12月に入り、いよいよクリスマスシーズンに突入しました。町もイルミネーションに彩られた華やかなこの季節は、誰しも心が躍ります。12月の金曜ロードショーのラインナップは、そんなクリスマス気分を一層盛り上げてくれそうなとびきり楽しい4本に決定しました。
クリスマス映画として定番中の定番である『天使にラブ・ソングを…』(92)をはじめ、時代を超えて愛され続けてきたファミリー向けの映画4本が、4週にわたって放送されます。
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12月2日(金) ゴスペルブームを生んだ名作『天使にラブ・ソングを…』
『ゴースト ニューヨークの幻』(90)でアカデミー賞助演女優賞を受賞したウーピー・ゴールドバーグ主演のハートフル・コメディ『天使にラブ・ソングを…』を、12月2日(金)に放送します。
殺人事件の現場を目撃したウーピー演じるクラブ歌手のデロリスが、かくまわれた修道院で巻き起こす大騒動を描く本作は、サスペンスフルな要素もありつつも、ハートフルなコメディに仕上がっています。公開当時、全米ではロングランの大ヒットを記録し、日本でもゴスペルブームの火付け役となりました。
本作には「ハリー・ポッター」シリーズでマクゴナガル先生を演じたマギー・スミスが修道院長役で登場。歌あり、笑いあり、涙ありと、子どもから大人まで心から楽しめるコメディ映画の名作で、今回は配信では観られない金曜ロードショーのオリジナル吹替版で放送されます。
12月9日(金) 10代のローリン・ヒルの美声も最高!『天使にラブ・ソングを2』
その続編で、前作の1年後を描く『天使にラブ・ソングを2』(93)を12月9日(金)に放送します。主演は前作に続きウーピー・ゴールドバーグで、マギー・スミス、キャシー・ナジミーらも続投しますが、今回の舞台は高校で、青春映画的な仕上がりになっています。
また、1999年にグラミー賞女性最多の5部門を受賞したR&B歌手で、当時まだ無名だった10代のローリン・ヒルが1,000人のオーディションを勝ち抜き、高校生役を好演。美しく感動的な歌声にもご注目ください。こちらも金曜ロードショーのオリジナル吹替版での放送となります。
12月16日(金) いたずらが大好きなギズモが超キュートな『グレムリン』
とびきり愉快なパニック・コメディ『グレムリン』(84)が放送されます。ギズモと名づけられたいたずら好きな不思議な生き物“モグワイ”が超キュートな1作です。
モグワイは、父親が息子へのクリスマスプレゼントとして渡したペットでした。ところが、気がつけば異常繁殖し、やがて町中が大混乱に陥ってしまいます!
製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ、監督はホラー界の鬼才「トワイライトゾーン/超次元の体験」(第3話)のジョー・ダンテ、脚本は『ホーム・アローン』(90)の監督を務めたクリス・コロンバスです。クリスマスに巻き起こる大騒動にドキドキハラハラで、小さい子どもも夢中になって観てくれそうです。
12月23日(金) 天才子役マコーレー・カルキン主演の『ホーム・アローン2』
クリスマスイブの前日12月23日(金)は、1991年に公開され、マコーレー・カルキンを一気にスターダムに押し上げた空前の大ヒット作『ホーム・アローン』の続編『ホーム・アローン2』(92)が放送されます。
今回のカルキン演じるケビン少年は、ニューヨークで迷子になってしまいさあ大変!前作から続いてクリス・コロンバスがメガホンをとった本作は、いつだって子どもたちのハートを鷲づかみにするイチオシの映画です。
主要キャストは主演のカルキンをはじめ、ジョー・ペシ、ダニエル・スターンの続投に加え、『マイ・レフトフット』(89)でアカデミー賞の助演女優賞に輝いた名女優ブレンダ・フリッカーが新たに参加しています。また、前アメリカ大統領のドナルド・トランプのカメオ出演も話題となりました。
まだまだ続くコロナ禍ですが、ステイホームの夜を笑顔にさせてくれるおすすめのクリスマス映画を観て家族で盛り上がりませんか? 何度も繰り返し観たい名作4本なので、ぜひ家族で楽しんでください。
金曜ロードショー:毎週金曜日21時から日テレ系列で放送
文/山崎伸子