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『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒（おしり）よ』に出演の仲里依紗さんにインタビュー
「映画おしりたんてい」の出演が決まった時の気持ち、家族の反応はいかがでしたか？
息子も、おしりたんていの絵本やアニメが好きだったのでお話をいただいたとき、すごく嬉しかったです。家族の反応は、「おしりたんていの映画！なんの役なの？」って驚いていました。どんなストーリーになるんだろうと思ってみんなでワクワクしていましたね。
台本を読んだときの印象を教えてください
ストーリーを読み進めていくと、スイセンがなぜ変わったのか、おしりたんていの昔の相棒と今の相棒との立ち位置だったり、それぞれの心境の変化や気持ちの成長を感じたり…。
子ども向けの映画だと思うじゃないですか、だけど家族だけじゃなくて友達やカップルでも幅広い年代の方に観て欲しいと思うような内容でびっくりしました。
演じたスイセンのファッションには変化がありましたが、仲さんも心境の変化で着る服が変わったりしますか？
10年前の自分とは違うから心境の変化はあるかもしれませんが、ベースにあるものは派手なので根っこは変わらないですね（笑）。母親になってからはとにかく動きやすさを重視しています。靴もハイカットではなくそのままサッと履ける靴を選ぶようになったり、そういう変化はありましたね。
今はどうしても着心地がいいものを重視して選ぶので、『派手で着心地がいい』って最高だなというのに行きつきました。
映画の中で「本物」というキーワードが出てきますが、仲さんは「ブランド」と「好き」のどちらを重視していますか？
好きを重視していていつも「かわいいものが欲しい！」と思う気持ちがあります。
本物とか偽物とかは誰かが決めるのではなく本人が決めることで「自分はこれを本物だと思っているから好き」という感じで、自信があれば全て本物になるんじゃないかなって。
ブランドものは「なんでこんなに値段が高いんだろう？」と以前は思っていましたが、自分が物を作る側になると、これを作るのにたくさんの人が関わり時間をかけていることがわかり、見えない価値にも気づくことができました。
今はブランドが好きというか、すごく魅力的なものを作ってくれてありがとうと思って買っています。
スイセンはおしりたんていの良き相棒でしたが、仲さんにとっての良き相棒（人でもモノでも）はありますか？
息子、妹だったり…家族ですかね。食べたいものとかも一緒だし、何かのタイミングで「これしたいよね、お姉ちゃん！」って妹に言われると「わかるでしょ。そうだよーっ！」って言葉に出さなくても気持ちが伝わることが多いので、家族は相棒っぽいなと思います。
モノだと……Wifiですね。飛行機に乗っている空の上でもWifiがあれば連絡が取れるという！今の私には、Wifiは手放せない相棒ですね（笑）。
スイセンのようにブレない気持ちを持つ仲さんの原動力とは？
自分的にはブレブレだと思っています。いろいろなことをしたくなる原動力をもう少し抑えたいくらいで、「ちょっと落ち着きなさい」って自分に言いたいくらい（笑）。それでも落ち着けないので、しょうがないと思って自分に自分が付き合っている感じです。「疲れた～」って思っても結局楽しんでる自分がいるから止まらないんですよね。
うちの父親は商売をやっていて毎日「疲れた」って言ってるんですけど、すごく楽しそうに仕事をしているんですよ。「どっちやねん！」って思うけど、それをやってないとダメなんだろうなって思って。それで自分を保っているのは私も同じかもしれません。
思ったことは言葉で伝える！仲里依紗さんの子育て
おしりたんていの絵本以外によく、お子さんに読み聞かせをしていた絵本はありますか？
『えがないえほん』という言葉だけが書いてある絵本があるんですけど、息子がその絵本が大好きでよく読んでいた記憶があります。私が本気で読み聞かせをすると、お腹を抱えて笑っていましたね。
