日本が誇る人気ゲーム「ポケットモンスター」が、初めてハリウッドで実写映画化された『名探偵ピカチュウ』が、5月3日(金)より公開されます。これまでのポケモン映画シリーズは、ファミリーにとって夏の風物詩として親しまれてきましたが、ハリウッド産まれの実写版は、GW中に封切られます。
まずは、もふもふの毛に覆われたピカチュウの可愛さにハートを持っていかれます。笑顔も泣きっ面もかなりキュート!でも、アニメ版とは違い、なぜか声はおっさん!? 声優を務めたのは、アメコミ映画「デッドプール」シリーズの人気者ライアン・レイノルズですが、これが意外とドハマリな感じで、ギャップ萌えがたまりません。
日本語吹替版では、同役を西島秀俊が務めていることが初日舞台挨拶で判明! 『ダンボ』のパパ役の声優も務めていた西島が、今回もちょっぴり生意気なピカチュウを、生き生きと演じています。
ピカチュウやコダックなどポケモンたちの実写版に拍手!
主人公は、子どもの頃にポケモンが大好きだった青年ティム。ところが、ポケモンにまつわる事件を捜査中の父ハリーが失踪したことで、ポケモンから遠ざかっていました。ある日、父の同僚だったヨシダ警部補から、ハリーが事故死したと知らされたティム。彼は、父の遺品を整理しようと、人間とポケモンが共存する街ライムシティへ向かい、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す“名探偵ピカチュウ”と出会います。
ピカチュウはもちろん、コダック、フシギダネ、ブルー、ゲッコウガ、リザードンなど、おなじみのキャラクターがスクリーン狭しと動き回ります。そして、ミュウツーもかなりおいしい役どころ。特にスリリングなアクションシーンは、さすがのハリウッド・クオリティで、臨場感あふれるパフォーマンスが繰り広げられ、思わず息を呑みます。
位置情報を活用するゲーム「ポケモンGO」が社会現象を引き起こしたのも記憶に新しいところですが、この実写版は、まさにポケモンが目の前に現れそうなリアリティーを存分に醸し出しています。
声優初参加の竹内涼真と、キャストである渡辺謙
主人公のティム役に『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のジャスティス・スミス。ライムシティの刑事ヨシダ警部補役に、我らが渡辺謙! 日本語吹替版でティム役を演じた竹内涼真は、声優自体が初挑戦となり、ヒロインとなる新米記者ルーシー役の飯豊まりえも、吹替えが初となりました。ママたちにとっては、かつて「仮面ライダードライブ」だった竹内くんがポケモンにも参加したこと自体、かなり胸熱なトピックではないかと。
スピーディなストーリー展開で、ぐいぐいと引き込まれる本作は、ティムとピカチュウの愉快なバディ・ムービーであるとともに、深い親子愛が紡がれた人間ドラマでもあります。後半では予想外の事実が明かされ、感動のクライマックスを迎えます。
アニメ版を観ているファミリーなら、数倍楽しめること間違いナシの『名探偵ピカチュウ』。公開がGWの10連休中ということで、家族みんなを誘って、アトラクション感覚で楽しんでほしいです。
出演:ライアン・レイノルズ、ジャスティス・スミス、キャスリン・ニュートン、渡辺謙…ほか
声の出演:竹内涼真、飯豊まりえ…ほか
公式HP:https://meitantei-pikachu.jp/
文/山崎伸子