どんな「わけ」があるの?
観察したら普通のしたじきにはありえないものが…
実際に「わけありしたじき」を手にしてみました。

フォーマットが2種類、2分割という半分が透明で半分が不透明になっているものと、4分割という交互に透明・不透明が並んでいるものがありました。カラーはどちらも4色あります。
その表面を触ってみると、片面に違和感が…。したじきは紙を乗せる部分を平らにして、ノートなどに文字を書きやすくするためのアイテムのはずなのですが…?

「わけありしたじき」の片面は一般的なしたじき同様平らになっていますが、裏面を見てみると不透明部分が少し盛り上がっていて、透明部分との間に段差があります。どうやらこの段差が「わけ」のようです。
1つ目の使いやすい「わけ」とは?
分けて書いたほうがわかりやすい勉強がある
ノートの取り方を工夫をするとわかりやすくなる場合があります。例えば算数のノートを大きく左右に分けて、左側に問題文、右側を解答欄とすると、どのような問題をどのように解いたのかがわかりやすくなります。

でも、なかなか思い通りの罫線があるノートを探すのは大変です。
またこれは筆者の経験ですが、定規などで線を引いていく時、罫線の最上段と最下段にあるドットを繋ぐように引いて使っていたのですが、数え間違えて位置がずれてしまい、結果的に線が斜めになってやり直すという失敗を数え切れないほどしました。
ノートをどのページも同じ位置で分けられる
「わけありしたじき」の片面は透明部分と不透明部分の境目に段差がありました。

その段差は「段差ガイド」と呼ばれ、まっすぐの線を引くためのものなのです。

段差ガイドは、2分割のタイプでは下敷きの中央に、

4分割のタイプでは中央と左右の1/4と3/4の位置に線が引けるように付けられています。
つまり、線を引きたいページのすぐ下に「わけありしたじき」を入れて、段差に沿って線を引くだけでどのページにも同じ位置に線を引くことができるのです。
ちょっとしたコツ
筆者は何度も線を引く練習をしてみましたが、スタート地点を見つけることがなかなか難しいと感じました。慣れるまでは下敷きの上部を少しノートの外に出して、段差ガイドの位置に見当をつけてから鉛筆を当てるときれいに線が引けました
4分割タイプは真ん中以外に線を引いても使いやすい

4分割タイプは3カ所に線を引くことができます。その時、3本すべてに線を引かなくても、例えば左側1/4だけに線を引いて見出しをそこに書き、残り3/4に内容を書き入れるというのも一つのノート術です。
普通に使う時には段差ガイドのない面を!
もちろん、線を引かない時には段差ガイドがない面を上にして使います。片面は平らに作られているので、筆記に影響を与えません。
2つ目の使いやすい「わけ」は?
暗記の定番、「色付きシート」を使わなくてOK
暗記をするときによく使われるのは、オレンジやピンクのペンで書いて、赤く透けているシートをかぶせる方法ではないでしょうか?筆者も学生時代に使っていましたし、今でも文具店でアイテムを見かける、まさに「ド定番」の勉強法だと思います。ですがこの方法、赤いシートをずっとみることになるので目が疲れるのですよね。
でも「わけありしたじき」を使うと色付きシートを使わなくても暗記の勉強ができるのです。
どうやって勉強するの?

上の画像のように、都道府県の読み仮名と漢字をノートに記入します。

まずは読み方を覚えるとします。下敷きの不透明な部分を読み仮名にかぶせます。すると、覚えたい部分を隠せるのです。色を変えたり、マーカーペンで文字を塗る必要がなく、スムーズに読み仮名の暗記ができます。

反対に漢字を覚える場合には下敷きを180度クルリと回して漢字表記の列を隠せばすぐに暗記勉強モードにすることができます。
同じことはもちろん、2分割のしたじきでもすることができます。
「わけありしたじき」の「わけ」とは?
「わけあり」と名付けたのは、使いやすい「わけ」があるのと、ノートを線で「わけ」ることができるダブルミーニングなのでしょう。
線で分割をすることによって有効なノート術は意外と多いものです。「わけありしたじき」を使ってお子さんの使いやすいフォーマットを見つけてみてくださいね!
商品ラインナップ
「わけありしたじき」2分割・4分割
本体サイズ:H250×W180×D0.8mm ※セミB5サイズ(一般的な学習帳のサイズ)のノートに合う大きさ。
カラー:ブルー・ミント・パープル・ホワイト
価格:506円(税込)
文・構成/ふじいなおみ