【高知銘菓15選】「かんざし」「野根まんじゅう」から、名産素材のお菓子まで、有名&おすすめご当地スイーツをチェック

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高知のお菓子といえば「かんざし」「野根まんじゅう」「塩けんぴ」「筏羊羹」などが定番です。さらにかつおや四万十川のえびなど、高知の名産品を使ったお菓子も生まれています。そんな高知の銘菓を15個厳選してご紹介します。

高知銘菓とは

四国では一番面積が広く、豊かな森林と太平洋に囲まれた高知県。野菜や果物のほか、郷土の伝統料理、おいしいお菓子があります。この記事では、お土産にもピッタリのおすすめ高知銘菓をご紹介していきます。

高知駅前の土佐勤王党三志士の像

これを挙げれば間違いなし!│高知銘菓【定番編】

まず高知銘菓と言って最初に名前が挙がる、有名どころを見てみましょう。

かんざし

「かんざし」とは、白餡をバター風味たっぷりの生地で包んでホイル焼きにしたお菓子。昭和32年から販売されている、高知土産の定番です。

銘菓ポイント

高知のよさこい節の「ぼんさんかんざし買うをみた」という一節にちなんで生まれたお菓子。年間350万個が売れる人気のお菓子です。

「かんざし」

高知ならではのお菓子になるようにと、生地には10年の年月をかけて開発されたかんざしの模様が入れられています。夏は冷蔵庫で少し冷やしてから、冬はトースターで軽く温めてから食べるのがおすすめです。

野根まんじゅう

「野根」とは、高知県安芸郡にあった町の名前。そんな野根の地で古くからある薄皮の饅頭です。

銘菓ポイント

高知の野根で明治時代から続く菓子店「浜口福月堂」で、丁寧に作られています。北海道産の小豆を炊き上げ、しっとりとした自家製こし餡を包んでいます。

「野根まんじゅう」

自家製餡に純米酒で風味付けしているところがポイントです。限られた原料だけを使った、シンプルなおいしさが光ります。

筏羊羹

「筏羊羹(いかだようかん)」は、高知で80年以上の歴史を持つ老舗和菓子店「右城松風堂」が手掛けるお菓子。同店を代表する人気商品です。

銘菓ポイント

高知の四万十川には、かつて木材の運搬を行う筏がよく行き交っていました。そんなこの地域の景色をモチーフに生まれた和菓子です。

「筏羊羹」

北海道産小豆を炊き上げて、長年変わらぬ製法で丁寧に作られています。筏の丸太のような円柱形の羊羹をぜひ楽しんでださい。

塩けんぴ

塩味をきかせた、甘辛い味の「塩けんぴ」。さつまいもを油で揚げ、グラニュー糖などと一緒に塩味もまぶして作られています。

銘菓ポイント

高知で昔から子どもや大人のおやつとして親しまれてきたのが芋けんぴ。そんな芋けんぴに塩味をきかせています。

「塩けんぴ」

パリパリとした歯ごたえと、程よい塩加減が絶妙。海洋深層水仕込みで、旨味が増しています。

人のよろしさ

特製のミルク餡をもちもちの生地で包んだ「人のよろしさ」。バターやミルクをたっぷり使った、やさしい味わいです。

銘菓ポイント

このネーミングは、詩人、種田山頭火が由来。四国遍路を行ったときに、高知仁淀川町の人々のやさしさに触れ、読まれた詩がもとになっています。人々の温かさがこもったお菓子になるように、という願いが込められています。

「人のよろしさ」

牛乳には、高知のひまわり乳業の低温殺菌牛乳を使用しています。累計販売数は150万個にもなる人気のスイーツです。

饅頭も煎餅も充実│高知銘菓【和菓子編】

高知の名産、柚子記
高知の名産、柚子

次は、高知で丁寧に作られた和菓子に目を向けてみましょう。

満天の星大福

ほうじ茶味の「満天の星大福」中には、たっぷりのこし餡とクリームが包まれています。

銘菓ポイント

使われているのは、自然豊かな四万十川源流域で育った上質の茶葉。大福の餅に使用しているほか、大福のまわりにもほうじ茶粉をたっぷりまぶしています。

「満天の星大福」

思わず笑顔になる、香ばしいほうじ茶とあんこ&クリームの組み合わせ。TVや雑誌などでも紹介され話題になったお菓子です。

ひがしやま

「ひがしやま」とは、高知産のさつまいもをペースト状にして作られた焼き菓子です。もっちり&やわらかな食感と、甘い香りが魅力です。

銘菓ポイント

高知の山村では昔から、冬の保存食に干し芋を作ってきました。そんな干し菓子として誕生したのが、この「ひがしやま」。四万十川流域で収穫された幻のにんじん芋を使用しています。

「ひがしやま」

きれいな黄金色をしているのは、にんじん芋の色。金運にもいいといわれる色で、ご利益がありそうなお菓子です。

四万十のえび焼せんべい

高知に流れる四万十川産の手長えびを使用したえびせんべいです。香ばしく焼き上げられたせんべいを細かくして再び固めているため、ザクザクとした食感を楽しめます。

銘菓ポイント

四国一の長さがあり、日本最後の清流といわれる四万十川。ここでは、体長を超えるほど大きなハサミをもつ手長えびが生息しています。そんな四万十の手長えびを活かしたお菓子です。

