ケーキデザイナーがレクチャー!いま人気の誕生日ケーキには3つのトレンドが!

みなさん、お子さんの誕生日ケーキどんなものを用意していますか? SNSの流行もあいまって、今、子どもたちの誕生日ケーキをフルオーダーする方が増えているんです。見た目が華やかでインパクトあるものから、こだわり素材で作る上質なケーキ、お年寄りまで家族みんなで楽しめるケーキ等、ひとりひとりの希望にあわせて作れるのがオーダーケーキの魅力。

企業サイトやウエディングシーンなどでフルオーダーメイドのケーキを手がける、ケーキデザイナー太田さちかが子どもたちの誕生日ケーキトレンドについてレポートします。

フルオーダーメイドケーキの注文が後を立たない

人気の誕生日ケーキ 1:ダイナソーケーキ

今、男の子ママの間では、”恐竜”をテーマにした誕生日パーティがトレンドになっています。今まで男の子の誕生日というと、ダントツで”車”がテーマになっていました。ここ最近は、”恐竜”や”宇宙”など新しいテーマが出てきているんです。

ティラノサウルスのダイナソーケーキ
トリケラトプスのダイナソーケーキ

誕生日パーティ全体も”恐竜”でコーディネート

誕生日パーティーのコーディネートに合わせて、「誕生日ケーキも”恐竜”で!」というオーダーが急増。恐竜好きの男の子ママからのオーダーがほとんどです。「この恐竜でお願いします!」と恐竜の種類まで指定をされるケースもあるんですよ。ある時ダイナソーケーキをお届けにいったら、ちょうどお父さんとお母さんが誕生日パーティーの準備をされているところでした。お子さんが幼稚園に行っている間に、サプライズでパーティーのご準備をされていたんです。恐竜が大好きでやんちゃな男の子に喜ばれるケーキだと思います。

 

ダイナソーケーキをオーダーされたMINAMIさん
ダイナソーケーキをオーダーされたIWASAKIさん

人気の誕生日ケーキ 2:ナンバーケーキ

誕生日ケーキのオーダーで、圧倒的に多いのが「ナンバーケーキ」です! 数字やイニシャルをかたどったケーキで、デコレーションの幅が広く、チョコレートからメレンゲ、クッキー、エディブルフラワー、フルーツとテーマやお好きなカラーに合わせてカスタマイズできることも人気の理由です。

人気のナンバーケーキ
フルーツやマカロンでデコレーション

誕生日パーティ全体もナンバーケーキを主役に

お子さんの好きな色や食材に合わせたケーキが勢ぞろい!数字だけでなく、イニシャルにしたりと、みなさんの誕生日ケーキへのこだわりが伝わります。

イニシャルケーキ をオーダーされたSAEKIさん
キラキラをテーマにナンバーケーキ をオーダーされたSAEKIさん
同じ月の2人のお子様の誕生日に合わせて、それぞれイニシャルケーキをオーダーされたKUMADAさん

 

 

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ナンバーケーキ をオーダーされたMARUYAMAさん

人気の誕生日ケーキ 3:ネイキッドケーキ

ネイキッドケーキ とは、英語のnaked(ネイキッド)の「むき出し」「ありのまま」という意味を由来にもつケーキです 。つまり、ケーキ の側面が生クリームで覆われておらず、スポンジが見えて手作り感やナチュラルさがあるケーキ です。もともとは、NYのカフェで誕生して命名されたケーキ 。アットホームに家族をもてなすウエディングシーンで登場してから、今では日本のウエディングシーンやご家庭の誕生日ケーキ としても楽しまれています。生クリームの量が少ないこともあって、ヘルシーさを求める今の時代感に合っていると思います。

スポンジが見える、ネイキッドケーキ

 

ナチュラルさを求めるママからのオーダーが多数

「お店で売っているケーキ よりシンプルに」というリクエストが多いです。「『ホワイト&グリーン』『ドライフラワー』に合わせてケーキ を用意したい」といったお声もあって、作り込んだスタイルよりも、普段のライフスタイルやリビングに合わせてお祝いをしたい、そんなお母さんやお子さんにネイキッドケーキはとても人気があります。

ネイキッドケーキ を誕生日にオーダーされたMIYAOKAさん

 

 

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ネイキッドケーキ を誕生日にオーダーされた、MIYAKOさん

 

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ネイキッドケーキ を誕生日にオーダーされたsmileyukoさん

 

1年に1度の我が子の誕生日。とびきりの1日にするための、みなさんの誕生日ケーキトレンドいかがでしたか?今年の誕生日の参考にされてみてください。

文/太田たちか

ケーキデザイナー 太田さちか

パリ サンジェルマン・デ・プレで過ごし、慶應義塾大学、エコール・ド・リッツ・エスコフィエ、京都造形芸術大学大学院など日本とフランスで製菓、芸術を学ぶ。修士(芸術)。芸術教育士として、キッズクリエイティビティを軸にしたアトリエアプローチを実現し、10年以上に渡り子どもを対象にしたワークショップ「My little days」を主宰。子供たちの興味や不思議、好き!といった感性に寄り添いながら、独自の世界観あふれるワークショップ、レシピが好評を呼び、企業サイトや多数メディアで活躍。ケーキデザイナーとしての著書「メレンゲのお菓子 パブロバ」(立東舎)は国内外で好評を博し、台湾版をこの春出版。

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