういう能力を引き出してサポートするのは、やっぱり親の務めだなと感じます。子どもが興味のある分野を伸ばしてあげることって大切ですよね。恐竜くんもさかなくんも、素晴らしいご両親なんだろうなと思います。

--お子さんをよく見て、向き合ってるからこそできることでもありますよね。

本当にすごいと思います。まさにこの『ジュラシック・ワールド』の映画も、観てなにか興味が出てくるお子さんがいらっしゃったらいいですよね!

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』は、7月29日(金)より全国公開中

出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、サム・ニール ほか

監督:コリン・トレボロウ

製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、アレクサンドラ・ダービーシャー、コリン・トレボロウ

取材・文/富塚沙羅 撮影/五十嵐美弥

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