子どもの成長を客観的に見ることができる。それが「成長曲線」です
親は子どもの発育をなかなか客観的に見ることができませんが、それを可能にするのが成長曲線です。
「発育は心身両面を反映するものです。ですからバランスよく成長曲線に沿っていけば問題ありませんが、身長が伸びている子が突然伸びなくなったり、やせていた子が突然太ったりすると必ず何かあります。発育記録を見れば、その変化は一目瞭然です。
順調に発育していれば、その重要性になかなか気づけませんが、見た目では分からない変化が成長曲線に現れる場合があります。これまでたくさんの例を見てきて、もう少し早く気づいてあげれば…という子が実際にいました。」(小林正子先生)
順調に発育していれば、その重要性になかなか気づけませんが、見た目では分からない変化が成長曲線に現れる場合があります。これまでたくさんの例を見てきて、もう少し早く気づいてあげれば…という子が実際にいました。」(小林正子先生)
成長曲線の発育記録は、子どもの成長を客観的に把握できるだけでなく、安心材料にもなります。発育の専門家・小林正子先生による、成長曲線の見方、記録の仕方が学べる講座が開かれます。
・成長曲線からできる健康の確認と異常の早期発見
・運動が発育にプラスになった例とマイナスになった例
・様々な運動やトレーニングが適度に、適切な時期に行われているか
・成長曲線から予測できる初潮の時期
●開催日時8 月23 日(火)19:00 ~ 20:30
●参加費 2,200 円(税込)
●講師 小林正子 先生( 女子栄養大学客員教授)
教えてくれたのは
女子栄養大学客員教授
小林正子先生
お茶の水女子大学理学部化学科卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。
東京大学教育学部助手、国立公衆衛生院(現 国立保健医療科学院)室長を経て、2007年より女子栄養大学教授。2020年より現職。
発育の基礎研究のほか「発育グラフソフト」を開発し、全国の保育園、幼稚園、学校等に無償提供し、成長曲線の活用を促進。発育から子どもの健康を守る重要性を啓発している。著書に『子どもの足はもっと伸びる! 健康でスタイルのよい子が育つ「成長曲線」による新子育てメソッド』(女子栄養大学出版部)
構成/HugKum編集部