教えてくれたのは、ヘア&メイクアップアーティストのYOSHIKOさん
YOSHIKOさん
SHIMAのスタイリストを経て、現在ヘア&メイクアップアーティストとして活動中。ミュージシャンを中心に広告・雑誌・ライブなどのヘア&メイクを手掛ける。中学生と小学生の女の子二人のママ。
まずは髪全体にオイルをつけてアレンジの準備
髪に何もつけないと、生え際や分け目から浮き毛が立って野暮ったく見える原因に……。自分の髪質に合ったオイルを髪全体になじませてからアレンジするのがおすすめです。
ミディアムヘアの人で写真の量くらいのオイルを一回に使用するのが目安。オイルをつけすぎたり、髪の表面につけると、ベトッとしてしまうので、髪の内側→毛先→生え際の順でつけ、手のひらにあまったオイルで、髪の表面や前髪をなでるようにしてつけます。
ミディアムへアのお悩みは?
「猫っ毛なのでハリとコシがなく、ふわふわした感じになってしまうところが悩みです。最近は鏡を見るたびに白髪を見つけることも多くなってきました。ダウンスタイルのことが多いですが、おしゃれに見える1本結びなどの簡単ヘアアレンジが気になります」(木庭弥生さん)
ミディアム①BIGピン留めただけダウンスタイル
100均やスリーコインズなどに売っている少し大きめのピンを耳上で留めただけのダウンスタイル。ただのダウンスタイルにほどよいニュアンスをつけることができて、おしゃれ感がアップし、顔周りもすっきりして小顔効果も! 少し時間がある時は、ストレートアイロンで髪を整えるとよりおしゃれに見えます。
ミディアム②ねじってクリップ留め
髪を下の方で1本にまとめて根元から毛先に向かってギュギュっとねじります。なるべくしっかりねじったほうがほどけにくくなります。
ねじった髪を頭頂部に向かって持ち上げ、毛先を折り返してクリップ留め。この時、髪の束の真ん中くらいを留めるようにすると崩れにくくなります。髪の量が多い人は、大きめのクリップを選ぶようにしましょう。
ミディアム③大人カジュアルおだんご
耳のちょっと上の高さで1本結び。あまりきっちり結ばず、手ぐしのラインが残るくらいのニュアンスがベスト。ゴムで結んでから、ところどころの毛束を引き出しても◎。
毛先を軽くねじってゴムを隠すように巻きつけ、毛先をゴムに入れ込みます。入れ込むのが難しい場合は、おだんごの形を作ってからまないゴムなどで留めてもOK。
はさむタイプのクリップでおだんごをはさんだり、細めのバレッタをおだんごの斜め上あたりにつけたり、シンプルなヘアアクセをプラスしてもおしゃれ! 入学式などでスーツを着る時や浴衣の時のヘアアレンジにもおすすめです。
ロングヘアのお悩みは?
「毛先などの髪の傷みは気になっていますね。あとは、1年中髪がパサパサした感じに見えるので、オイルなどでケアするよう心がけています。髪が長いこともあって、あまり重たい印象に見えないように、すっきりしたまとめ髪のアレンジが知りたいです」(高橋まりなさん)
ロング①おくれ毛を耳下の長さにカット
肩よりも髪が長い人は、1本結びをした時のおくれ毛も長くなってしまい、ピチッと1本結びのワンパターンになってしまうと思います。なので、おくれ毛部分の髪を一束だけ耳下くらいの長さにカットすると、結んだ時におしゃれなニュアンスをつけることができます。
ロング②太ゴムロープ結び
100均などに売っている太めで結び目のないゴムをずらしながら、何本かで結んでいくとロープのように見えておしゃれ! リボンなどで結ぶよりもずれなくて、簡単に結べるのでおすすめのテクニック。シンプルなコーディネートもこれだけでおしゃれに見えます。
ロング③くねくね1本三つ編み
下のほうで三つ編みをしただけの簡単アレンジ。毛束を3本に分ける時、1本の毛束をあえて少なめにとって毛先まで三つ編みをしてゴムで結びます。結び目を少しずつほぐすとグッとおしゃれに。ゴムを隠すように髪を巻き付けたり、カラーゴムをアクセントにつけてもかわいい。
簡単&時短なヘアアレンジを実践!
がんばってる感は出したくないけど、ただおろすだけ&1本結びだと、生活感があふれ出てしまうアラフォーヘアアレンジ。目立たないけど地味過ぎない、YOSHIKOさんならではのちょうどいいテクニックが満載でしたね。バタバタの朝にサッとできるヘアアレンジを習得して、明日からもママおしゃれを楽しみましょう♪
YOSHIKOさんが教えてくれたエイジングヘアのお悩み対策はこちら
撮影/黒石あみ(小学館) 構成・文/本間綾