山崎賢人が「レベチ!」と称えた大沢たかお、吉川晃司が演じた重量級の一騎打ちは必見!!『キングダム 大将軍の帰還』役者陣たちの熱気と迫力に原作ファンも歓喜!

累計発行部数1億部を突破する原泰久による大人気コミックを実写映画化し、登場人物たちが繰り広げる熱いドラマや迫力のアクションで観客を魅了してきた「キングダム」シリーズ。その最終章となる『キングダム 大将軍の帰還』が、いよいよ7月12日より公開となりました。

子どもたちも憧れる!山崎賢人演じる信が最高にカッコいい

7つの国が争いを続ける中国春秋戦国時代を舞台に、「天下の大将軍になる」という夢を抱く戦災孤児の少年・信(山崎賢人)と、中華統一を目指す若き王、嬴政(えいせい/吉沢亮)の活躍を壮大なスケールで描く本シリーズ。『キングダム』(19)、『キングダム2 遥かなる大地へ』(22)、『キングダム 運命の炎』(23)と1作目から3作連続で興行収入50億円超え、シリーズ累計動員数1000万人を超える大ヒットを記録するなど、夏の映画館をにぎわせています。

4弾となる本作で映し出されるのは、前作で描かれた「馬陽の戦い」のクライマックス。王騎(おうき)将軍(大沢たかお)の元で修行に励んだ信は、前作で100人の兵士を率いる「飛信隊」の隊長となり、夢の第一歩を踏み出しました。「馬陽の戦い」とは、信たちの住む秦国に積年の恨みを持つ隣国、趙(ちょう)が攻め入ってきたことで始まった戦いのこと。そこで敵将を討って見事に武功をあげた信ですが、「飛信隊」の前に趙国の総大将・龐煖(ほうけん/吉川晃司)が現れ、壮絶なバトルに突入する場面から、本作は幕を開けます。

何者でもなかった信が、剣の腕を磨き、仲間と共にどんどん成長していく姿は、人気漫画の王道ストーリーとしてのワクワク感が満載。最新作でも信は、圧倒的な存在である龐煖と対峙し、ボロボロになりながらも、“諦めない力”で戦いに挑み続けます。常にポジティブなオーラを放ち、兵士たちの背中を押していく信。曲者が集った「飛信隊」の面々も「俺らの隊長はすごいぞ!」と信に惹きつけられていくように、がむしゃらで、まっすぐに突き進む彼の姿は、観客の胸も鷲掴みにします。「行くぞ、お前ら!」という信の力強い言葉を耳にしていると、「おー!」とこちらまで拳をあげたくなるような興奮を感じる人も多いことでしょう。

信ならば、「天下の大将軍」という無謀とも思える夢も本当に成し遂げてしまうのではないか。山崎さんが、そう思わせてくれる主人公を並々ならぬ熱量と共に演じ、本シリーズは彼の誇るべき代表作のひとつとなりました。「『キングダム』が好き」と声をかけてくれる人も多いという山崎さんは、「子どもたちが、信が戦う時のポーズをとるとめちゃくちゃ喜んでくれるのも嬉しい」とコメントしています。正義感が強く、自分にも他人にも正直な信だけに、子どもたちが憧れるのも納得。スクリーンを通して、子どもたちが勇気や夢をもらえる映画としてもオススメしたい作品です。

王騎VS龐煖、見逃せない戦いがここにある!迫力のアクションシーンを映画館で

本作の大きな見どころと言えるのが、大沢たかお演じる秦国の大将軍・王騎と、吉川晃司演じる趙国の総大将・龐煖による一騎打ちです。公開されるごとに破格のスケールのアクションでも注目を集めてきた本シリーズですが、この激突はその中でも最高にシビれるシーンとして完成しています。1作目では14kgの増量をしていた大沢さんは、本作でなんと20kgも体重を増やしたそう。一方の吉川さんは、1か月も山にこもってアクション練習に励み、龐煖の哲学や強さの理由まで突き詰めたといいます。

大沢さんは、「吉川さんとお互いにぶつかり合って、体がボロボロになって、最終的に歩けなくなるほどでしたが、総大将の戦いってそういうものだと思うんです」と全身全霊を注いだ戦いを回想していますが、共演者たちも「レベチ」と称えた重量級の戦いは、今年の夏の大きな話題となること必至です。

役者陣の熱気と迫力がスクリーンの隅々まで伝播

本シリーズを牽引し、「信と共に成長をしてきた」と明言している山崎さんは、ニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)においてすばらしい演技を披露した俳優に与えられる賞「The Best from the East Award」を日本人として初めて受賞するなど、世界でも評価を受けています。そのほか本シリーズでは、どのキャストも個性豊かなキャラクターを見事に演じており、原作ファンからも愛される実写化作品となっています。

吉沢亮は、凛とした佇まいと気品をにじませながら、中華統一を目指す若き王・嬴政(えいせい)を演じ、軍師への道を歩み始めた山民族の少女・河了貂(かりょうてん)の生き様を一途な魅力と共に表現した橋本環奈、そしてアクションに定評のある清野菜名は、哀しみの一族とも言われる伝説の暗殺一族のひとりである羌瘣(きょうかい)の人間離れした戦闘能力までを演じ切り、山々の一帯を束ねる王・楊端和(ようたんわ)に扮する長澤まさみは、息を呑むほどの美しさと存在感で、観る者を魅了します。

さらに戦いを静観する李牧(りぼく)を演じる小栗旬、秦国に恨みを抱く万極(まんごく)役の山田裕貴など、人気と実力を兼ね備えた役者が続々と登場する本シリーズ。最新作で初めてお目見えするのが、王騎の過去に深く関わる謎多き武将・摎(きょう)役の新木優子は、六大将軍としての強さ、王騎を慕う可憐さまでも体現するため、馬に乗りながら剣を振るアクションなどもスタントを使わずに自ら挑んでいるとか。大切なものを守るために戦いに臨むキャラクターを、誰もがこだわりと熱気を込めて演じている本作で、日本エンタメ界のトップランナーたちによる名演をたっぷりと堪能できます!

王騎の背中を見ながら大きく成長していく信。本作でも王騎が信にかける言葉は、心に刻みたいものばかり。親世代としても、自分は子どもたちにどのような背中を見せることができるのか、どんな思いを受け継いでほしいかを噛み締める機会になるかもしれません。幅広い世代の魂を揺さぶるような1作となった、『キングダム 大将軍の帰還』。ぜひ映画館でお楽しみください。

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記

『キングダム 大将軍の帰還』

原作:原泰久 監督:佐藤信介 脚本:黒岩勉、原泰久 音楽:やまだ豊
出演:山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、新木優子、吉川晃司、小栗旬、大沢たかお 他

公式ホームページ

文/成田おり枝

©原泰久/集英社 [c]2024映画「キングダム」製作委員会

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