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Femtech Tokyo(フェムテック トーキョー)で、ママに寄り添うサービスを探してきました!
2023年10月5日(金)~7日(土)、女性の悩みを解決する製品やサービスが集まる展示会「Femtech Tokyo」が、東京ビッグサイトで開催されました。女性たちが毎日を自分らしく過ごすためのアイテムが数多く展示されていましたが、今回は妊娠中や産後の女性が抱える切実なお悩みに応えるアイテムをご紹介します。
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辛いつわりの味方! 「つわりの吐き気緩和バンドOSTO」
つわりの症状は人それぞれ。妊娠が分かった喜びもつかの間、地獄の日々が始まった方もいますよね。筆者もつわりの時期は、オフィスのトイレに何度も駆け込んだ思い出を忘れません…。
そんなつわりに、効果があると言われているのが、手首の内側にある【内関】というツボです。このツボは内臓機能と深く関わり、刺激することで胃から胸にかけての吐き気を和らげると言われています。
ビタットジャパンの「OSTO(オスト)」は、手に巻き付けることでこの内関のツボを刺激。同社の調査では、85%の妊婦さんが、ツボの効果を実感したのだそう。効果には個人差があるとのことですが、手軽なので試す価値はありそう。2021年には「日本子育て支援大賞」も受賞しています。
ツボを刺激する部分にはニコちゃんマークがついていて、バンドを外すと手首ににっこり笑顔のマークが! 外したときに癒されそう! つわり対策だけではなく、お子さんの乗り物酔い対策にも使えるので、出産後もながく使えそうですね。
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OSTO
妊娠中の足の不快さに! ラクに履ける「Liite」の着圧ソックス
妊娠中、パンパンになる足。着圧ソックスを使う方も多いと思いますが、着圧の強いものは脱ぎ履きが大変だったり、履いていて苦しくなってしまったりするものもありますよね。
助野株式会社が展開する「Liite」の「スッキリ着圧ソックス」は、ラクに履ける着圧ソックス。
多くの着圧ソックスは、足首からひざ下にかけて徐々に圧力を弱めていくことで「血管」にアプローチしていますが、こちらは独自の編地で「筋肉」にアプローチ。ふくらはぎを持ち上げて引き締める方法だから、足首やひざ下部分の圧が弱めで、脱ぎ着もラクなのだそう。
ひざ下は、たくさんの神経が通っている部分のため締め付けられると不快に感じる人も。「スッキリ着圧ソックス」の履き口はゆったりとしたゴム仕様。 身体の変化で不調が起こりやすい妊娠中に、少しでもストレスを減らして過ごしたい方に良さそうです。
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産後、子宮脱に悩む方の救世主となる「フェミクッション」
子宮が正常な位置より下降し、膣から脱出してしまう「子宮脱」。出産を経験することで子宮脱になってしまう方も多く、痛みや出血で日常生活が困難な方もいるのだそうです。
手術やリング状のペッサリーによる治療が一般的ですが、お話をお聞きした三井ジャパンさんの「フェミクッション」は、楕円形のクッションをナプキンのような布製のホルダーにつけて使用し、臓器を受け止めるもの。
クッションはシリコーンゴムで作られており、水洗いして清潔に使うことができます。なかなか人に言えない症状のため、1人で悩みを深めている方も多いとのこと。膀胱瘤や直腸瘤、小腸瘤など全ての骨盤臓器脱に使えるとのことで、覚えておきたいアイテムです。
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フェミクッション
女性が自分らしく生きるためのテクノロジーに期待
会場では、ご紹介した以外にも多くの商品やサービスが展示され非常に賑わっていました。人に言えない疾患や悩みを持つ方にとって、あらゆる企業が研究・開発を行ってくれるのは希望が持てることですよね。多くの女性が自分らしく生きるために、今後もフェムテック領域の進化に期待したいと思います!
寒河江尚子ライターの連載【ママの私をいたわるフェムケア】の第1回から読みたいときはこちら>>「冷え対策の新定番「おまたカイロ」!ママの修行の場、冬の公園でも大活躍♪」