話題の駅弁はこれ!「牛肉どまん中」「喜作辨當」「JR貨物コンテナ弁当」食べたことあるのは? 人気のお取り寄せも紹介【4月10日は駅弁の日】

4月10日は駅弁の日です。地域色豊かな駅弁は旅の醍醐味であり、日本の食文化の象徴でもあります。この記事では駅弁の由来や歴史、日本各地のおすすめ駅弁情報を大公開。なかなか遠出ができないという方にも、人気のお取り寄せ駅弁を紹介します。この機会に駅弁の魅力を再発見してみましょう。

4月10日は駅弁の日!

旅のお供として、また地域の味覚を楽しむ文化として多くの人に愛される駅弁。4月10日「駅弁の日」を記念して、駅弁についてくわしく紹介します。

由来と意義

「駅弁の日」は、「べんとう」の「弁」に「4」と「十」が含まれることにちなんで4月10日と制定されました。

4月は行楽シーズンでもあることから、あらためて駅弁のおいしさや、進化し続ける魅力を多くの人に知ってもらうことを目的としています。駅弁の日には、JR各社を中心に記念駅弁の限定販売などのイベントも行われています。

駅弁の発祥はいつどこで?

駅弁の発祥はいつどこで?
駅弁の発祥はいつどこで?

「駅弁発祥の地」にはいくつかの説がありますが、その中でも有力とされているのは栃木県の宇都宮駅です。1885年(明治18年)7月16日、宇都宮駅開業の際に「おにぎり2個、たくあん2切れ」を竹の皮に包んだシンプルな弁当を発売したのが始まりといわれています。また同時期には全国的に鉄道の開業が相次ぎ、さらに旅客の増加も相まって各地域の名物を活かした多彩な駅弁が発展したと考えられています。

駅弁と観光の関係

駅弁は旅行や観光をさらに楽しくする要素のひとつとして親しまれ、今では駅弁目当ての旅行や途中下車など、観光とは切っても切り離せない関係にあります。観光客にとっては移動中の限られた時間でその土地の名物料理を味わうことができ、さらに駅弁のパッケージや掛け紙もその土地の風景や文化を反映したものが多く、旅の記念品としても魅力的です。各地の特色を生かした個性豊かな駅弁は、地元の生産者や地域経済の発展にも大きく寄与しており、食文化の継承や地域の活性化にもつながっています。

駅弁を購入するときに重視するのは?

駅弁を購入するときに重視するのは?
駅弁を購入するときに重視するのは?

みなさんが駅弁を購入する際に重視しているものは何でしょうか?

アンケートによると、最も重視する点として「価格」はもちろん、「おいしそうな盛り付け」「地元の名物・特産を材料に使っている」「こだわりの素材など」が上位を占めており、各駅弁の個性や地域の特色を楽しまれていることがうかがえます。また少数ながら駅弁ならではのポイントとして「容器を再利用」という回答もあり、駅弁というパッケージ全体の魅力を物語っています。

参考:駅弁に関するアンケート|資料JP

各地で人気の駅弁を一挙紹介!

定番品からいま話題の駅弁まで、一度は味わいたい駅弁を写真と共に紹介します。

【米沢】牛肉どまん中


山形県産のブランド米「どまんなか」に、牛肉煮と牛そぼろをたっぷり乗せたお弁当。甘辛い特製タレで味付けされた牛肉はまさに絶品、もちろん冷めてもおいしい人気の品です。

【松本】大糸線の旅

大糸線沿線・松川村は「男性長寿日本一の村」。そこで健康・長寿をテーマに大糸線沿線の食材を使用し、天然だしや無添加にこだわった身体にやさしい駅弁が作られています。数量限定、松本駅のみで販売されており「幻の駅弁」とも呼ばれる逸品です。