「四万十のえび焼せんべい」

ちょっぴり辛めの味に仕上げられていて、食べだしたら止まらないおいしさがあります。

梅不し

「梅不し(うめぼし)」とは、紀州南高梅の梅酢に漬けた赤紫蘇を求肥と練り混ぜた和菓子。紫蘇の風味とやわらかな求肥がマッチした、お茶請けにピッタリの一品です。

銘菓ポイント

「梅不し」を作るのは、元禄初年に土佐で創業した和菓子店「西川屋老舗」。梅干しのような丸いコロコロとした外観が特長です。

「梅不し」

紫蘇の香りとほのかな酸味があわさった、上品な味わい。昔から土佐銘菓として知られる存在です。

土佐真珠

真珠貝のように、中に餡と求肥が入った最中です。土佐で明治43年に創業した老舗和菓子店「北代」が作る銘菓です。

銘菓ポイント

土佐の浦ノ内湾ではかつて、真珠貝の養殖が盛んに行われていました。そんな真珠貝をイメージして、「北代」の2代目店主が考案したのがこの最中です。

「土佐真珠」

3日間かけて国産小豆を炊き上げ、程よい甘さ加減の餡に仕上げています。贈り物としても喜ばれる逸品です。

おしゃれティータイムにおすすめ│高知銘菓【洋菓子編】

紅茶やコーヒーとあわせていただきたいスイーツをご紹介しましょう。

土佐の果樹園

「土佐の果樹園」は、土佐の大地が育くんだ柚子とすももを贅沢に使用したブッセ。中には柚子ジャム入りのクリームと、すももジャム入りのクリームをサンドしています。

銘菓ポイント

温暖な気候の高知では、果物の栽培が盛ん。そんな高知で育った柚子とすももをたっぷり使って作り上げられたスイーツです。

「土佐の果樹園」

ふわふわのブッセ生地と、やさしい果物のクリームの組み合わせが絶妙。香り高く上品なお菓子です。

田野屋塩二郎 プチシューラスク

高知で作られる天然塩を使ったシューラスクです。パティシエが手作業で丁寧に炊き上げる塩キャラメルをからめています。

銘菓ポイント

田野屋塩次郎は、高知県黒潮町で完全天日塩を作っていた師匠のもとで塩づくりの技術を学び、製塩職人になった人物。海水のみから塩を作る、日本でも数少ない完全天日塩を活かした生まれたスイーツです。

「田野屋塩二郎 プチシューラスク」

ラスク専用のシュー皮と塩キャラメルを合わせ、アーモンドスライスをたっぷりのせて、香ばしく焼き上げています。驚くような口どけのシューラスクです。

プレミアム茶畑プリン

高級な緑茶を使用した「かぶせ茶プリン」と、ほうじ茶の香ばしさを引き出した「ほうじ茶プリン」の2種類です。

銘菓ポイント

高知の仁淀川町にある、茶農家の女性たちが立ち上げたスイーツ工房で作られているプリンです。この地域は、江戸時代に殿様に茶を献上していたほど、お茶の栽培に適しています。中国・四国地方では一番の生産量と、高い品質を誇ります。そんなクオリティの高い茶を活かしたスイーツです。

「プレミアム茶畑プリン」

玉露のような濃厚な旨味や甘みを活かした「かぶせ茶プリン」と、ほうじ茶の香りとさっぱりとした味わいの「ほうじ茶プリン」。2種類の味の違いをぜひ感じてみて。

宗田かつお ポテトチップス

「宗田(そうだ)かつお」とは、宗田節の原料になるかつお。深い旨味のある出汁が出ることから、プロの料理人におなじみの素材です。そんな宗田かつお味のポテトチップスです。

銘菓ポイント

高知は宗田節の産地。高知限定で生まれたのが、このポテトチップスです。

「宗田かつお ポテトチップス」

かつおの風味が感じられて、旨味もたっぷり。土佐清水産の宗田かつおの粉末を使用しています。

ミレービスケット

「ミレービスケット」は、高知の人々の間でおなじみの一品。香ばしく焼き上げたビスケットを揚げて、天日塩を軽く振った昔懐かしいお菓子です。

銘菓ポイント

「ミレービスケット」を作るのは、高知に大正12年に創業した「野村煎豆加工店」。高知のおじいちゃん・おばあちゃん世代から子どもまで幅広く愛されています。

「ミレービスケット」

ほんのり甘くてしょっぱい味わい。ついつい手がのびて止まらないおいしさです。

あたたかな土地・高知ならではのお菓子をぜひ

 

あたたかな日差しが降りそそぐ高知は、人々もあったか。そんな高知で人々から愛されてきたお菓子も、また魅力があふれるものばかりです。高知を訪れた際には、ここでご紹介した銘菓をぜひ手に取って、大切な人へのお土産にしてみてくださいね。

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文・構成/HugKum編集部

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