子どもの思春期で意識していることはありますか？
思春期に入り反抗的になったりするのは成長の過程だから仕方がないとわかっていても、こっちも人間だしそんなに冷たくされたら傷つくな～と思うから、私は口に出して言いますね。「なんでそんな態度なの？気持ちもわかるけどさ、ママはお仕事でいない日もあるから今はそれをやめよう。コミュニケーションをちゃんと取ろう」って感じで。どうしたら楽しくなるのか一緒に考えて「じゃあ、何する？」って気分を紛らわせたりもしています。
普段は、「学校どうだった？」って聞いたり、会話をたくさんするようにしていて一緒に過ごせる時間を大事にしたいということを行動と言葉で伝えています。
あとは私の作品など、仕事している姿を見せて応援してもらえるようにしています。ママも頑張ってるから僕も頑張ろうって思ってもらえたらいいなと思っています。
おしりたんていのかつての相棒が登場！まさかのラブロマンスも！？
おしりたんていが、学生時代を共に過ごしたかつての相棒と再会。10年ぶりに姿を現した彼女は、果たして敵なのか？味方なのか？その不適な微笑みの裏側にあるものとは…。
ある事件を境に忽然と姿を消したかつての相棒スイセンから届いたメッセージを辿った先は、おしりたんていが学生時代を過ごした巨大都市、ハッタンタウンだった。スイセンとの再会に戸惑いつつも贋作事件の捜査を進めるおしりたんていは、世界中の美術館を震撼させる巨大な陰謀に巻き込まれていきます。
スイセンが勤めるハッタンタウンのメット―美術館で、絵画が何者かによってニセモノにすり替えられるという事件が発生していました。
すり替えられたニセモノは、なんとスイセンの師であるキンモク先生のものだという――。
巨大な闇の組織の陰謀を暴き、キンモク先生を助けたいというのがスイセンの依頼だったが、10年前とは様子が違う彼女の言動がなんだかにおいます…。
IQ1104の頭脳が事件を解決できるのか、スイセンが考えていることは？おしり史上最大の謎に立ち向かいます！
仲里依紗さんが映画のみどころを紹介
映画が完成したら息子と2人で観に行こうと思っていましたが、旦那さんも誘いたくなるような作品になっているので、みなさんもぜひ家族一緒に楽しんでほしいです。
今回ちょっと、あの“失礼”がすごいんです。今までここまでのおしりくんのパワーを見たことがなかったので、みなさんもぜひ映画館のスクリーンで必殺技の迫力を体感してください（笑）。後はおしりたんていさんの過去やロマンス（？）も見どころで、笑えるけど感動も詰まった素敵なストーリーになっています。
最後までドキドキが止まらない！おしりたんていの過去にも注目のストーリー
おしりたんていが過ごした学生時代や過去にも注目！事件だけではなく、ロマンスの行方も気になるストーリーに最後までドキドキが止まらない！？
おしりたんていの助手であるブラウンが率いる“なんでもかいけつ倶楽部”が、美術館と絵のコンテストをかいとうUから守るべく奮闘する短編『映画おしりたんてい なんでもかいけつ倶楽部 対 かいとうU』も同時上映されるのでお楽しみに♪
『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒（おしり）よ』
3月20日（水・祝）全国ロードショー
原作：トロル
監督：セトウケンジ 脚本：高橋ナツコ 成田 順 音楽：高木 洋
声の出演：三瓶由布子 齋藤彩夏 櫻井孝宏 杉村憲司 池田鉄洋 小西克幸 中村まこと 渡辺いっけい
ゲスト：仲里依紗 津田健次郎 二又一成
キャラクターデザイン・作画監督：真庭秀明 製作担当：末竹 憲 編集：吉田公紀 録音：澤村裕樹 音響効果：中原隆太
美術デザイン：増田竜太郎 美術監督：東 美紀 色彩設計：森 綾 撮影監督：則友邦仁
制作：東映アニメーション 製作：2024「映画おしりたんてい」製作委員会 配給：東映
上映時間：71分
公式ホームページは＞こちら