参考:駅弁・お好み弁当|大正9年創業 弁当・信州そばイイダヤ軒

【東京】チキン弁当

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昭和39年に発売されて以来のベストセラー。トマト風味ライス&から揚げという、シンプルながら飽きのこない組み合わせで幅広い世代から支持を得ています。彩りも良く子どもにも大人気。

【大館】おおだて鶏めし

東北・奥羽本線を代表する鶏めし弁当。名物の鶏めしを中心に、比内地鶏やいぶりがっこなど大館(おおだて)自慢の食材を盛り込んだロングセラー。昭和22年の発売から70年以上、さまざまなこだわりをもって変わらぬ味を守り続けています。

【高崎】月見の釜めし


「峠の釜めし」で有名な荻野屋の新作駅弁。人気の釜めしにきのこやなすびなどの具材を取り入れ、中央には月をイメージした自家製べっこう玉子をのせました。出会えるチャンスは限られているので、気になる方は要チェックです。

【長岡】越後長岡喜作辨當


長岡池田屋の神楽南蛮とりだんごをメインに、地元食材店の人気おかず&笹だんごを詰め込んだお弁当。お米はもちろん長岡産コシヒカリ、レトロなパッケージと掛け紙も好評の、思い出に残る駅弁です。

【茨城】常陸牛 牛べん

黒毛和牛を使用したすき焼き風味のお弁当。ぎっしり敷き詰められた牛肉は、お肉自体の味とほのかな甘みでご飯との相性も最高。付け合わせの煮卵や湯葉の高野豆腐巻きは、あっさりした旨みで常陸牛を引き立てます。

参考:お弁当・仕出し|北のしまだ

お取り寄せできる人気の駅弁を紹介

なかなか旅行に行けない方もご安心ください、全国各地の人気駅弁がお取り寄せで手軽に楽しめます。さまざまな地域の名物を家族で食べ比べてみるのも面白いかもしれません。

【鳥取県】ゲゲゲの鬼太郎丼

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鳥取牛をふんだんに使い、「目玉のおやじ」をイメージした竹輪おかずが印象的な駅弁。食べた後も使える有田焼のお椀は不定期的にイラストが変わり、ファンにもうれしい逸品です。

参考:アベ鳥取堂|ゲゲゲの鬼太郎丼(第12弾)

【富山県】ぶりのすし

「ますのすし」で有名な源(みなもと)の、もうひとつの名物駅弁。脂ののったブリと歯ごたえの良いかぶらが絶妙なハーモニーを奏でます。付属のプラスチックナイフで切り分けて食べる楽しみも。

参考:源|ぶりのすし

【鹿児島県】厚切り黒豚角煮弁当

鹿児島県産黒豚をじっくり肉込んだ柔らかい角煮を、とりめしの上にぎっしりと。九州を堪能できる、甘辛くガッツリとしたボリューム系の駅弁です。

【北海道】かなやのかにめし

 

「かにめし」といってもカニをご飯にのせただけではありません。カニを炒って香ばしさを出すなど、昭和25年の発売以来、さまざまな工夫を重ねた長万部駅の名物駅弁です。

【京都】JR貨物コンテナ弁当 京都の鶏めし編

JRコンテナを模したお弁当箱で話題の駅弁です。中身は京都をイメージして、ジューシーなお揚げののった炊き込みご飯に柔らかな鶏肉、さらには京都有名店の黒七味も添えた、おいしく楽しいお弁当です。

参考:淡路屋|JR貨物コンテナ弁当 京都の鶏めし編

駅弁の日には地域のおいしい駅弁を楽しもう

この記事では単なる食事にとどまらず、旅の思い出を彩る多種多様な駅弁を紹介しました。

駅弁にはその土地ならではの食材や調理法が凝縮されており、まさに「地域の文化」と呼べるものも数多くあります。4月10日の駅弁の日にはぜひ日本各地の駅弁に触れて、豊かな食文化に思いをはせてみませんか。

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文・構成/HugKum編集部

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