「自宅でパニーニ」フライパンで作れる! ロールパンや食パンでも作れる! 子育て家庭向けのアレンジレシピ【8月22日はパニーニの日】

8月22日はパニーニの日です。そこでこの記事では、自宅で手軽にパニーニを楽しむために、ホットサンドメーカーやフライパンで作れるパニーニ風レシピを見ていきます。食パンや、ロールパンを使った代用術も掲載。子どもが喜ぶ人気の具材や、お弁当への活用法まで、家族みんなが楽しめるパニーニの楽しみ方をご覧ください。 

忙しい日でも、家にあるパンと身近な材料でパニーニを作れたら、手軽にイタリアン料理が楽しめますよね。専用の機材がなくても、ホットサンドメーカーや、フライパンで香ばしく仕上げる工夫があります。子どもの食べやすさを考えた具材選びや、朝食・おやつ・お弁当への展開も楽しめるレシピです。

子育て家庭ならではのパニーニの作り方を、お楽しみください。 

パニーニとは? 特徴と基本をチェック 

イタリア発祥のパニーニについて、どんな特徴があるのかまとめました。ホットサンドとの違いにも触れながら、パニーニならではの魅力をあらためて整理してみましょう。 

パニーニの特徴 

「パニーニ(Panini)」は、 イタリア語で、「パニーノ(Panino)」の複数形です。「パニーノ」とは、もともと「小さなパン」や「ロールパン」を指しますが、現在では具材を挟んだ、温かいサンドイッチの意味で使われることが一般的です。  

ハムやチーズ、野菜などを挟み、プレスして焼くのが一般的です。専用のパニーニグリルで焼くことで、表面に焼き目が付き、外はカリッと、中はふんわりと仕上がります。 

パニーニに使うパンの種類 

イタリアではチャバタという、表面がパリッとしていて中がふんわりしたパンを使います。 

チャバタは、生地にオリーブオイルが練り込まれており、焼き上げるとほんのりとした香りと、表面のパリッとした食感が楽しめます。中は気泡が多く、しっとりとやわらかいのが魅力です。 

パニーニの具材例|イタリアンから家庭向けまで 

パニーニの中に入れる具材の種類は豊富で、モッツァレラ、バジル、トマト、生ハムなどのイタリア食材をはじめ、ツナ、卵やハム、ポテトサラダや、チキンなど、家庭でアレンジしやすい具材も多く見られます。 お好きなお惣菜にチーズを加えて焼けば、オリジナルパニーニの出来上がりです。

ホットサンドに比べて、具材重視の傾向があるパニーニ。お好みに合わせて、具材を選ぶ楽しみは格別ですね。 

パニーニの人気具材と子ども向けアレンジ例 

パニーニをお家で作る際のポイントをまとめます。どうしたら、手軽に作れるのか、ヒントを探しましょう。 

パニーニに合うパンの選び方と代用例 

パニーニに使うパンは、もっちりとした食感や、表面がややハードな特徴があります。 

ただし、使うパンに決まりはありません。家庭で手に入りやすい種類でも、十分においしく仕上がりますよ。 

皮の硬さが好きな方は、ソフトなフランスパンやイングリッシュマフィン、柔らかさが好きな方はロールパンやコッペパンで作ってみてはいかがでしょうか? いずれも中身を挟みやすく、子どもでも噛みやすい適度な硬さがあるため、家庭向けのアレンジにおすすめです。 

子どもに人気のパニーニ具材|ツナ・チーズ・トマト 

子どもに人気の組み合わせとしては、ツナとコーン、スライスチーズとトマトが定番です。鶏そぼろとマヨネーズなども、意外な組み合わせで、おいしいですよ。 

加熱するときに具材の水分がパンに染みないよう、レタスなどを間に挟むと、パンのべたつきを防げます。 

おやつにぴったり! 甘いパニーニのアイデア 

食事だけでなく、おやつにぴったりな甘い系のパニーニも見ておきましょう。例えば、バナナとピーナッツバター、クリームチーズとマーマレードの組み合わせは、食べやすく親しみのある味です。 

あんこや、さつまいもペースト、きなこを使った和風アレンジも、幅広い年齢のお子さんに好まれます。

道具がなくても大丈夫! 身近なもので作るパニーニレシピ

日本では「ホットサンドの親戚」として定着しつつある、パニーニ。専用のパニーニメーカーがなくても、ホットサンドメーカーや、あるいはフライパンを使えば、手軽に作ることができます。

ここからは、具体的な作り方を見ていきましょう。 

食パンで簡単! チャバタ風パニーニ|ホットサンドメーカーでの作り方 

専用のプレス機(パニーニグリル)で焼く、本来のパニーニは、「押し焼き」スタイルに特徴があります。その代用として手軽なのは、ホットサンドメーカーです。 

本来パニーニを焼く際は、ホットサンドのようにパンで密封するのではなく、全体を軽く押さえながら焼き目をつけます。これをイメージしながら、お使いの器具によって近い形になるように工夫してみてください。外はパリッ、中はジューシーに仕上げるように、心がけましょう。 

・材料 

(2人分) 

食パン(6枚切り) 4枚 
オリーブオイル 小さじ2 
モッツァレラチーズ(スライス) 2枚 
トマト(輪切り) 4枚 
ハム 2枚 
バジルの葉 数枚 

・作り方 

 【1】食パンの耳を落とし、片面にオリーブオイルを薄く塗ります。

パンの外側に少量のオリーブオイルを塗ると焼き色がつきやすくなります。ホットサンドとは違う、パニーニらしい風味がアップするポイントです。 ぜひ、お試しください。

【2】オイルを塗っていない面を内側にして、ハム、モッツァレラチーズ、トマト、バジルの順に重ねます。 

【3】もう1枚のパンではさみ、ホットサンドメーカーにセットします。 

【4】予熱したホットサンドメーカーで中火〜弱火でじっくり3〜4分ずつ焼きます。パンの表面に焼き目がつき、チーズがとろけてきたらOK。 

焼く前にホットサンドメーカーを予熱しておくと、きれいな焼き目がつきますよ。 

仕上がりを確認するときは、お子さんと一緒に開けるとワクワク感が楽しめますね。 

【5】食べやすい大きさに切り分けて完成です。 

フライパンで焼くロールパンのパニーニ

パニーニの最大の魅力は、焼き目のついた香ばしい表面です。フライパンで焼くときにしっかりとした焼き目がつくと、パリッとした食感が生まれます。 

身近なロールパンを使って、外はパリッと香ばしく作る工程を見ていきましょう。 

・材料 

(2人分) 

ロールパン 2個 
ベーコン(薄切り) 2枚 
スライスチーズ 2枚 
トマト(薄切り) 4枚 
レタス 2枚
オリーブオイル 小さじ1 
お好みでマヨネーズ 少量 

爪楊枝 6~8本

・作り方 

【1】トースターや、グリルを使い、ベーコンをこんがりと焼きます。

【2】ロールパンを横半分にスライスし、上下に分けます。 内側に薄くマヨネーズを塗り、【1】のベーコン、チーズ、トマト、レタスの順にのせて挟みます。 爪楊枝を刺して、固定します。

ここで粒マスタード(分量外)を加えると、大人向けの味になりますよ。 

【3】爪楊枝を刺して、上下を固定します。

 【4】フライパンを中火で熱し、オリーブオイルを温めます。 バターではなくオリーブオイルを使うことで、イタリアンらしい香りと風味が引き立ちます。

パンをのせて菜箸などで軽く押さえながら、両面に焼き目がつくまで各面2分ほど焼きます。 

爪楊枝を避けながら、押し焼きにすることで圧力が加わり、専用のグリルに近い仕上がりになります。 

【5】 パニーニは、焼くことで具材同士がなじみ、チーズがとろけてパンと一体化する特徴があります。フライパンでじっくり加熱することで、チーズが溶け、具材の旨みがパンに染み込みます。  

表面がこんがり焼け、中のチーズが溶けてきたら完成です。火からおろし、少し冷ましてから食べやすく切って、お召し上がりください。 

お家で子どもと作るパニーニ 

毎日のごはんやおやつが楽しくなる、食材をみていきましょう。 

子どもに向いたパニーニってどんなもの? 

家庭でパニーニを作るときは、子どもが無理なく食べられる工夫が大切ですね。 例えば、噛み切りやすいパンを選んだり、具材を小さく切って口当たりをよくしたりすることが挙げられます。 

特に小さなお子さんの場合、やわらかいパンや、水分を含んだしっとりとした具にすると、食事がスムーズに進みます。 

アレルギーに応じた食材選び 

食物アレルギーを持つお子さんにも楽しんでもらうために、代替食材を使うなら、どんなものが挙げられるでしょうか? 

小麦アレルギーのある場合は、米粉のパンを活用する方法があります。最近では、スーパーでも手に入りやすくなりましたよね。 

卵や乳製品にアレルギーがある場合は、ツナや蒸し鶏、マッシュポテトなどを使うと味わいの幅が広がります。豆乳マヨネーズやアボカドペーストも、乳製品の代替として便利です。 

作り置きやお弁当にも! 冷めてもおいしい工夫 

作りたてだけでなく、時間が経ってもおいしく食べられる工夫ができれば、忙しい日の味方になります。 

再加熱のコツ 

作り置きした場合の再加熱は、トースターがおすすめです。電子レンジだけだとベチャッとしがちなので、軽くトーストすることで表面のサクサク感が戻ります。 

お弁当に入れるときのポイント 

お弁当に詰める場合は、カットした断面がきれいに見えるように配置すると食欲がわきます。ピックでとめてあげると持ちやすく、見た目にも楽しくなりますよ。 

具材はできるだけ汁気の少ないものを選び、パンが水分を吸わないようにしましょう。 

みんなで作って、もっと楽しく! 家庭で広がるパニーニの魅力 

家庭でのパニーニ作りは、道具がなくても工夫しだいで手軽に楽しめて、保存やアレンジの幅も広がります。 

子どもが食べやすい素材を選んで、一緒に調理を楽しむことは食育にもつながります。ぜひ親子でいろいろな組み合わせを試してみてください。 

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン) 

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